ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「メンチカツの日」だそうです。
本当に美味いメンチカツは、本当に美味い餃子と同じくらい見つからない!
と思うのですが、どうでしょ?
ま、洋服も似たようなもんかな。
そこかしこにあるのに、本当にコレだ!てのに出会うのはなかなか。
一生懸命作ってるところはどこも美味いし、かっこいいしってことで!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】Travel Jacket Biscottino
【価格】¥48,600-(税込)
【コメント】
もうすっかりdiariesでもおなじみのアイテムとなってくれたようで、非常に嬉しいです!
「今年もトラベルジャケット入荷しますか?」と聞かれると、ああ~定着したんだな~と感慨深くなりますね。
それでは今季初お目見えですので、まずはブランド紹介からどうぞ。
フライツォーリ社は、レオナルド・フライツォーリ氏により1923年8月1日に創設され、
設立当初は「Italian Factory of Civil Uniforms」(市民制服を作るイタリアの工場)という名前でした。
ワークウェアから始まりコックジャケットや軍・警察関連の制服を手掛け、
ミラノを中心にイタリア国内に広まっていきました。
現在でも病院関係、工場、建設、ホテルなどミラノ市内で着られているワークウェアではトップシェアを誇ります。
現社長であるレオナルド・カリオーリ氏の叔父にあたるイヴァノエ・フライツォーリ氏は、
1968年~1984年の間にセリエAのインテルミラノのオーナーだったことからも、
事業としても成功し、地元・ミラノに根差したメーカーだということが分かります。
という、いわゆるイタリアのワークブランド。
そんなフライツォーリの中でも、最もアイコン的なアイテムだと勝手に思っているのがこちらのジャケット。
ぱっと見は3つボタンの段返りジャケット。
しかし裏返せば!?
セキュリティジップ付きの大小さまざまなポケットがたくさん!
バッグを持たないでトラベルしよう!というコンセプトかどうかは知りませんが、
身の回りの物を入れてトラベルできるのがこのジャケット。なのでトラベルジャケット。
実はこのトラベルジャケットこそが個人的に初めてフライツォーリに触れた同ブランドのアイテムだからです。
なので「勝手に!」アイコン的アイテムにしてます。diariesではね。
本来であればdiariesをオープンさせる8年前から取り扱いを考えてはいたのですが、
諸々の事情もあり7年間温めてきました。
もちろんこれまで扱ってきたYarmoのドライバージャケットも辞めるつもりはありません。
あとはLe laboureurもあるか。
それぞれがそれぞれの特長を持ち、どれも素晴らしいジャケットだと思います。
また、ブランド設立当初から本国生産にこだわってるワークウェアもどんどん少なくなってきてますし、
そういうブランドこそ応援してあげたいのです。
話を商品説明に戻します。
このジャケットに設けられたポケットの数は、全部で9つ。
左胸の内側はパスポートやサイフとかかな?
それぞれのサイズを見てくと面白いです。
そして右側はには携帯ポケット。
携帯用は、すぐに取り出せるようにするため、ジップではなくゴムです。
そしてiPad用まで!!!
いやいやいや!これはないわ~!重いし、シルエットは崩れるしで!
気持ちだけ受け取っておいてください!
そもそも9個すべてのポケットを使う必要もないしね!
いつも言いますが「やってる感」のある服が好きなだけです!
とまあこのようなデザインですので、お客様からはデバイスジャケットですか?と聞かれたりする時もあります。
いいえ、トラベルジャケットです。
フライツォーリでは10年以上前から作ってたりもします。
で、例によってこれが17年前に買ったやつ。
物持ちいいね~と言われますが、物が丈夫だけに持っちゃいます。
このジャケットを買ったのは23歳の頃。
ビール飲んで代々木公園で寝転がるくらい、劣悪な環境に晒されてきました。
結婚式の二次会などへも着ていきましたが、汚れても洗濯できる、でもカッコいい服という意味で。
だから決して特別な服ではないのですが、常に着る人と共に行動し寄り添ってくれ、
15年以上も私のワードローブを縁の下から支えてくれたジャケットに違いありません。
このヤレた感じ。
自分が付けてきたこのシワや汚れは、どんなヴィンテージにも勝ります。
当然自分限定だけど。
でもこの自分だけにしか分からない服の価値ある。
これからのファッションなんてのは、それでいいと思ってます。
人が羨む高い服でも、最先端のファストファッションでもなんでもいい。
でもずっと着続けたいと思う服があることが大事なのかなって思います。
また、なぜ着続けたいと思うのかをお客様と一緒に考えて明らかにするのが、私達ショップスタッフの在り方なのかな~?
そして新旧を比較すると面白いことが分かりました。
それはポケットのデザイン。
ポケットの数やサイズが違います。
当たり前っちゃあ当たり前ですが、時流に合わせてデザインが変化してきました。
先ほどのiPadの入るポケットなんかは、変更点としてかなり大きな決断だったのではないでしょうか?
