alf(アルフ)のJaccard Top (dead stock from 1990’s)

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「知恵の日」だそうです。

大人になるとね、知識より知恵だよなーって思います。

まあこのブログ、洋服の知識ばっかりひけらかしてるだけなんですけど!!!

もうちょっと知恵を絞ってコーディネートたくさん載せないとと思ってます。

さて、今日も悪知恵働かせていきましょ。

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】alf(アルフ)

【アイテム】Jaccard Top (dead stock from 1990’s)

【価格】 ¥16,200-(税込)

【コメント】

またまたデッドストックアイテムですが、今回はいつもと毛色が違うかも?

こちらは1990年代のデッドストックのフリースジャケット。

90年が流行ってるから?

違います!

そこにalfがあったから!ホントですよ!

もうね、このジャカードのリボンを見ると涙が出そうですよ。

90年代に流行りましたよね~?あれ?流行ってたかな?

まあでも、昨年取り扱ってたThousand mileも似たようなデザインがあったり、

当時はGramicciはもちろんKAVUもね、こんな柄のテープを付けてましたよね。

たぶん流行ってたんだと思います。

 

俺も着てたな~、DEPTがこれと同じやつをオリジナルで作ったやつ!w

あの時は俺も大学生で金が無くて、このalfのフリースジャケットが欲しかったんだけど、

同時にCHUMSのハリケーントップが欲しくて。でもどっちも買えないもんだからどうしようかな~ってなって、

たまたまリーバイス501のブラックジーンズを探しに入ったDEPT(原宿店)で、

これと同じデザインだけどポーラーテックではなくボアフリース素材のヤツを見つけて買った記憶があります。

なので無事チャムスは買えました。

ブラックジーンズも下北沢のデスペラードで買えました。

ちょうどいいタイミングで、ナイキのエアベイクドも下北沢のフォーコーナーズで買えました。

キャップはKAVU。バッグはテラパックス。靴下はタイダイのやつ!?www

 

それは今から約20年前のこと。

20年の時が経ち、当時買えなかった服が目の前にポンと現れたら、

そりゃもう脊髄反射で仕入れるに決まってるでしょー!!!!!

 

大人になったんだな俺も。

あの時必死に悩んで諦めてきたものが、あまり悩まず買えるようになっている。

今はもっと欲しいものが出てきたりもするけど。

でも20年ぶりにこのデッドストックの服に袖を通すと、20年前の自分に会ったような気がして、

「まあとにかく今のままで、いやもうちょっと頑張れよ」と声をかけたくなるんです。

 

そんな私のノスタルジアを満たすためだけに仕入れられたフリースジャケットです!!!

ついでに喜んでもらえるお客様がいればうれしいな~!

そんなアルフですが、やはりこちらも現存しないブランド。

90年代にたくさんあったアウトドアブランドの1つ。

他にもPRANAやALTUSやVERVEなどなど、知る人ぞ知るアウトドアブランドがたくさんありました。

(若いころ必死に悩んだり探したブランドって、不思議と名前を覚えてるもんです。)

中でもこのalfは短かった。

というのは、アルフ自体は設立が1985年。ソルトレークシティで帽子を作ることからスタートしました。

しかし、1989年くらいに創業者のJohn Alf Engwall氏が交通事故で亡くなってしまうんです。

そしてその後KUHLというブランド名に代わって、アウトドアブランドとしては存在していくのですが。

 

なのでこのタグで作られていたのも5年かそこらというのを考えると、意外とレアなんじゃないかな~?と思ったり。

実際古着でもあまり出てこないですし。(そんな必死に探してはいませんでしたが!)

 

それにしても久々に見ると、やっぱりこの時代のは作りが無駄に?しっかりしてて良いですね!

肌触りの良い袖口のリブに、親指を通すサムホール。ブランドロゴを刺繍したりと贅沢仕様!

フリース自体のクオリティもいいですよ!

ポーラーテック=フリースと考えてOK。

このポーラーテックを開発したモルデンミルズという会社は、フリースという素材をパタゴニアとともに作った会社。

なので「最初のフリース」と呼んじゃってもいいくらいですかね。

ポーラーテックがリリースされたもの1985年と、alfが設立された年と奇しくも同じなので。

 

個人的には、90年代にこのジャケットに触れて青春時代を過ごしてきたので、

思いを込めて90年代のデッドストックとしてますが、

もし85年あたりのデッドストックだとしたら、資料として持っておきたいくらいのアイテムです。

だって今みんなが着てるフリースも、ここから始まったのかもしれないでしょ?(とはいえ始まりはパタゴニアなんですけど。。。)

 

そんな当時は贅沢な?ポーラーテックを使いつつ、

わきの下にはベンチレーション(通気)の機能を持たせたフリースを配してたり。

ホントすごい服ですね。

 

まあそこまで思い入れのある服なので、もちろん私も買いましたよ!

Vest/WORKERS (Cruiser vest melton) ¥19,440-

Cut&Sewn/SBTRACT (Duo hi-neck L/S) ¥8,424-

Pants/comm.arch. (Brushed trousers) ¥27,000-

Sox/archidusesse (Dot sox) ¥1,296-

Shoes/7CCR (7170 Beltlike chukka) ¥お問い合わせください

色味を抑えて、横幅広め&着丈短めのどうしようもないalfのシルエットを活かします。

細身のパンツですがスウェット×ウールパンツなので、アウトドアぽさも忘れずに。

まさに知恵を絞ったコーディネートですが、、、

 

たまには何も考えないで20年前の恰好もしたいですよね!!!!!

Cap/POTEN (Harris tweed cap) ¥9,720-

Cut&Sewn/Fileuse d’Arvor (Brest) ¥14,904-

Pants/WORKERS (Lot802 black jeans) ¥22,680-

Boots/Rossi Boots (Endura work boots) ¥30,024-

適当にあったものを着てみましたが、

ボロボロのKAVUのキャップは、POTENのハリスツイードを使ったベースボールキャップに代わり、

色褪せたセントジェームスは、フィルーズダルボーのバスクシャツに代わり、

古着屋で買ったくたびれた501は、汚らしくないが作りこまれた分味があるワーカーズの802に代わり、

クラブやライブに出かけてタバコと酒でドロドロになったエアモックやエアベイクドは、

スニーカーのように擦り切れそうな若い頃の自分らと違って、

年を重ねるほど皺を刻むように、レザーのROSSI BOOTSに代わっていました。

 

もう夜通し遊ぶことはできなくて、0時回ったら眠くなっちゃって1時が限界で、

明け方の牛丼も富士そばも食べられないけど、(1時にラーメンは食える)

こんな恰好ができる限り、何も考えずにまたライブやクラブ行ったりしたいな。

これを着て遊んでた頃の友人にも会いたい。ケンちゃんとかT枝とか、札幌・ShoegazerのK田とか。

大人になると忙しくて、行こうと思ってもなかなか行けないし、会いたい友人にもなかなか会えないんだけど、

またいつか時間を作って遊びに行こうという思いを、着る服にひっそりと込めて。

 

 

服ってのはいいもんだ。

また明日から頑張ろう。

 

 

DEAD STOCK|alf Jaccard Top|Black
DEAD STOCK|alf Jaccard Top|Blue
 

 

それではまた。お店で会いましょう。