diaries blog | AUBERGE(オーベルジュ)| CC Bags

※1/12(水)と1/13(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

※VINTAGE STOCK MARKET開催中です。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「塩の日」だそうです。

僕だってしますよ!塩対応!

そうですね~、以前は「当店のブログで情報だけ仕入れて他で買う」という方には、かなり塩対応だったかも?

今はそんなことがあっても、「DIARIESで買いたいと思わせる魅力を作れなかった俺が悪い」と考えられるようになりました。

年を取って丸くなったんですかね?

 

というわけで、OLD TOWNの受注会は本日無事に終わりました。

あ、いや、こっちの話です。

俺にとっての受注会の閉会は、オーダーを見直して、数量をまとめてオーダーを送るところまで。

オーダーミスなんて起こしたら、お客様の信頼を裏切ることになりますからね、そりゃ真剣です。一番つらい瞬間。

何度も何度も読み合わせをしてオーダーを確認したので、大丈夫だと思います。

いや、思いますじゃなくて大丈夫です!!!!!

 

ココだけの話ですが、前職で求人広告を作っていたんですよ。あ、タ〇ンワークって言うんですけどね。

それで「時給1000円」と書くところを、「時給1000万円」て入力してたことに気づかず、そのまま発行したことがありました。

あれはヤバかった。。。

 

そんな経験もありますので、お客様のオーダーには細心の注意を払っています。

 

あとは無事に届きますように。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】AUBERGE(オーベルジュ)

【アイテム】CC Bags

【価格】¥36,300-

【コメント】

それでは張り切って参りましょう。2022春夏物を早速ですが、ご紹介してまいりたいと思います。

と言いましても、AUBERGEでは地味に定番のパンツ。

普通はM47 とかM52とかをセレクトすればいいものを、どうにも私はこのパンツに惹かれてしまいます。

それでは早速ですが、詳しく見ていきましょう。

本日ご紹介するのは、CC BAGSというパンツです。

見た目は極太の2タックパンツ。

まずは名前の由来についてご説明しましょう。

1920年代から50年代まで、オックスフォード大学の不良が穿いていたと言われるオックスフォードバッグスというパンツがあります。

Bag=袋の名の通り、片足づつ袋を穿いたような太さが特徴で、バギーパンツの語源となったとも言われています。

そこからインスピレーションを得て、1940年代のディテールを再現しつつ作られました。

 

そして次はCCの意味。これはCC41から取っています。

CC41に関しては、7年前のブログで紹介しているので、よろしければ下のリンクをご覧ください。

Vintage(animal button,atelier coat,gieves ltd,CC41)

(7年前は、動物ボタンのハンティングジャケットが3万円で売ってたのね・・・取っておけばよかった。w)

このCC41とOxford Bagsを組み合わさって生まれたのが、CC BAGSというわけ。

股上が深いわりに、ボタンフライのボタンの数が1つ少ないような気もします。

また、テングの左側のウエストバンドと身頃にある穴。

これは、先日ご紹介した1940年代のフランス軍のショーツにもありましたね!

diaries blog | French Army Chino Shorts

バックもポケットが一つ。

クラシックなトラウザーズ然としたデザインですが、CC41らしい簡素化されたディテールとも言えそうです。

そして極めつけはこの部分!!!

ポケット下からの縫製を、あえて外しているところ!!!!!

これは初めて見ましたね~~~!

縫製ミスかもしれないし、少しでも糸を少なくするためのCC41らしい考えかもしれない。

謎ディテール大好き!!!

 

最後に、やっぱり素材が凄いです!

材はオーガニック茶綿。綿の原種とも言われる茶綿に一切を加えず、綿そのままの色となっております。

この茶綿は、インドで手作業で採取されて、日本で紡績されていますが、染色などの手は一切加えられておりません。

なので水を通すと3%ほどの縮みが出ます。

さらに色もどんどん深まっていくんです。

 

まず不思議に思うのは、「綿って白いんじゃないの?」ということ。

なんでも綿というのは、紫外線から身を守るために、うっすら色が付いていたんだそうです。

また白いコットンを作りには、大量の農薬と枯葉剤を散布しなければならず、

土壌だけでなく大気そして人間に悪影響を及ぼしています。

しかし茶綿は虫が付きにくいという特性もあり、オーガニックで生産できるんだそうです。

で、そんな茶綿を手に入れることができるのは、日本の「大正紡績」だけ!!!

 

というわけで履いてもらいました。

Cut&Sewn/AUBERGE (Coco) -sold out-

Scarf/Yves Saint Laurent (vintage silk scarf) ¥21,780-

Belt/Martin Faizey (1.25 quick release buckle belt) ¥19,800-

Boots/SARTORE -private-

この極太は、あえて女性が穿くのもオススメしたいです。

ウエストをギュッと絞ってね!

ちなみにこのオックスフォードバッグス。最盛期はこの写真くらい太かったみたいです!www

なので、これにくらべたらとっても穿きやすいシルエットということですね!www

 

ちなみに、オックスフォードバッグスという言葉は割とイギリスでは一般的です。(おそらく年配の方では)

戦中戦後は、戦争に旅立った男性の妻たちが、このパンツをリメイクしてスカートなどに使っていたりもしました。

戦前に生まれ、戦中戦後とイギリスの厳しい時代をともに歩んできたオックスフォードバッグス。

 

この力強いシルエットを、是非ともご覧ください。

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。