またこのように内ポケットの柔軟な仕様変更ができるのも、イタリアのジャケットらしい「大身返し」だからかな。
また進化したのは、シルエットもかなりドレッシーな仕上がりに変わってました。
昔より細身になってたり。
私物のは袖口も筒袖だったのですが、新しいのは本切羽で額縁仕上げ。
やってるね~!
イタリアらしいといえばイタリアらしいのかな。
こうやってわざとボタンを一つ開けて柄のシャツを見せ、「俺のジャケットは本切羽だからね」とアピールする人もいます。俺がそうです。
さらには額縁仕上げ!のくせにステッチを出してたたいちゃうところとか、よくわかんないけど面白いです!
まあでも、フライツォーリ社のHPにはこのようにも記載されてるくらいですからね!
ス・ミズーラ。
憧れのス・ミズーラです!オーダーメイド!!!
とはいうものの、日本ではものすごい高価なイメージのあるス・ミズーラですが、
実際はパターンオーダーやレディーメイドも含めてスミズーラと呼ぶらしいので、
制服でもなんでもやりますよーって感じの意味だと思います。
とまあジャケットの紹介はここまで。
次はパンツです。
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】String Pants Biscottino
【価格】¥25,920-(税込)
【コメント】
もちろんセットアップで着てほしいパンツですが、セットアップらしからぬカジュアルなディテールが盛りだくさんの面白いパンツです!
例えばこちらはイージーパンツだったり。
なんとウエストはヒモでOK!
もちろんベルトループも付いてますので、ご安心下さい。
(〇〇ループまで!詳しくは店頭で・・・)
さらには作りも面白いですよ!
ポケットはスラッシュポケットで、文字通り生地にスラッシュ(切れ込み)を開けて付けたポケット。
なぜなら、サイドに縫い目が無かったりします。
履いてみるとこんな感じです。
これがなかなかキレイなシルエットで、セットアップとしてだけでなく単品でもものすごく使えるんです。
むしろパンツが使いやす過ぎるので、パンツだけ経年変化しないようにバランスよく着こなすのが大変なくらい。
さらにジャケットもパンツもベストも、全て自宅で丸洗いできるのも便利すぎますね。
なので、どれもオススメです。できれば揃えていただきたい。
というわけで、次はベストです。
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】Waist Coat Biscottino
【価格】¥28,080-(税込)
【コメント】
言わずもがな、同素材のベストです!英語ではウエストコートと言います!
個人的に非常に気に入っているのが、4つポケのベスト!
例えばオーダーで4つポケのベストを作ると結構お金かかった覚えがあります。
機能性だなんだは、どうせ使わないポケットなので関係ありませんが、4つあったらとりあえずカッコイイと思いませんかー!?
あと裏地はキュプラです。
キュンキュンに搾り上げて着ましょう!俺なんてしわ寄っちゃってますから!(太ってサイズ合ってない・・・)
そして3つ揃ったところで、全てを身に着けると?
加工してんのか?ってくらい痩せて見えますね!www
結婚式の2次会もOK!
でもこれじゃ着こなしの幅がな~・・・という方のために、普段着用のセットアップの着こなしも用意してます。
生地が軽いので、中はTシャツでもアリです!
そして足元はスニーカーですが、軽すぎないように特徴のあるレザーで。
ま、この格好でもどこ行くんだよ?って感じですが、こんなスタイリングもできます。
最近は色んな結婚式が増えて、スーツで行くのかカジュアルなのか分からないというシチュエーションも多いでしょう?
そういう場合は〇〇で合わせると良いんです。
また暑い時期のそういう集まりにも、汗かいてもすぐに洗えるこんな3ピースがいいですね!
というわけで、3ピースをごり押ししてますが、もちろんパンツだけ、ジャケットだけ、ベストだけでも大丈夫。
むしろ3つ揃える方は、年に1人くらいです。選ばれし者です。
はっきりいうとベストが一番ニーズ無いですね。
なのでいつも売れ残ります。
経営のこと考えると、ジャケットとパンツだけの方がいいんですけど、
やっぱり自分が3ピースで着た方が絶対カッコイイ!と思うので、頑張って揃えてます。
(このように、お客様の感傷に訴えるしかありません!www)
でもベストが売れない理由は分かってます。3ピース以外での着方が分からない。
これに関しては、後日別なアイテムの紹介で合わせてみますので、お楽しみに。
そうそう、最後に1点。
この生地のこと。
昨年まで定番の生地だったのですが、今季から定番落ち。(あまり人気なかったんですかね?)
なのでラインナップから外れてしまったのですが、今回は無理を言って別注でご用意させていただきました。
ということは、もしかするとこの生地で手に入れられるのは最後になる可能性もありますね。
このような煽りは好きではないですが、できればお早めにご検討下さい。
よろしくお願いいたします。
それではまた。お店で会いましょう。