diaries blog | AUBERGE(オーベルジュ)| CC Bags

※8/24(水)及び8/25(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「チンチン電車の日」だそうです。

路面電車=トラムのことですが、DIARIESが大成功したあかつきには、

お世話になったつくば市の発展のために「つくば市内にトラムを!」を是非とも実行させたいと思います。

コースはつくば駅から筑波大の敷地を囲むように。病院も接続して、若者にも老人にも優しい街づくりを行います。

知らんけど

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】AUBERGE(オーベルジュ)

【アイテム】CC Bags

【価格】¥36,300-

【コメント】

おなじみのパンツが入荷いたしました。

しかし、残り1着となってしまいました。

そして、AUBERGEでは定番アイテムとしてリリースされていたこちらのパンツですが、

なんと今季を最後に一旦生産が休止してしまうとのこと!!!!!えーーーー!それは寂しい!

 

というわけで、いつまでもあると思うな定番アイテムの法則発動です。

おなじみの説明が、突如最後の説明となってしまう。

とくとご覧ください。

ご紹介するのは、CC BAGSというパンツです。

見た目は極太の2タックパンツ。

まずは名前の由来についてご説明しましょう。

1920年代から50年代まで、オックスフォード大学の不良が穿いていたと言われるオックスフォードバッグスというパンツがあります。

Bag=袋の名の通り、片足づつ袋を穿いたような太さが特徴で、バギーパンツの語源となったとも言われています。

そこからインスピレーションを得て、1940年代のディテールを再現しつつ作られました。

 

そして次はCCの意味。これはCC41から取っています。

CC41に関しては、7年前のブログで紹介しているので、よろしければ下のリンクをご覧ください。

Vintage(animal button,atelier coat,gieves ltd,CC41)

(7年前は、動物ボタンのハンティングジャケットが3万円で売ってたのね・・・あの時売らないで取っておけばよかった。w)

このCC41とOxford Bagsを組み合わさって生まれたのが、CC BAGSというわけ。

股上が深いわりに、ボタンフライのボタンの数が1つ少ないような気もします。

また、テングの左側のウエストバンドと身頃にある穴。

これは、先日ご紹介した1940年代のフランス軍のショーツにもありましたね!

diaries blog | French Army Chino Shorts

 

バックもポケットが一つという仕様。

クラシックなトラウザーズ然としたデザインですが、CC41らしい簡素化されたディテールとも言えそうです。

そして極めつけはこの部分!!!

ポケット下からの縫製を、あえて外しているところ!!!!!

これは初めて見ましたね~~~!

縫製ミスかもしれないし、少しでも糸を少なくするためのCC41らしい考えかもしれない。

謎ディテール大好き!!!

 

最後に、やっぱり素材が凄いです!

材はオーガニック茶綿。綿の原種とも言われる茶綿に一切を加えず、綿そのままの色となっております。

この茶綿は、インドで手作業で採取されて、日本で紡績されていますが、染色などの手は一切加えられておりません。

なので水を通すと3%ほどの縮みが出ます。

さらに色もどんどん深まっていくんです。

 

まず不思議に思うのは、「綿って白いんじゃないの?」ということ。

なんでも綿というのは、紫外線から身を守るために、うっすら色が付いていたんだそうです。

また白いコットンを作りには、大量の農薬と枯葉剤を散布しなければならず、

土壌だけでなく大気そして人間に悪影響を及ぼしています。

しかし茶綿は虫が付きにくいという特性もあり、オーガニックで生産できるんだそうです。

で、そんな茶綿を手に入れることができるのは、日本の「大正紡績」だけ!!!

 

というわけで履いてもらいました。

この極太は、あえて女性が穿くのもオススメしたいです。

ウエストをギュッと絞ってね!

ちなみに、オックスフォードバッグスという言葉は割とイギリスでは一般的です。(おそらく年配の方では)

戦中戦後は、戦争に旅立った男性の妻たちが、このパンツをリメイクしてスカートなどに使っていたりもしました。

戦前に生まれ、戦中戦後とイギリスの厳しい時代をともに歩んできたオックスフォードバッグス。

 

この力強いシルエットを、是非ともご覧ください。

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。