diaries blog | TENDER Co.(テンダー)| Wire Buckle Oak Bark Leather Belt

※3/1(水)・3/2(木)は休店日です。(展示会シーズンは休みが増えます)

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

APPLETREES ORDER FAIR

日時:3/10(fri)~3/12(sun) 12:00~18:30

※オーダーの際、デポジットとして1万円(1着につき)をお預かりいたします。


自分が着古したシャツを持っていくと、新しいシャツを買う際に30%オフとして下取りをする。

そして買い取った着古されたシャツは、古着として販売する。(本国のみのサービス)

これはスウェーデンにある、アップルトゥリーズの販売方法です。

いまでこそサステナブルやSDGsと声高に叫ばれていますが、その言葉が巷に溢れる前から、

彼らが当たり前のように行っていたやり方。

素材・縫製・デザインなどをこだわり抜いて作れば、そもそも世の中にとって有意義であるという自信が、見え隠れします。

手にした時の高揚感、そして着古してもなおカッコいい、そんなシャツです。

今回のイベントでは、シャツ以外のジャケットやパンツ、そして単色だけでなくストライプもご覧いただけます。

1着からのオーダーが可能なので、様々なサンプルを見て、自分なりの最高の1着を作り上げて下さい。


というわけで、早速イベントに関する問い合わせもいただいております!

勝負は再来週!予定を空けといてください~!!!

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「富士山の日」だそうです。

富士山?フジ??フジロック!?!?!?

SNSのタイムラインがレッチリで埋まっててムカつくので、これでも貼っとこ

みんな騙されますように

 

まあ~でもなんだね、今年はフジロック行こうかなと思ってます。

正直パーっとやる気分じゃないけど、しっぽりとみんなでハイスタ聴くのもいいかなってね。

 

人生は短い。会いたい人に会って、欲しい物買って、食べたい物を食べよう。できる内にね!

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】TENDER Co.(テンダー)

【アイテム】Wire Buckle Oak Bark Leather Belt

【価格】¥33,000-

【コメント】

このベルトを紹介するのも最後になってしまうかもしれない。

こんなシンプルに見えて、素材の調達から作成に至るまで、実は途方もない手間がかかっているベルトなんです。

この10年、TENDER Co.の取り扱いを続けてきて、それなりに多くの方にジーンズは行き届いていると思いますが、

それに比べてベルトは10分の1、いや50分の1くらいでしょうか?

はっきり言うと、あまりのニーズの無さと、それに比べて手間がかかりすぎてしまうため、当分の間作らなくなってしまいます。

しかとご覧ください。

どうぞ。

TENDERが使うレザーと言えば?もはやおなじみ「Oak Bark Leather(オークバークレザー)」

オーク材の樹液でなめされています。

またその製法は、イギリスの歴史が始まったローマ帝国支配の当時(西暦50年)とほぼ同じ製法とのこと。

またそのタンナーは、1000年も続いているそうです。

オーク材なめしはなんと18ヶ月かかりますが、その革がゆっくりと熟していく時間が、化学物質を使った現代の手法よりも、完成度の高い物を作ります。

この18カ月も!というのが誇りなので、レザーにもスタンプで表記してありますね。

またこのタンナーの革は、なんとあの「JOHN LOBB」(ジョン・ロブ)が、自分達の靴の底革に使用しているというから驚きです!

底革というのは、履けば履くほど自分の足型に馴染んでくる革。

だから当然ベルトにしてもその人の体に合わせて馴染んでいくと、デザイナーのウイリアム考えたんでしょう。

 

お次はバックル。

ブラスをロストワックスキャストで仕上げたバックルですが、原型は熟練のジュエリー職人が手掛けています。

ロストワックスキャストとは、現代のシルバージュエリーなんかも殆どがこの技法で作られていて、ワックス=ロウのようなものを彫っていき、それを元に金型を作ります。

先日ご紹介したスローワーム(アシナシトカゲ)のキーリングと同じ技法ですね!

 

普通のブランドは、たいていどっかで作られた出来合いのバックルを用いるだけですが、テンダーは金型からオリジナルのものを作っているんです。さすが!

そしてこのバックルを留めるステッチも手作業。

実はこのステッチをかける職人さんも足りずに、ウイリアムが一人でコツコツ縫っていた時もあったそう。しかも割と最近。

そういうのもあって、どんどん量が作れなくなっているんです。

 

そんな貴重なものとはつゆ知らず、私はガンガン使ってますけどね!

それでは、例によって私が2年半使ったベルトをご覧ください。

改めて見ると、ずいぶん色が濃くなりましたね~!育ってる育ってる!!!

バックルもほら!

これまたいい感じにアンティークな雰囲気に!さすがソリッドブラス!

ベルトにインディゴが移染して、黒っぽくなってるのすら愛せます!

毎日擦れてるはずなんですが、意外とテンダーの印字は消えません。

デニムは色が落ちてきますが、レザーは逆に色がどんどん濃くなっていく。

そのコントラストも面白いですよね。

 

そしてこのベルト、やっかいなことに厚みがなんと6㎜オーバー!?!?!?

ちなみに普通のベルトは4㎜程度、厚くて5㎜超えることはそうそうないはず?

なので、テンダーのジーンズのベルトループは、両サイドが長くなってるんですよね!

でもそれだけじゃないって知ってました?

まだ誰も語ったことが無い(知らんけど)テンダーのジーンズの秘密。

それはベルトループの裏側にありました。

なんと、ベルトループの裏側にまでパイピングを行っているんです!!!!!

それもこれも、こんな凶悪な厚みのベルトをしても、ベルトループが破損しないようにするため。

テンダーって、縫製の糸も綿100%なので、やっぱり摩擦に弱いんですよ。

だからみんなポケットのステッチが擦り切れてるでしょ?

この部分。

バックヨークに重なったポケット上部のステッチが切れちゃう。

別に俺はこんなところ修理しなくてもいいと思っているので、そのまま履いちゃってますが。

でもさすがにベルトループは壊れてほしくないな。履けなくなっちゃうからね。

 

というわけで、他のアイテムと組み合わせてさらにテンダーの作りの良さを実感した次第。

 

ちなみにベルトはサイズ4が1本しかありません。

合う人は、テンダーのジーンズのサイズ3がキツイ人またはジーンズサイズ4がゆるい人というところです。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。