diaries blog | TOHNAI(トーナイ)| Pleat Trousers

※4/12(水)・4/13(木)は休店日です。(展示会シーズンは休みが増えます)

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ガッツポーズの日」だそうです。

那須川天心のボクシングデビュー戦、面白かったですねー!

というわけで、つくばにも新しく一軒家イタリアンのお店がオープンしたので、お知らせいたします!

それはコチラ。

Casa Nero(カーサネロ)さん。

住所は、つくば市今鹿島129‐7ですが、マップで出ない時もあるので、「Casa Nero つくば」でGoogle検索がよろしいかと思います。

場所は、DIARIESから車で15分(約10㎞)くらい車を走らせた住宅街の中にあります。

 

なもんで、芝畑の向こうに宝篋山が見えるという、とてもつくばらしい景色が楽しめるので、県外からいらっしゃった方にも行ってほしいですね。

お見せも広々としているので、小さなお子さんがいらっしゃる方も大丈夫です。

そして肝心のお料理はというと?

まずは前菜。かなりモリモリ!

個人的には、サラダのドレッシングとマリネの味付けが絶妙でした!!!

柑橘系の隠し味が上手で、口に入れた瞬間に鮮烈な香りが口の中に広まり、その後素材の味がじんわりと広がっていきます。

なんてこと言ってるけど、本当は真ん中のカポナータを腹いっぱい食いたいよ!笑

そしてメイン。こちらは「白いミートソース」???

クリーム系のミートソースですが、最後まで全然飽きずに食べられます。

この「ずっと飽きずに食べられる工夫」が、カーサネロの特長だと思います!

妻にはピッツァを頼んでもらい、一切れいただきました。これもうんまい。今度はピッツァのテイクアウトもしてみよ。

最後にデザートは、バニラ×イチゴ×バルサミコ!?

煮詰めたバルサミコが、こんなにアイスに合うとはこれまた慧眼!!!!!

 

と、ちょっと贅沢なランチを頂いてきたのですが、実はコチラのお店、DIARIESのお客様がオープンされた店なのです。

こちらのオーナーさん、OLD TOWNや1ST PAT-RNが好きで、この日もOLD TOWNのリネンパンツを履いて調理場に立っておられました。

是非みなさんも、DIARIESの服を着てお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】TOHNAI(トーナイ)

【アイテム】Pleat Trousers

【価格】¥85,800‐

【コメント】

昨年、彗星のごとく現れ、発表したアイテムはコートのみというラインナップながら、ブログ紹介前に完売してしまい、

なかなか皆様にご紹介することができなかったあのTOHNAIを、やっとブログに載せることができます!!!

それでは、こちらでは初めてのご紹介となるので、まずはブランド説明からどうぞ。

文化服装学院ファッション工科専攻科を卒業後、「Y’s for living」にてキャリアをスタート。

以後、「MARGARET HOWELL」「MHL.」の企画・デザイン・素材開発など、同ブランドの舵取りを7年に渡って務める。

独立後「WISLOM」のディレクターを経て、Tohnai Design Officeを設立。

数々のブランドを手掛け、2022年より自らの名前を冠した「TOHNAI」をスタート。

衣服を構成する素材のすべてを探究し続ける”MATERIAL GEEK”


というブランドですが、補足すると「(ヨージヤマモトやマーガレットハウエルといった)先人達が作りあげてきたものを、

後世に残していくために」というのが、TOHNAIの裏コンセプトだと思っています。

というのは、まずこちらの動画で詳しく説明しているので、ご覧いただいてほしいのですが、

ここから、動画では伝えきれなかったことを書きますね。

 

例えば現在、様々なブランドが「あのヴィンテージのあの生地を再現したい」とやっていますね。

でも、当時の人がその素材をどうやって作っていたか分からないことが多々あります。

 

それってまさに「OOPARTS(オーパーツ)」ですよね?

 

TOHNAIというマテリアルギークが生み出す素材にも、同じようなことが起きるのではないか?と思うんです。

50年後か100年後か、その時代の人がTOHNAIの生地を触って、どうやって作ったんだコレ!?と驚くような姿を想像しています。

 

そんなオーパーツ的服作りを、私はTOHNAIに期待しているんです。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

テーパードが利いたワンプリーツイージートラウザーズ。

ウエストはドローストリング仕様ですが、ベルトループも付いています。

今回のパンツは、工場選びがポイント。

カジュアルウェアを縫製している工場ですが、丸縫い(1人の職人が1着のの全工程を縫う)を行う事ができるという珍しい工場で縫製されました。

革靴で行ったら、BENCH MADEみたいなもんですかね?

職人さんが、まさに腰を据えて目の前の1着に向き合って作られた服。

繊細でドレッシーな生地が丁寧に縫われつつ、運針数などは細かすぎないカジュアルさを残した絶妙なバランス。

これがいいんですよ。

バックポケットはサイドの縫製部分に巻き込まれ、ワークウェアぽさを加えています。

 

そしてここから「オーパーツ(になると思う)生地」の登場です!!!!!

素材はニッケ(日本毛織)が誇る最高級原料「MAF」。

ニッケ自身が「繊維の宝石」と呼ぶほどの素材で、ニッケがニュージーランド政府と行った国際共同プロジェクトにより生まれました。

特徴は13~18マイクロンという繊度と美しい発色をもたらす白度で、滑らかさと弾力性を併せ持ったスーパーファインメリノになります。

そのMAFを用い、Super140(=約16.5マイクロン)を双糸にして、この糸で行える限界密度で織り上げた生地です。

織り上げる際も非常に手間がかかります。

ドイツのヴィンテージ織機「ションヘル織機」で、繊細すぎる糸が切れないように、非常にゆっくりと時間をかけてでないと織ることができません。

前述の通り、縫製にも時間がかかるので、納期を考えれば限定された時間でしか織れないため採算も合わず、もう二度と作れない(作ってくれない)生地になります。

そして実際に織られた生地を触ってみると、まるでナイロンのような質感であることに驚きを隠せません。

ウール100%であるにも関わらずです。

今回はチンツ加工を施し、最初は光沢があるものの、着ていくごとに光沢が収まり、段々と生地の深みを感じられるようにしています。

見た目にも光沢があり、触ってもシャカシャカしてるんです。

でも「これ、ウール100%」なんですよと言うと、お客様の理解が追い付かなくてですね、

さらに価格も手伝って「誰も試着するしてくれない」という問題児なのです!!!!!笑(ワラエナイ)

また、試着しない方の中には、「知ってしまうと逆にマズイことになる・・・」と躊躇う方もいらっしゃいますね。

 

目の前にあるのに触れられない。

どんどんオーパーツに近づいていきます!!!

 

最後にブランドタグの説明です。

ブランドタグは「真田紐」を使用。

京都で15代続く真田紐師によって作られたもので、タテ糸がシルク100%、ヨコ糸がコットン100%の糸。

両端の結び目から垂れる糸はコットンの糸。

このタグを一つ一つデザイナー自身の手により結び付けられ、最後にスタンプが押されているのですが、

そのような「クラフト」としての物づくりの意味も、このブランドタグに感じることができます。

 

もちろん在庫はほとんどございませんので、気になる方はお早めにお願いいたします。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。