ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「水の日」だそうです。
水と言われて思い浮かぶのは孟子の言葉。
「水の低きに就く如」
現代では「水は低きにながれ、人は易きに流れる」と訳されています。
どう?自己啓発のブログみたいでしょ?
いつまでもフジロックフジロック言ってるのもどうかと思って。
なんて言っても、この孟子の言葉を知るようになったのは、
攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIGのクゼのセリフですけどね!アニメから人生を学ぶ世代!
でもホントなるほどな~と思って。
確かに人は水のように安易な方へすぐ流れちゃいます。流されちゃいますね。
人どころかお店もそう。セールばかりやって、易きどころか安きに流れますからね~!
あ、でもセール自体は否定していませんよ。そりゃなんでも安く変えた方が嬉しいし!
というわけでこの流れですが、diariesでは今夏もセールはやりませんというお知らせです!
8月1日なのに!www
あ、釘を刺すようでアレなんですけど、他でセールで買った商品のメンテナンスとかを
僕に聞くのはご遠慮くださいね。常連さんでもお断りしてるので。
セール時期に多くて困ってるんです。
いや困るって言うと語弊があるな。
洋服のことで困っているお客様を放っておくわけにはいかないのですが、
1度良しとすると際限がなくなってしまうので、
助けたいけど助けてあげられないから、困るんです。
それは私の原理原則なのだから、その原則を変えればいいんでしょうけど、
原理原則というものはお店にとっては法、商売にとっては志に当たるので、
おいそれと変えるわけにはいきません。お店をつぶしたくはないからね!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】tilit(ティリット)
【アイテム】Flex Chef Pants(Click!)
【価格】¥20,520-(税込)
【コメント】
先日ご紹介させていただいたtilitのエプロン(Click!)は、まあまあご好評いただいてます!
ニューヨークのシェフが始めた、シェフのための洋服ブランドです!
なので、エプロンはまだ序の口。洋服がとっても面白いんですよーーー!
それでは改めまして、定着させるためにブランド紹介からキッチリまいりましょう。
プロの料理人として17年のキャリアを持つアレックスにより、2014年にニューヨークで立ち上げられたブランド。
アレックスは、故郷であるルイジアナ州コヴィントンでタコス屋の皿洗いからそのキャリアをスタートさせます。
その後、カンザスシティ、ニューオーリンズと渡り歩き、最後にニューヨークにたどり着きました。
ニューヨークでは、ウエストヴィレッジにあるJames Beard Houseでシェフを務めました。
アレックスは、シェフという仕事が天職であるということを実感しましたが、とある問題に気づきました。
過去30年、シェフを取り巻く料理環境は常に進化し続けてきましたが、
しかし、シェフが身に付ける服はほとんど進化していなかったことに。
人気のある服や道具を見ても、現場で働く人のリアルな声が反映されているとは、とても思えませんでした。
そしてアレックスは、自身の経験を活かし、シェフの為の服作りを始めました。
というブランドです。
シェフ向けの、ガチのワークウェアってことになります。
ちなみにブランド名のtilitは、Utility=実用性という単語から来ています。前後のUとYを取っただけ。
Utility wearってことですね。
さて、こんなガチガチのコンセプトで、ファッションではなくシェフ用の服を着て大丈夫なのか?と思われるかもしれません。
しかし、そもそもジーンズもカバーオールもワークウェアなわけで。
diariesなんて何かのワークブランドばっかり揃えてたりするわけで。
私にとっては、Yarmoのようなワークウェアなどをセレクトするのと、あまり変わりませんね。
それでは詳しく見ていきましょう。
こちらはFlex Chef Pantsと言いまして、tilitの定番のパンツになります。
Flexの名の通り、生地は綿×ポリエステル×ポリウレタンとなりストレッチが効きます。
当然動きやすいです!
また生地は濡れても乾きやすく、色あせもしにくい物を使用しています。
これぞワークパンツ!さらにお客様の前に出るサービス業のことまで考えてくれてるのが素晴らしい!!!
これまで見てきたワークパンツは、職人が黙々と作業するような、いわゆる肉体労働的なワークウェアが多かったのですが、
サービス業としてのワークウェアをカッコよく作ってくれるブランドって、そういや思い当たらないな~と思って、
このブランドとこのアイテムはものすごく新鮮だったんです。
パッと見は、よくある細身のパンツなんですけどね!
僕らの時代で言うと、シマロンとかピカデリー的な?
でもこれって結局、「誰が見てもオシャレに見えるシルエット」ですからね!つまり服として最強なんです。
だからシルエットだけ見たら、どこの店でも売ってるパンツですからね。
なのでこの手のシルエットは、今までdiariesには無かったはず。(いや6年前に1回あったな)
似たようなシルエットで、WORKERSのLot.802はありますが、やはりストレッチを使うと使わないとでは変わってきますね。
特にお尻周りが。
で、どこにでもあって、誰が見てもカッコイイパンツなので、
そんなのはわざわざdiariesで取り扱わなくてもいいかな~と思ったのですが、
唯一無二のディテールにヤラレました!!!
まずはこのマヌケなポケット!
微妙な位置についてて、さらにはちょっと縦長のデザイン。
おそらく、オーダーの伝票と入れとくのにちょうどいいんじゃないかな?ってサイズです。
これぞ「サービス業のためのワークウェア」
ですが、携帯を入れるのにすごくピッタリです!
さらに同じようなポケットは、後ろにもついてます。
おそらく、オーダーの伝票と入れとくのにちょうどいいんじゃないかな?ってサイズです。
これぞ「サービス業のためのワークウェア」
ですが、携帯を入れるのにすごくピッタリです!
大事なことだから、コピペして2回言ってやったわ!!!!!
またワークウェアとしての要素は、股下にも。
4つ菊穴を開けてありまして、クロッチベントという名前がついています。
股についた通気口ってことですね!やはり調理をすると熱が籠りますからね~!
今日なんかもムンムンムレムレですよ。あ~風当てたい。ブラブラさせたい。
ノーパンで履いて、中が見られるかどうかスリルを味わうのもいいですね!(よくない)
そして再度のポケットの横には、不自然な向きのベルトループが?
こちらはキーループ。鍵とかをぶらさげるよう。
ベルトループをそのまま向きを変えて付け替えただけっていうナイスアイディア!
さらに後ろのベルトループはクロスさせてます。
そして膝には驚きのディテールが。
これ、よ~く見るとヒザの部分だけ生地が2重になってるんです!
これもさすがですよね!?
立ったりしゃがんだりするので、ヒザの生地が伸びにくくするためだったり、
膝をついても破れにくくしたりなどメリットしかありません!
本当にこれはよくできたワークパンツだと思いますよ!
でも、履いてみるととてもワークパンツとは思えない、キレイなシルエットですけどね!!!
T-shirt/ANDERSEN-ANDERSEN (T-shirt) ¥23,760-
Shoes/7CCR
たまにはこんな当たり前の恰好してもいいでしょ!?
またこんなコーディネートも面白いです。
Shirt/GITMAN VINTAGE (Zephyr oxford S/S B/D) ¥18,900-
Tie/WOERKERS (Silk knit tie) ¥9,180-
Shoes/SANDERS (Straight tip oxford) ¥52,120-
カフェのスタッフをイメージして。もちろん普段着でもOKです!
しかもなんとこちらのパンツ、Made in Los Angelsというのもテンション上がりますねー!
そうそう、先日このパンツをお買い上げいただいたお客様に言われたのが、「ダイアリーズらしいな~」という一言。
な~んか、じんわり沁みましたね。嬉しかったなぁ~。
それではまた。お店で会いましょう。