ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ワープロ記念日」だそうです。
時代遅れのワープロですが、私のようにネットよりもお店に力を入れているのも、やはり時代遅れなのかな~って思いますね!
まあでもネットのお蔭で、こうしてブログを通してお店の商品に共感していただき、
遠方からでもわざわざ弊店でお買い物していただけるのは、本当に有難いことです。
そんな私ですが、先日の休みは体調を崩し、原因不明の熱に冒されておりました。
なので昨日は大事をとってブログをお休みさせていただきました。
自分の周りでも体調を崩している方が結構多いです。
どうか皆さんもお大事に。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Yarmo(ヤーモ)
【アイテム】Work Coat
【価格】¥37,800-(税込)
【コメント】
コートのご紹介は少々早いかなと思いましたが、既にMサイズしか残っていないため、慌ててご紹介させていただきます。
本日ご紹介するのは、ヤーモのワークコート。
Workと名前が付くにしては、1つボタンだし襟の角度や大きさも絶妙だしで、非常にスタイリッシュなデザイン。
実はこのコート、確か3,4年前に初めてリリースされて、
当然diariesでも展開していたのですが、いつもブログでご紹介する前に完売しておりました。
また、なぜまだ暖かい日があるにも関わらずサイズ欠けしてしまっているかと言うと、それにも理由がありまして。
実はこのコート、昨年まではレディースアイテムとしてリリースされており、Sサイズしか作られていませんでした。
しかし店頭でのお客様の反応を見ると、女性はもちろん男性にも非常に人気があり、
恐らくそれはどこの店も一緒で、メンズサイズも欲しいと声をあげていたら、ついに今季MとLがリリースされることになりました。
待ってましたという感じですかね。
人気の秘密としては、いい感じの野暮ったさ。
Shirt/James Mortimer (Regular collar long-sleeve) ¥24,840-
Outer Shirt/TENDER Co. (High back shirt) ¥39,960-
Pants/TENDER Co.(Type133 Trews) private
Shoes/William Lennon (Hill shoes) private
形はそもそも1つボタンで、形もジャケットコートでとってもきれいなシルエットのはずなんですが、
なんか最初からヨレヨレでゴワゴワとしてるんです。
この野暮ったさが人気の秘密。初めて着た時から、既に体になじんでいる不思議。
なんでだろうと思ったら、こんな理由でした。
このコートはコットン素材の2枚仕立てで作られているのですが、
左側の綾織り部分が表地で、右側の平織り部分が裏地になります。
そしてさらにこのコートはオーバーダイ(後染め)されているので、けっこう激しいウォッシュがかかっているんです。
するとどうなるか。
偶然か狙ってかは正直分かりませんが、表地と裏地の縮率が異なるおかげで、
この場合は、裏地の方が表地より縮み、生地を自然と吊ることで、独特の歪みが生まれているんです。
お客様によっては「中綿が入ってるの?」とか「コットンなのに暖かい」とおっしゃる方もいます。
それは恐らく表地と裏地の間にある隙間が中綿のように思わせ、
また隙間があるということは、体と外気の間に空気の層が生まれるということになるので、
結果的に断熱効果がもたらされ暖かくなるんだと思います。
ああ~これ多分偶然だわ。
こんな計算した作り込みをYarmoができるわけない!と私は考えています。
これまでYarmoには大変お世話になって来たのに、なんて言い草でしょう。人でなし。豚でなし。
しかし、長年取り扱ってきたから分かるんですよ。
これは偶然生まれた名品ですよ!!!
あ、あとたまに「古着ですか?」とも言われます。
その理由はこちら。
オーバーダイ=後染め。つまり製品してからウォッシュをかけるので、タグのプリントも落ちちゃってます。
サイズ表記は染まってますけど。
これは古着ではなく、手間暇かけてますよ~って証拠ですよ!
他にも手間暇という部分では、
襟にはジグザグステッチをかけてあるので、ちゃんと襟が立ちます。
野暮ったいのが魅力でも、決めるところは決めましょう。
もともとレディース展開だったので、肩幅はコートにしては小さく作られています。おかげでシルエットがカッコいいですけどね。
方の付け根の部分にある生地の切り替えの意味は分かりません。
他にもなんでカッコいいんだろう~と思ったら、
ポケットも貼り付けではなく、スリットポケットだからスッキリ見えてカッコいいんだなと思いました。
それではまた。お店で会いましょう。