ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「戦後民主主義到来の日」だそうです。
先日終わりを迎えました。
私がdiariesをオープンして以来すっと使い続けているメジャー。
これまで何本のパンツの股下(時々スーツ)を測ったことでしょう。
このようにショップスタッフのメジャーは、たいてい股下の平均値から数字が薄れてくるんです。
5年間使い続けてきて思うことは、これで測って裾上げしたお客様が、
いまでもカッコいいまま履いてくれていること。
それにしてもメジャー1本使い終えるのに5年もかかったかー!
それはつまり裾上げの本数が少ないということで、いかに売れない店なのかということがよく分かりました!!!泣
まあでも本当にもっとメジャーをたくさん使いたいですね。
それはたくさん売りたいという意味ではなく、パンツ意外にもシャツやジャケットの直しも考えてみてほしいということ。
私はヴィンテージだろうがなんだろうが、なんか違うなと思ったらすぐに自分サイズに直しちゃいます。
パンツを裾上げするのは当然ですが、パンツの作りによってはウエストも縮めたり広げたりできますし、シルエットもいじれます。
あと特にオススメしたいのがシャツの袖丈。基本的なシャツの袖丈をご存じでしょうか?
秋服が始まるタイミングで、改めて基本をおさらいしてみることをお勧めします。
といいつつも夏本番!今季最後の大物をご紹介しちゃいますよー!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Schiesser(シーサー)
【アイテム】Karl-Heinz Henley Neck S/S
【価格】¥12,960-(税込)
【コメント】
まだまだあります新規ブランド!
本日ご紹介するブランドは、今後のdiariesの定番カットソーになっていくと思います。
それではまずはブランド紹介からどうぞ。
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Schiesser(シーサー)は、1875年創業のドイツの老舗インナーウェアメーカー。
約130年間ヨーロッパ中で愛され続け、創業以来、生地やステッチ、ネームからパッケージに至るまで、
改良を重ね高品質な製品作りを追求し続け、そのクオリティの高さにより今では
ヨーロッパのアンダーウェアのシェアNO.1の18%を締める会社に成長しました。
戦時中はミリタリーサーマル、過去にはOEMでRalph Lauren、PUMA、LEVIS等のアンダーウェアの生産も手掛けていました。
Schiesser Revivalシリーズは、1950年代のデザインを基本に60年以上も前の古いニッティングマシーンで生産され、
伝統との豊かな融合、品質と価値、ハイファッションを補う存在として非常に洗練されたコレクションとなっています。
大量生産の出来ない厳選された上質な素材を使用した製品は、第2の肌といわれる程の着心地の良さと、適度なフィット感、
着込むうちに馴染む素材感、何年経っても型崩れしない耐久性を持ち合わせています。
しかも、1つ1つがレトロなデザインのボックスに入り、製品に対するこだわりが感じ取れます。
SCHIESSER REVIVALにはBASIC LINEとSEASON LINEがあり、
BASIC LINEは定番色(白、黒,紺、グレー)の変わらないデザインのラインで、
SEASON LINEはその時にだけにしか作られない限定のデザイン、生地、色を展開するラインです。
生地は主にエジプト綿を使用し、スイスで糸は撚られます。絹の様な光沢の撚り糸を使用した高品質のダブルリブや細いリブ、
薄手上質布の前立て部、折り返しのない縁など手間のかかる作業が施され、カッティングも流行に対するこだわりから肩の凝らないものになっています。
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というブランドです。
その名もSchiesser(シーサー)
本当は秋冬から本格的な取り扱いを始めようと思いましたが、メーカーさんにまだ在庫があったのと、
カットソーなので春夏シーズンから始めた方が、認知されやすいだろうと思いまして、このタイミングでのご紹介となりました。
そろそろ「最高のヘンリーネックが欲しいな」と思い探し始めたのがきっかけ。
2年前にテンダーのヘンリーネックを購入しました。
久々に納得のいくヘンリーネックに出会い、それからというものヘンリーネックが気になってしょうがなくなってしまいまして。
テンダーはそのシーズンで作らなくなってしまうので、もっと定番として恒常的に仕入れられる物を探していました。
日本、アメリカ、イギリス、フランス、色々なブランドのヘンリーを見てきましたが、
たどり着いたのはドイツのM社とこのシーサーの2ブランド。
前者も展示会で見て非常に素晴らしい製品だったのですが、
ウチの店のようなガシガシ着られるアイテムであることを考えるとちょっと・・・と悶々としていると、
偶然にもウチのお客様のご紹介で、シーサーの担当者をご紹介いただけたんです。(U野さん、ありがとうございます!)
