Bijoux Touareg du Sahara
(訳:サハラ砂漠のトゥアレグジュエリー)
日程:4月28日(土)~5月6日(日)12:00~20:00
場所:diaries(茨城県つくば市松代2-1-5)
STORY
アフリカ大陸北部に位置する世界最大の砂漠であるサハラ砂漠。
その中を遊牧しながら生活している青い民・トゥアレグ族。
トゥアレグ族のシルバー細工は、伝統工芸として代々受け継がれて来た文化であり、
ヨーロッパの国(特にフランス)でネイティヴジュエリーと言えば、まずこのトゥアレグシルバーの名が挙がるほど。
フランスを代表するブランドであるHERMESでもコレクションが発表されているほどポピュラーな存在です。
純銀(ほぼ100%に近いSilver)を使い、鏨(タガネ)を使って柄を生み出す手彫りが特徴です。
CONCEPT
大量生産・大量消費の時代の中、同じ製品を作っていてもその時の作り手の気分が入り込み、
それが製品に反映されて1つ1つ違っていても良いのではないか?それは人が作っている物だから。
今日と明日では同じ物は出来ない。遠くサハラ砂漠で製作されるJewelryがあります。。
現代の職人が製作した作品と、時を経てAntiqueとなった作品をご用意しました。
たくさんの中から自分だけの作品を見つけてください。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「図書館記念日」だそうです。
つくばの図書館にはサウザー様が来館しました。
自動でついてくる つくば中央図書館で実証実験、ロボット「サウザー」が本運搬
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】Double Front Butterfly Jacket
【価格】¥58,320~63,720-(税込)
【コメント】
やっっっっっっっっと届きました!テンダーの新作でございます!
もう~ね。今年のデザイン(2018年秋冬も含めて)はどれもこれもキレッキレでございます!
ちょっと研ぎ澄まされすぎてて、「もうちょっとこうしてほしい」みたいな疑念を挟む余地すらありません。
ウイリアムに何が起きたのか聞いてみたのですが、
生活習慣がもう仙人じみてて、あ~それでこんなデザインが生まれるのか~となるほど納得。
詳しくはお店で聞いてください。
それでは早速ですが、詳しく見ていきましょう。
また例によって見た目は普通過ぎるくらい普通でヤバい!
ぱっと見ではどうにもただのシャツジャケットくらいにしか見えません。
が、ダブルフロントバタフライジャケットという、テンダーにしては長い仰々しい名前のジャケットなので、
そりゃ何かあるに決まってるでしょう!?!?!?
ではまずバタフライジャケットという意味から。
こちらは、確か2013年か2014年くらいのテンダーのコレクションにバタフライシャツというアイテムがありまして、
そのシャツの構造を元に改良を加えられ作られたのが、今回のバタフライジャケットになります。
ちなみにバタフライの意味ですが、すいません詳しくは忘れました。
確か、生地だかパターンの形が蝶みたいだったのでバタフライという名前にしたと思います。
ちなみにブランドのオフィシャルでは、気象学者・エドワードローレンツの「ブラジルの1頭の蝶の羽ばたきは、テキサスで竜巻を起こすか?」
というカオス理論におけるバタフライ効果からインスピレーションを得たと聞いていますが、
まあぁ~~~こじつけですよね!!!!!w
今季のTesseract(=4次元立方体)シャツのコンセプトも理解不能でしたが、バタフライシャツもなかなかです!
しかし、確かに洋服の作り自体は本当にユニーク。
で、実際にどういうものかといいますと、まずは背中をご覧ください。
バックのセンターシームから生地がスタートし、その生地がそのまま前合わせまで続きます。
つまり前身頃と後身頃を縫い合わせるサイドシームがありません!!!
そしてそのまま前合わせまで来たら、今度は生地が外側に折り返されます。
そして普通の服で言うところのサイドシームまでたどり着き、そこでやっと縫い合わされるんです。
さらに途中のシームを飛ばすことで、折り返した前身頃全てがポケットになるんです!!!!!
ポケット淵は補強。
とここまで書いてきましたが、全然意味分からないでしょ?????
俺もつらいんです!全然良さが伝わんなくて!
