Italian Navy Light Moleskin Marine Pants -dead stock from 1970’s-

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「三つ葉の日」だそうです。

バターはカルピスバターより四つ葉バターの方がいいと思ってます!

 

というわけで、昨日に引き続き土浦ネタで。

古本屋だけではなんなので、私のようなオサレな人間はやはりカフェで午後の時間をゆっくりと楽しまないと。

そしてオサレにググって見つけたカフェがこちら。

城藤と書いて「しろふじ」と読みます。

古民家を改装したカフェ。

なんとも居心地がよかったなぁ~。

ここはまた絶対に来ます。

そしてカレーも美味しそうだったのですが、まだお腹いっぱいだったので食べたのはコレ。

おもちワッフル。通常のワッフルより軽くてうまいです。

そしてアイスにかかっているのは醤油。土浦にある柴沼醤油の醤油。

私も家で使ってるのは、柴沼醤油の紫峰というやつです。おいしいよ!

 

そして城藤茶店に置いてあった気になる新聞。

矢口新聞。なんだかちびまる子ちゃんを彷彿とさせます。

実はこれを書いている矢口さんには一度だけお会いしたことがあり、

まだこの活動を続けているのが分かり安心しました。

 

そしてこの矢口新聞で知った土浦のパン屋がヤバかった。

お店の見た目は、街に1件くらいはある普通のパン屋。

しかし、ここで買える無塩・無脂肪の全粒粉パン「ゲルソンパン」というのがものすごく美味しい。

つくばはパンの街と言われるくらいパン屋が充実してますが、個人的にはTOP3に入っちゃいました!

ちなみに他の2つは、ベッカライブロートツァイトとエクメクです。

 

土浦オススメです。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【アイテム】Italian Navy Light Moleskin Marine Pants -dead stock from 1970’s-

【価格】¥10,584-(税込)

【コメント】

先日ご紹介させていただいたイギリス軍のダッフルバッグも大好評!ですがまだ在庫あります!

そして本日ご紹介するのはイタリア軍!

イタリアの軍物をご紹介するのは、ちょっと珍しいです。2,3年前に紹介したモールスキンのセットアップ以来かな?

ファッションに強い国のくせに、イギリスやフランスに比べると、なかなか良いのが出てこないイタリア軍。

イタリア軍といえば、戦争が弱いというのが定説だけあって、ミリタリーウェアもやはり弱いのかもしれませんね!

 

それはさておき、本日ご紹介するアイテムは、イタリア南部最大の港町・ナポリの倉庫で見つかったパンツになります。

ナポリといえばピッツァ!

ナポリ旅行したお客様に聞いたら、移民・難民でイタリア人なんてほとんど見ないし治安も悪いけど、ピッツァが安いのが良かったって。

やっぱりピッツァしかないナポリ?(失礼)ですが、まだまだこんなパンツも眠ってるんだから世界って広い!

 

それでは詳しく見ていきましょう。

シンプルでやや太目のライトモールスキンパンツです。1970年代のデッドストック。40年以上前の物になります。

フランスのモースキンと同じで、ツヤとハリがあって素材は素晴らしいですね!

デッドストックでモールスキン素材が出るとテンション上がるな~!

ちなみにモールスキンですが夏向けの素材です!ナポリの夏でも履けるんですから!(ナポリの夏が何度くらいか知らんけどね。)

なのでこれから履きまくること間違いなし!

 

そしてヴィンテージディテール好きとしては、もう一つ嬉しいのがポケット!

 

実はこのパンツ、なんとポケットが1つしか付いてません!

 

しかし、そのポケットがなんと「山ポケ」!?

アメリカのヴィンテージワークウェアではなく、

まさかのイタリアのヴィンテージミリタリーウェアで山ポケに遭遇するとは思いませんでした!

 

しかしそれにしても、よく見ると縫製がガタガタ・・・

ホントひどいんです。このパンツの縫製。

どれくらいひどいかというと、この画像をご覧ください。

ランダムにピックアップしてみたところ、ポケットの付いている位置がバラバラ!

さらにはボタンが付いてないやつもあれば、

ボタンが付いていても、ボタンホールが空いてないやつがあったり!

いや~近年まれにみるロークオリティでございます!!!

洋服の説明で、ロークオリティって言葉使うことってなかなか無いのでウケますね!

 

まあ価格もわりと安めに出せたので、あまり神経質にならずチープさを楽しんでほしいです。

ある意味1点物なので!www

 

でもこのパンツ、洋服の作りとしては結構面白いんですよ!

シルエットはそのままズドン。

ちょっと懐かしい?言葉を使うなら、パイプドステムってやつですかね?

パイプドステムって誰が考えたんでしょう?

パイプ=筒、ステム=幹ってことで、どっちも似たような意味なのにね。

それだけ棒状ってことですね!

 

さらにはこのパンツ、巻き仕様になってます。

巻き仕様ってのは、生地をグルっと巻いて内側だけで縫っているパンツのこと。

つまり外側に縫い目がないんですね。

記憶が確かなら、1910~1940年ごろまでのアメリカ軍にも同様のトラウザーズがあります。

そしてテンダーにも巻き仕様のパンツがあり、こちらはTREWSという名前が付き、スコットランド発祥の服と言われています。

 

また先ほどポケットが1つだけと書きましたが、スリットポケットらしきものが見えます。

でもポケットではありませんでした。

なんと真横にタックを設けて、腰回りをフィットさせています!

これ一生懸命考えているように見えて、実はむちゃくちゃ適当なやっつけ仕事なのかもしれません!www

 

極めつけは、適当なくせにガセットクロッチが付いていること!

でもぜ~んぜん左右の位置が合ってないの!wwwww

笑うしかないわ!

ステッチも曲がりまくってるんだけど、シングルニードルで頑張ってんのがウケる~!

 

ちなみにサイズですが、3と4の表記があります。

 

が、やはり全くアテになりません!!!!!

大体80~85cmくらいのものが多いですね。

まあ普段30~34インチの人でだいたいちょうどいいです。

あ、ピッタリのサイズを探してくれという対応はできませんので、悪しからずご了承ください。

 

そしてできるだけ古いのとかも対応できませんよ。

そもそも年代の見分けとか不明なのでね!

例えばこのように、ウエストバンドにボタンが1つのものと2つのものがありますが、

フランス軍のM-47的に考えれば2つが前期ということになるんでしょうけど、そもそも国が違いますから!

 

ついでにボタンフライのことで言うと、

ボタンの数が少なめで、テンダーみたい!またはブリティッシュレイルウェイの制服みたい!

って言えば価値を上げられそうですけど、でもこれはイタリアですから何の関係もありません!

 

 

というわけで、ヴィンテージ価値もよく分からず、縫製も雑。

ただし、素材だけは良いパンツを履いてみました。

Jacket/Le laboureur (veston) ¥22,464-

Tee/Fileuse d’Arvor (brest) ¥14,904-

Shoes/7CCR (7182P gillie shoes)

 

履いてみると、絶妙な太さで履き心地が良いのが悔しいです!

ぶちゃけバカにしてましたから!

夏はユッタニューマンのサンダルに合いそうだな~。(あ、ユッタも来月入荷予定ですよ。)

例えばハイクオリティなサンダルにロークオリティなパンツを合わせたり。

ファッションが無ければ決して出会うことがなかったユッタニューマンや7CCRとイタリア軍のモールスキンパンツ。

エクスペンシブ(高価)な物とチープな物。

モードなアイテムとミリタリーウェア。

そんなアイテム同士を合わせるのが好きなんです。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。