diaries blog | QUODDY(クオディ)| Sport Penny

※6/9(水)・6/10(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「むち打ち治療の日」だそうです。

むち打ちっていうか、ストレートネックが怖いですね。

枕が全然合わない。。。西川の枕使ってるのにだぜ!?

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】QUODDY(クオディ)

【アイテム】Sport Penny

【価格】¥41,800-

【コメント】

やっと届いたーーーーー!

そしてまたDIARIESに、新しく革靴が仲間入りしました!!!

個人的には20年の付き合いになりますが、意外と全然知られてなくて、これは説明しがいがあります!

それでは、初めての取り扱いになるので、まずはブランド説明からどうぞ。

Quoddyは1947年、メイン州ポートランドにてJackとAnne Spiegelにより設立された、アメリカの老舗モカシンメーカーです。

1980年代には財政危機によりブランドが消失しそうになりますが、Kevin Shoreyにより1998年に復活を遂げます。

Kevinは、工場をメイン州ルイストンにある1876年に建てられた繊維工場の跡地に移し、

木製のベンチにまたがり手作業で革を切るなどの、1940年代から変わらぬ製法をそのまま続けています。


というブランド。

 

そんな老舗モカシンメーカーにオーダーしたのが今回のローファー。

でもDIARIESで取り扱ってるローファーって、ノルウェーのオーランドスコーンがあったじゃない?

と、そこまで分かっていただける方はDIARIES通。ありがとうございます。

 

まさに、そのオーランドスコーンがきっかけになり、クオディにローファーを頼んでみようと思ったわけです。

 

というのはですね、世界で一番最初に「ローファー」という靴を作ったのは、オーランドスコーンと言われています。(Wikipediaにも書いてあった。)

ですが、オーランドスコーン自身が「どのようにしてローファーを思いついたか?」を調べてみると、

なんと、「アメリカの先住民(ネイティブアメリカン)が履いているモカシンシューズ」を元にして作られたそうなんです。

 

ということは?

そもそもの元になったモカシンを作っているアメリカのメーカーが、ローファーを作ったらどういうことになるんだろう!?!?!?

という知的好奇心が頭をムクムクと擡げ、今回のオーダーに至ったわけです。

 

ここでまたDIARIESで取り扱っているモカシンといったらラッセルモカシンがあるじゃん?と思われそうですが、

そもそも当店ではRussell Moccasinはダブルヴァンプかトリプルヴァンプしか頼まないという

しょうもないコダワリwがありまして、ローファーでヴァンプ作っちゃうと、

ボリューム出すぎちゃうし重くなるし脱げやすくなるし・・・ぶっちゃけ高くね?というデメリットばかり浮かんできてしまいました。

 

そこで、また自分を引き出しを整理すると、こちらのモカシンが出てきたんですね。

これはちょうど20年前に買ったクオディのデッキシューズ。

物持ちが良いのではありません。良い物は持つんです。

これはホントによく履いた。

履いて履いて飲まれて飲んで履き潰れてしまうまで履いて、それでも尚この表情。

素晴らしいじゃないか。

 

そんなガチンコモカシンメーカーが作ったローファーがコチラ。

アメリカのローファーって感じで良い!!!!!

ちなみにアメリカのローファーって、どの辺の事を言うのかというと?

ビーフロール!

革が重なってチューシューを作る時にヒモで巻いたみたいになってる部分あるでしょ?

このディテールを「ビーフロール」というんです。俺の場合はチャーシューだけど。ピッグロールでも可(不可)。

 

そしてこれがモカ縫い。

モカ縫いで作られた靴がモカシンシューズね。

でもモカシンてそもそも何?

 

モカシンというのは、ネイティブアメリカンが履いていた靴のことを指します。

足裏を革で包み、上から革で甲の部分にフタをするんですね。その時に下の革と上の革をつまんで縫う。これがモカ縫い。

(Uチップとどう違うの?と思った方は、店頭で聞いてもらうしかないかな?)

 

それで、モカシンの良いところっていうのは、「屈曲性に優れている」ということなんです。

縫い目が柔らかくて曲がりやすいんですね。

まあ、モカシンてのは、だいたいが柔らかい革(鹿革とか)を使うもんなんですけどね!

ちなみに今回は、HORWEEN(ホーウィン)社の「クロムエクセルレザー」にしてます!!!

ちょっと芸が無いかな・・・と思ったんですが、やはりクロムエクセルは最強です!便利!

とにかくタフだし良い味出るし、ガシガシ履くこと考えると、どうしてもコレになっちゃう。

 

そうなんです。雨の日も風の日もとにかく履くことを考えてオーダーしました。

となれば、そりゃもうビブラムソールですよ。

いかついソールパターンが、ガッチリと地面をグリップしてくれます!

 

またクオディの歩きやすさのポイントとして、独自のインソールが挙げられます。

モカシンて簡素な靴なので、基本的にはペッタンコシューズですよね?ローファーもそう。

でもクオディはインソールでアーチサポートを付けてくれます。

それは20年前も同じ。

20年間履いていても、このアーチがヘタレないからすごい。良い靴でしょ?

 

そうそう!あとこのヒールのデザインも良いんですよ!

基本的にモカシンのカカトはこうなります。

ちなみにQuoddyのTrue Loafer(真のローファー)というモデルも、このようなヒールにつまんで縫ったヒールになってるのですが、

DIARIESがセレクトしたSport Pennyは、ガバっとヒールを覆ってくれてるんですね。

僕はこれを見た時、1940年代のUSネイビーサービスシューズを思い出しました。

こちらも私物。5,6年前かな?DIARIESにデッドストックで入荷してきたやつです。

当時、「これは取っておいた方がいいな。」と直感で思って、個人的にデッドストックにしてるやつ。

この革底、減らせない・・・・・

ライナーも布だしね。古いでしょ?

そして、この時代のサービスシューズが、似たようなヒールになってるんです。

ちなみに普通の革靴は片耳倒しとでもいうのかな?

だからクオディも1940年代に生まれていることを考えると、このヒールの仕様がいいな~と思って。

というわけで履いてみました。

Cardigan/S.N.S. Herning (TENSOR cardigan) ¥27,500-

T-shirt/comm.arch. (Double layered S/S tee) ¥13,200-

Pants/Perfection (Easy trousers) ¥20,900-

これね~~~!色合いがメチャクチャ気に入ってます!!!

細身の9,5分丈パンツに素足でローファー。太いパンツが流行ってますけど、なんだかんだでいいもんですよ!

アメリカ物なので、幅はせまめ甲は低め。

US8=UK7H=EU41HでEウィズの私で、クオディはサイズ9をユルめに履くことになりそうです。

参考までにどうぞ。

みなさんも、20年くらいは履いてくださいねーーー!

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。