diaries blog | VETRA(べトラ)| Cook Jacket

※4/17(水)・4/18(木)・4/25(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※4/16(火)12時頃に、JUNGMAVENのデザイナー、ロバート・ヤングマンが来店するので、会ってみたい方はどうぞ。

※4/27~5/6の間、LOUNGE ACTの2024年秋冬オーダー会を開催します!

 

※6月にOLD TOWNのオーダー会、7月にアンティークウォッチフェアがあります!

※前回オーダーいただいているお客様へ。1月のOLD TOWNの納品は5月頃、昨年12月のLOUNGE ACTの納品は6月頃を予定してます。

※「須藤玲子:NUNOの布づくり」を勝手に応援!チケットの半券提示で全品5%オフセール開催中!詳しくは3/31のブログで!

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「パンの記念日」だそうです。

最近は取引先さんへの差し入れとかに、つくばのベッカライのパンを上げることが多いです。

ベッカライブロートツァイトが作るパンは、パンという食べ物の到達点の一つだと思うし、つくばが全国に誇れるパンだから。

ちなみに食パンは酸味が強いので(サワー酵母?)、チーズ(コンテ等)やお肉が合います。まさにブロートツァイト。

というわけで、週末お花見に行かれる方にお勧めしたいのは、以下のメニュー。

・シュエットでオードブルセット

・ベッカライでパン

・ラマリニエールでチーズ

・ゆはらまたはだだ商店でワインとビール

つくばはいいぞ!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】VETRA(べトラ)

【アイテム】Cook Jacket

【価格】¥38,500‐

【コメント】

お陰様でご好評いただいているフランスのVETRAから、春夏向けのライトウェイトなジャケットが入荷してます!

それでは今季初登場となるので、まずはブランド説明からどうぞ。

1927年、パリ中心にあるサンルイ島でBEERENSファミリーにより設立されたワークウェアブランド・VETRA。

作業着という意味の、「VETements de TRAvail」の頭文字をとったそのワークウェアの評判は、

警察官や消防士などをはじめとしたフランスの労働者に瞬く間に広まり、1939年には軍より製造の依頼が来るほどになります。

しかし1940年、パリがナチスドイツに占領されてしまったため、

最も高価なボタンホールを開けるミシンのみをトラックに積み込み、フランス西部にあるサルト地区のル・リュドという街で再出発することになります。

そして戦後を迎え1980年代には飛躍的に規模が拡大し、現在でも創業者一族により運営されています。


という戦火を潜り抜け今に至るのですが、なんでもドイツ占領時も隠れてフランス軍に向けて衣類を製造していたとか。

そんな気骨稜々としたブランドなんです。フランス製を貫くのも、そういった背景があるからでしょうか?

僕ら世代(昭和生まれくらい)からすると、「懐かしい~」とか「まだあったんだ~」と言われるブランドですが、

イギリスにはヤーモがあり、ドイツにはケンペル、イタリアにはフライツォーリと、

それぞれの国の特徴が表れたワークブランドも、もう半分が日本では手に入らなくなってしまいました。

そんな中、フランス製のままで残っててくれて、さらにリブランディングを図り、

あらためてフレンチワークとは?という魅力を深堀りしていくVETRAを、是非とも応援したく思います!

 

それでは詳しく見ていきましょう。

いいね~ダブル!一度は着てみたいダブルのジャケット!

着てみたいけど手が出ないのは、仰々しく見えてしまう時があるからではないでしょうか?

でもこのべトラのジャケットなら大丈夫!なぜなら身幅がゆったりしているので、

ボタンを留めた時と留めない時のシルエットに、あまり差が無いんです。

春夏用だし、インナーはカットソーかシャツで、その上にバサッと羽織るだけですからね。

素材もライトな9オンスのデニムです。

これからの時期にちょうどいい厚み(薄さ?)で、もちろん経年変化も楽します。

色もな~んか絶妙なんですよね。ブルーデニムとブラックデニムの中間のような色。

例えば、

左がWORKERSなので、いわゆる正統派のインディゴですね。

そして真ん中がべトラ、右が先日ご紹介したCalifornia Storyのグレーデニム。

なんとも言えないでしょ?笑

このように、今のところVETRAが使ってくれる生地は、自社の倉庫に眠る生地を引っ張り出してくるので、

詳細不明だけどなんだか気になる生地が多いんです。

しかもほとんどが、そのシーズンで使い切る分しかなさそう。

もしかしたら僕ら世代が90年代に見て来た時の生地だったりして。

なんて考えるとロマンがありますね!

そして今回一番びっくりしたのがこちらのディテール。

それは袖口!

このジャケット、袖口が17㎝近くあって、まるでパンツの裾幅かと思う程。

しかしこれには理由がありました。なんと「鍋をつかむため」!?!?!?!?!?

この辺りも、さすがフランス伝統ワークウェアのVETRA。

過去に手掛けたジャケットの中に、このようなディテールがあったのでしょう。

わざわざ鍋つかみを用意しなくても、シェフがサッと熱い鍋を持てるように、

袖口だけ生地を二重にして、手を引っ込めやすように袖口を広くするという、まさかのディテールが!!!

ワークウェアとしてのコック(シェフ)ジャケットといえば、ダブルブレステッド!と思っていましたが、

まさかポットホルダースリーブ(=鍋つかみ袖)なんてものが存在するとは!

だから老舗は面白い。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。