インディアンジュエリーフェア開催いたします!
12月19日(火)※平日開催※
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「バミューダトライアングルの日」だそうです。
12月5日。アパレル業界にとある悲報が一斉に流れた。
「アメリカ・コーンデニムが、デニム聖地・ホワイトオーク工場を閉鎖へ(Click!)」というタイトルとともに。
折しも、「日本がアメリカンスタイルを救った物語」と副題の付いた「AMETORA」を読み終わったばかり。
久々にアメリカ物への熱が高まった瞬間に、水を浴びせかけられたような気持ちになった。
ちなみにざっくり説明すると、1910年代後半からリーバイス501のために生地を提供してきたのがコーンデニムですよ。
それで1905年から続く工場がホワイトオークという名前ですよってことです。
つまり生ける伝説みたいな。
興味がない人からすると、例えばダイオウグソクムシが死んだくらいのニュースかもしれません。
でもね、この動画を見ればちょっとはさみしい気持ちになるかも。
冒頭に出てくるおじいちゃんたち。
今でこそヴィンテージと珍重されているジーンズを、僕らが生まれる前から作り続けてきた。
そして伝説とともに語られる「アメリカンドラッパー」と呼ばれる織機。
何が伝説かって、100年以上も木の床の上で動いている。
工場で働いている人だったら分かると思うけど、
機械を固定しない状態で稼働させるって信じらる!?!?!?
この独特のリズムが独特の生地を生み出すんだとか言われているんです。
よくこのブログでも「熟練の職人ガー」ってワードを使うけど、まさにこれのこと。
ハンドメイドではなく機械が作っているんだけど、古い機械だと経験のある職人じゃないと上手く動かないんだよね。
古い車やバイクみたいに。
最後のおじいちゃんの歌には、涙が止まらないよ・・・
怖いヘンリーロリンズ先輩が出てきた時は笑ったけど!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Honnete(オネット)
【アイテム】Vent Long Coat
【価格】¥47,520-(税込)
【コメント】
今季のdiariesのレディースのラインナップは、コートに集中しております!相変わらずバランスが悪い!
なのでダイアリーズにしては珍しく女性のお客様も選り取り見取りでございますよ!
そして当店のレディースラインナップに不可欠なHonneteから、新作のコートが届いています。
こちらは1つボタンのロングコート。
ふんわりナチュラルなイメージの強いHonneteですが、こんなキリッとしたアイテムもございます。
というのは、先日ご紹介したノースリーブコートでも説明しました。
特にダイアリーズでも、レディースアイテムのテイストを変えているところでもあり、
また固定イメージから脱却して、以前から取り扱っているブランドでも、
新鮮さを感じていただければ嬉しいです。
で、このコートですが、とにかく長い。
モデル:164㎝
ですが、ロングというからにはこれくらいあってほしいという長さです。
「身長がないと着れない!」という声をいただきますが、163㎝以上あれば大丈夫かと思います。
そしてポイントは、長さよりも生地の分量。
個人的にレディースの服に求めるのは、どれだけ贅沢に素材を使うかってのがあります。
ざっくり言うと、ケチケチしてない服。
どれだけの厚みの生地を使ってどれだけの長さ(着丈や裾幅)があれば、良いドレープが出るよなんて専門的なことは分かりませんが、
概ね雰囲気のある服ってのは贅沢に作られています。
どうしても利益を出そうとするとどこかでコストを抑えないといけないんですけど、
カッコイイかどうかはそういうとこで決まるよてのが個人的見解。(いや、ただのディテール好きなだけか。)
で、今回も生地はブリティッシュラムメルトンをた~っぷり使ったコートになっています。
しかもナイロンもポリエステルも混ぜず、100%てのにニヤついちゃいます!!!
なぜか?それは毛玉ができにくいから。もちろんブラッシングを欠かさなければ、毛玉を作らせすらしません!
さらにこの分量なので軽くて柔らかくて暖かい。
当然ですが、ここまで長さがあるとかなり暖かいですよ!
またこれ食いの長さってクラシックな雰囲気が出ちゃいますが、
型周りはスッキリと作って、裾にいくにしたがってグワワワーーッと広がっていくシルエットは見ものでございます。
これが肩もゆったりしててズドーンとしてると、古着で見つけてきたような昔の服になっちゃうんですけど、そこはさすがオネットですね!
そうそう、ディテール好きってところで1つ。
見返しをめくると、ボタンで固定されている生地が左右に1か所づつ。
これが何かといいますと、
なんとポケット袋を固定するためだけのボタン!?
おそらく、ポケットの向きが横なので、前身頃に固定しないといけないんですけど、
1枚地のため縫い付けるとステッチが出てしまいます。
このソリッドな雰囲気にポケットのステッチが入ってしまうのは蛇足と思ったのでしょうか?
こんな頑張ったポケットが好きです。昔の軍物やワークウェアのディテールみたいで。
でもこういった部分から、「一生懸命考えた」のが伝わってきて良いんですよね~!(浅く考えたかもしれないけどね!?)
是非とも着こなしてみてください!(というか、羽織ったらもう完成なんですけど!)
それではまた。お店で会いましょう。