でもこのジャケットは、間違いなく個人的に持ってるテンダーの服(トップス)の中でもトップ3に入りますね。
パターンはハイバックシャツに似てますが、さらにもうひとひねりされた感じですね。
では次は素材。
これにもヤラレたわ~。
見た目は生成りのキャンバスですが、この生地の名前は「Shoemaker’s Canvas」。
その名の通りシューメイカー=靴職人のキャンバス素材です。
さて、靴職人のキャンバスとはいったい何かといいますと?ま
まず私の手元にある1940年代の靴の内側をご覧ください。
CC41のチャーチです。
そしてその内張りをご覧ください。
薄汚れたインソールとグレーの部分はレザー、そしてその間の白い部分は実はコットンキャンバスになっているのですが、
なんと!?今回テンダーが使用している素材は、今でもイギリスで織られ、革靴の聖地と呼ばれるノーザンプトンで使われている
コットンキャンバスそのものを使用しているんです!!!!!!!
これはキタわ。靴好きにはたまらん。
最近めっきり布ライニング(内張り)の革靴は見なくなりましたからね~。夏用の革靴にはいいんですけど。
当然レザーライニングの方が高級感はあるし、布より上部なので長持ちするし、修理も楽だし。
ですが、布ライニングの軽さ・柔らかさ、そして通気性も味わってみたいものですね。革靴好きならばね。
春夏だけの靴であれば、コットンライニングもそれなりに長持ちすると思うしね。
と、このように革靴のライニングに使われることからも、
使うほどになじみ、また耐久性や通気性を考えれば衣服に使用することは当然と言えますね!
またそんな靴用のファブリックを使いつつ、縫製にも秘密がありまして、
実は作業服などを縫うための工業用ミシンで縫製されているため、パッカリングが大きく出るのが特徴でもあるんです。
またこの肩から袖にかけての縫い目にも秘密があるんですが、これはお店でご説明いたしますね!
さらに!このジャケットがあまりにも気に入り過ぎて、もう1色もご用意させていただきました!!!
今季のシーズン染料のVerdigris Dyed=「錆染め」でございます!!!
今季が始まって数か月が立ちましたが、俺は前からものすごく気に入っているけど、
お客様にはあまり人気の無い、悲しい色やね!!!!!
人気が無いとわかっても、逃げたらあかん 逃げたら・・・
あ、一応興味を持ってほしいので、改めてご説明しておきます。
染料は、Verdigris(バーディグリス)。意味は錆(さび)です。
青錆=緑青(りょくしょう)というやつですね。銅が酸化してできるあれです。
ちなみにこの錆染めは、実は古代ローマ時代にもあった染め方だそうで、
銅板に葡萄の葉を敷いて腐食を促し、錆を集めて染めを行っていたそうです。
すごいな~昔の人。
そういや昔は、青錆は有毒なんて考えられてたみたいですが、実は毒ではないらしいです。
むしろ銅というのは、他の金属に比べて人体への影響が最も少ない金属という人もいます。
だからかもしれませんが、ジーンズが誕生したきっかけとなる「リベット付きデニムパンツ」のリベットは銅なんですよね。
もしかしたらウイリアムがこの銅についた青錆で染めようと思ったのも、
ジーンズのリベットにできた青錆を見て思いついたのかな~?なんて考えを巡らすのが、テンダーの服の楽しみ方でもあったり。
それにしてもまさか青錆で染められるとはね。。。
そしてボタンは天然の〇〇貝ボタンを使用しているので、ボタンまで錆で染まってます。
というわけで、早速ですが着てみました。
Shirt/SEDITIONARIES×A STORE ROBOT (Shirt) ¥21,600-
Pants/WORKERS (1 tuck trousers) ¥16,200-
Shoes/Quilp by Tricker’s (Plain oxford) ¥105,840-
ちょっとカッコつけちゃいましたけど、着ると普通のブルゾンみたいです!
でもなにげにタイドアップも似合いました。
Tie/WORKERS (Silk knit tie) ¥8,100-
Pants/Kestin Hare (Munro trouser) ¥24,840-
Belt/M.F.Saddlery (West end buckle belt) ¥11,880-
Shoes/Sanders (Oxford shoes) ¥52,920-
ネクタイ締めてみて思ったのが、ちょっとバラクータのG9みたいだなと思ったこと。
実はとってもバラクータのG9が苦手。オッサン臭くなりすぎちゃって。
まだまだ気持ちは若いので、あと10年はバラクータに手を出すことはないだろうと思ってましたが、
このテンダーのジャケットのせいで、一生バラクータに袖を通すことがなくなってしまいそうです!!!!!
だって、こんな渋いコーディネートもできつつ、
これからの時期はTシャツにショーツにサンダルという服装にも合わせられますからね。
その汎用性の高さといったら・・・
まあ~でも、ベーシックなスタイリングができるという部分では、ある意味テンダーらしくないアイテムながら、
お蔭でテンダーのようなゆったり目のシルエットが苦手な方にも楽しんでいただけるアイテムかと思います。
是非ともご覧ください!
それではまた。お店で会いましょう。