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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「サク山チョコ次郎の日」だそうです。
これね
ちなみにサク山ちゃん、茨城生まれですからね。筑西市の正栄デリシィ。
チョコクッキーというジャンルでは、鉄壁のアルフォートを抜く美味さではないかと思うんだが、地元バイアスか?
(鉄壁のアルフォートって、アニメのタイトルみたいw)
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】Type130 Tapered -dip woad dye-
【価格】¥71,500‐
【コメント】
もうなかなか作られないということで、小物の入荷が続いておりましたが、もちろんウェアの方の入荷も忘れてませんよ!
というか、ウェアの方もどんどん生産が難しくなってきており、やっぱりこの辺りも相変わらず生産が不安定なのでございます。
というわけで、前回の入荷が2021年の8月だったので、およそ1年半ぶりに入荷してきたWOAD(ウォード)染め!!!
その前も1年半ぶりだったのですが、1年半のサイクルは定期的と言えるのか?
基本的にファッション業界はS/S(春夏)とA/W(秋冬)の年2回なので、3シーズンに1回の入荷というのは、普通にレアと呼べる状態。
例えば革靴でも、1年半待ちと言われたら萎えるでしょ?
でもこれくらいのペースが、これからの時代にはスローでいいのかもしれないと思いつつ、
お客様が欲しい時に用意できないもどかしさも、お店としてはあります。
しかしそこは僕のコントロールを外れてますので、いつも当店のブログやオンラインやインスタをチェックしてくれてる方に渡って欲しいなと願うしかありません。
それでは改めまして、WOADのご紹介をいたします。
久々の登場なので、まずは染料の説明からどうぞ。
テンダーのWoad染めは、今は殆ど行われていない古いインディゴの染め方を踏襲したもの。
ウイリアムはインディゴ染めの歴史を紐解いていくうちに、この染料に辿りつきました。
WOAD(日本語でホソバタイセイ)という天然の染料。
この染め方は、すでにイギリスからは姿を消しており、ヨーロッパでは南フランスに唯一残るのみ。
もともと天然のインディゴというものは色が染まりにくく、
1度ではなかなか染まらないため、このハンドディップは5~7回程繰り返されます。
実はこのホソバタイセイを使ったインディゴ染めは、石器時代から続く青色の染色方法。
フランス南西部は、天候に恵まれ暖かく、ホソバタイセイの栽培に適した土壌であることから根付いたものと考えられています。
さらにホソバタイセイは、フランス革命後に皇帝・ナポレオンボナパルトに国旗の色としても指定されました。
しかしヨーロッパの植民地から次第に安い綿が届くようになり、次第にウォードダイは姿を消していきます。
(※このアメリカから届く生地は、フランス・ニームに最初に届き、
それはserge de nimes(ニームのサージ素材)と呼ばれ、de nimes=denimの語源となりました。)
またイギリスでは、ホソバタイセイを染料にするために発酵させると、ものすごい悪臭が漂うため、
1900年代初頭に禁止されたほどの逸話を持っています。
というような染料なのですが、お客様に一言で説明する時は「古代インディゴ」と呼んでます。
古より伝わる青色の染めという意味で。
ただこの染めは非常に難しい技術を擁するらしく、昔は染めが安定しなくてね~。
なにせ天候・気温・湿度・気圧などなど、自然界の様々な要素に影響を受けますからね。
下が私物ので、上のやつが今回届いたもの。
私物の方は色落ちしたのではなく、最初からこんなもんでした。
なので、今回届いてるやつはかなり染めが濃くて上手なやつだと思います。
ちょっと接客するだけで、私の指も真っ青に!wwwww
触れる者皆青くする、恐るべきジーンズです!Paint it Blue!
このウォード染めは、合成インディゴの上に天然インディゴで後染めしているわけですが、
当時はそんなクレイジーなことする人、ウイリアム以外にいなかったと思うんです。
その圧倒的オリジナリティは、10年以上経った今でも健在です。
なので流行が過ぎちゃっても、取り扱いは辞めたくないですね!
ちなみに色落ちに関しては、筆舌に尽くしがたいと申しますか、
Don’t think! Feel!!!(考えるな!感じろ!)という代物なので、ブログでの解説は割愛。
長く履いた者にしか分からないTENDER Co.のWOAD DYED DENIMを、是非ともお試しください。
既にサイズは2しか残っておりませんが、他のサイズをご希望の方は、一応聞いてください。
それではまた。お店で会いましょう。