その後トントン拍子で話が進み、無事お取引いただけるようになりました。
面白いことに、この商品名「Karl-Heinz」というのは、
先日のベルリンで一番カッコいいと思った「14oz」というセレクトショップのオーナーの名前なんだとか。
詳しくは書きませんが、俺もいつか俺の名前のアイテムが出たらいいなと思います。無いか・・・
すいません。前置きが長くなりました!
それでは詳しく見ていきましょう!
ちなみにヘンリーの由来は、、、めんどくさいので省きます!店頭で説明します!
まずはどれくらい素晴らしいヘンリーネックかワクワクしていただきたい!
見た目は、まあヘンリーですね。
しかし、よく見ると貝ボタン。
贅沢だけど、縫製も生地も素晴らしいなら当然長持ちもするだけに、
そこまでコストをかけても何ら不自然ではありません。
そうです。縫製も素晴らしいのですが、まずはネック部分でちょっとカッコいい部分が。
最初は上までボタンを留めて着ようと思ってたのですが、やっぱり1つ2つボタンを開けちゃいますね。
シーサーのブランドカラーであるブルーのラインが入ります。
そしてこのブルーラインが入ったテープとともに、ネック周り耐久性が素晴らしい。
なぜここまで頑強が縫製なのか。
1950年代当時の作りをリバイバルしていることを考えると、
まだ縫製技術が今より劣っている時代のやり方を用いれば、こうなるより仕方がないのかもしれません。
洗いこむことでパッカリングを起こし、アタリも楽しめることでしょう。
またネック部分を後ろから見ると、こんな風になっています。
汗留めのようにステッチがかけられていますが、
なぜかここだけマーセライズ加工された布帛(ふはく)の別布が。
これも耐久性を持たせるための、昔のディテールなのでしょうか?
機能的にはよく分からないですけどカッコいいです。
ここにも小さくロゴがありますが、
髪が長い私は隠れます。
とまあここまでダラダラとヘンリーネックについて書いてきましたが、
ネックの作りと同じくらい大事な部分があるんです。
個人的に、ここまでしっかり作られてないとヘンリーネックとは呼べない!と言える部分。
その部分とは、、、
袖口!!!
スッとすぼまりながらも決して締め付けず、もちろん洗濯後も伸びずに収まりが良い状態のもの。
なんでもこのリブ作りは特許を取得しているんだとか!
なるほど確かに素晴らしいです。
最後に大事な着心地ですが、素材もお見事!
スーピマ綿、新疆綿と並び世界三大綿と言われるエジプト綿の中でもクオリティが高いとされる「マココットン」を使用しています。
さらにその素材を、ブランド説明にもある通り60年以上前に作られたニッティングマシーンで編まれていきます。
それは非常にストレッチ性に富み、カシミアのような肌触りを持つ素晴らしい生地に仕上がっています。
本来はアンダーウェアとして生まれたアイテムなのですが、
ここまでクオリティが高いと、その存在感は他のカットソーを軽く凌駕しています。
シャンブレーシャツのインナーにヘンリーネックを合わせるという、
いかにもアメカジっぽい合わせも好きですが、
特に今の時期なんかは1枚で堂々と着てほしいですね。
シルエットも細すぎず太すぎず、本当に絶妙なサイズ感。
ただし着丈は長いので、俺はベルトに引っかけるか、一部をタックインしちゃいますけどね。
とりあえず私、久々に大人買いという物をしてしまいました。
テンダーのヘンリーが生成りなので、まずは黒を買ったのですが、
あまりのカッコよさに「やっぱ男は白だろ~」となり、
「使いやすいネイビーも欲しいよね」ということで3色買い!!!
このハマり方はINDIVIDUALIZED SHIRTに近い気がする。。。
(あ、インディヴィのインナーにも合うな~~~~~)
時間をかけて少しづつ集めていきたいアイテムです。
この着心地を知らないと、、、
それではまた。お店で会いましょう。