diaries blog | Telogreika USSR Padded Jacket (dead stock from 1970)

※11/28(木)・12/4(水)・12/5木()・12/12(木)・12/19(木)・12/26(木)は、休店日です。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)の予定で進行中です。

※アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。

※12/6(金)~12/9(月)、TOHNAIのPOP UP STORE2回目の開催が決まりました!さらに12/8(日)はデザイナー在店します!

“MATERIAL GEEK” TOHNAI POP UP STORE
12/6(fri)~12/9(mon)
12:00~18:30

12/6~9の期間、TOHNAIのPOP UP STOREを開催致します。
新進気鋭のブランドながらも圧倒的な実力を持ち、着実にファンを広げているブランドです。
ブランド側からお声がけいただき、再びポップアップイベントの開催に至りました。
というのも、DIARIESでの前回のポップアップが面白かったというのです。
DIARIESのお客様が、製品にかける思いや背景に興味を持ってくれるのが、どうやら嬉しかった様子。
その為12/8(日)は、デザイナーの藤内氏も店頭に立って接客をしてくれます。
MATERIAL GEEKの異名を持つ藤内さんのこだわりを、是非ともこの機会にご本人からお聞きください。
もちろん最近TOHNAIを知った方も、過去の作品等も並べてお待ちしておりますので、是非ともご来店ください。


 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ペンの日」だそうです。

今日お店に出勤して、鼻歌歌いながら掃除機かけてたんですよ。

その曲がなんと、The birthdayの「涙がこぼれそう」って曲だったんです。

気が付けば今日はチバユウスケの命日。

ウソみたいなホントの話。

 

今年はビョークから始まって、フジロックや朝霧JAMとよくライブに行ったもんだなと思いますが、チバユウスケの件があったからなんですよね。

ミッシェル(ロッソとレイブンも)しか聴かず、The birthdayの良さに気づくのが遅れた私。

それでも腰が重く後でいいやと思っていたのですが、あんなことになってしまい、行けるなら無理してでもライブに行かなければと思いました。

もちろんそれは音楽だけでなく、キックボクシングも体が動くうちにやっておこうと思ったし、欲しい服も作っている間に買わなければと思ってます。

 

それでまた先日ライブに行ってきたんですけどね、

これが大人の階段てやつか!!!!!

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【アイテム】Telogreika USSR Padded Jacket (dead stock from 1970)

【価格】¥19,800‐

【コメント】

インスタのストーリーに上げたところ、何人かの方に問い合わせをいただいたので、ブログでも説明しておこうと思います。

こちらはUSSR(ソ連軍)のパデッドジャケット。いわゆる防寒着です。

このご時世にロシア関連を紹介するのはいかがなものかと思いつつも、これを仕入れたのは東欧からだったりするわけで、

まあ服に罪はないんだよなあと思うしかありません。僕のポジションではね!

そしてまた服好きにはグッと刺さるディテールも多くてね~。

しかもこのジャケットの存在を知ったのは、1ST PAT-RNなんです。

しかもレディース!

こちらはBelkaというモデルのジャケット。まさにデザインがそれなんですね!

(※ちなみにこのレディースのファーストパターンはまだあります!在庫をまとめて引き取った時に入ってたので、ネットにアップし忘れてました。)

例えばこの中心からズレた前合わせ。さらにボタンホールではなくループというところ。

バックにはストラップがあり、締められるようになっています。

ソ連の極寒を凌ぐには、体にフィットさせないといけないので。

しかもガチのシンチ!車のシートとか気を付けてくださいねー!

ちなみに先ほどのファーストパターンのレディースの方は、シンチではないので大丈夫です。

このファーストパターンのジャケット、形がホントカッコイイので、メンズには無いんですか?とよく聞かれるんですよね。

なので男性の方にどうかと思い、オリジナルの方をご用意してみました。

重いです!!!笑

まあ男性の方なら大丈夫でしょう!

寒さをしのぐためにパンパンに中綿が詰まってますからね。

日本で言うところのドテラみたいなもんです。

ちなみにこの素材のパンツもあって、セットアップで防寒着として使われていました。

中身もちゃんと中綿でした。コットンがパンパン!そりゃ重いわ!でも暖かさのためには仕方ないよね。

中にラベルがあって、作られた工場と年代が記されていました。これを見るとなんと1970年。

ここでとある事実に気づきます。

この生地、恐ろしく古臭くないか?ということ。

 

例えばですよ、この生地をアメリカ軍で例えると1940年代以前の生地の雰囲気なんですよ。

これってね、40年代の生地を70年代に使っているかもしれないんだけど、

ひょっとすると70年代になってもまだ、こんな生地を作り続ける設備しかなかったのかもしれないと考えてもいいのではないでしょうか?

なぜならソ連は共産主義だから。

共産主義国家は計画経済なので、基本的には国が生産方針を決めます。

そして何を生産するかというと、基本的には生活必需品が中心となり、便益品といった嗜好性が高い物はあまり作りません。

なので企業間で競争が起きない。だから設備投資されてないため、大昔の機械をそのまま使っているのかもしれないんです。

しかもソ連経済が強かったのは戦前まで。戦後~91年のソ連崩壊までは、どんどん経済が低下していきます。そりゃ新しい機械も買えないわな。

というのが僕の推測。

 

1970年代のアメリカ軍のミリタリーウェアには、どんどん化学繊維が登場していますからね。

この生地がこの時代に使われているってのは、生きる化石みたなもんなんです。

ヴィンテージ好きにはたまならい生地だと思うんですけどね。

ホントあんな事が起きなければ、掘ったら面白い国だったのに。。。

それはそれで、僕らは今あるもので良さを探して良ければと思います。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。