diaries blog | JUMPING MOUSE GOODS(ジャンピングマウスグッズ)| Wider Belt

※2/19(水)・2/20(木)・2/27(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※1ST PAT-RN(2025SS)オーダー分の入荷は、3月頃を予定しております。

というわけで、ようやく正式に発表させていただきます。

1ST PAT-RN 2025年春夏のオーダー会を開催致します。

完全にコロナ前の勢いを取り戻したと言える圧巻のラインナップ。

同ブランドでは10年以上ぶりであろう、コートが登場。

今春復活するベストも、さらに秋冬用にマイナーチェンジしております。

そしてとうとうレディースのカプセルコレクションが戻ってまいりました。

大変見応えのある内容となっておりますので、是非とも期間中にご来店下さい。

 

期間:2/22(土)~3/2(日)

※オーダーの際、1着につき10000円をデポジットとしてお預かりいたします。

※情勢不安や工場の都合により、生産がキャンセルとなる場合がございます。

製品がご用意できなかった場合は返金させていただきます。

※納品は9月~10月頃を目安にお考え下さい。

※サンプルの到着が遅れた場合、期間が短くなります。その際はSNS等でご案内いたします。(荷物届くの、金曜日予定。頼む)


 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「エアメールの日」だそうです。

あのトリコロールの封筒のエアメールが自分に届くのが夢でしたが、

今はそんなこと言ってる暇もなく、イタリアのクリスティアーノに血眼になってメールしてます。

僕が今さらジタバタしてもしょうがないんですけどね。

頼むから届いてくれよ~~~!!!!!

 

というわけで、本日もアサヤケからお送りします!

僕らの約束の場所が戻ってまいりました!やっぱりこのカウンターとレジですよね~!

思えばこのブッチャーショーケースも、柏にあった伝説の古着屋・Orangeで使用されていたもの。

遺志を継ぐという意味でも、ずっとずっとこの光景が続いてほしいと勝手に願ってしまうのです。

そしてもう一つ見て欲しいのが、この壁。

レンガ風に見えるこの壁。造作モルタルなのですが、全てオーナー自身による手作業!

なのでレンガを積んだのではなく、モルタルで一度壁を作って(壁を作るといってもコンパネ立てて網を張ってと下地から)

平面の壁にレンガ模様になるように削っていく、しかもモルタルが乾かない内にやらなければならないという、気の遠くなる作業。

この何もないところにDIYで作り上げるパイオニア精神は、まさにアメリカ!!!

このお店が持つ雰囲気・オーラ・強さとは、物から来るものではなく、精神なんですね!!!!!

 

まあでも、僕が欲しいのはやっぱり物(服)なんですけど・・・汗

というわけで購入したのはコチラ。

あの80年代NIKE肩掛けジョーダンのパチモン。それだけでもダサいのに、肩掛けの角度が微妙過ぎる。

そしてコンバースじゃなくケッズをベースにしたパチモンに、メチャクチャダサいヒモの通し方。

ダメ押しはスニーカーの影の入れ方。

僕にとって最高の逸品です!

ちゃんと背中にもあるのが泣けて来ます!

これなんですよね~古着屋に求めるのって。

僕がアサヤケにハマったのも、20年前に初めて訪れた時に夏でも革ジャンが売っていて、まずそこでテンションが上がりました。

そしてその時マイブームだったイーストウエストやノースビーチもあったんだけど、オシュワコンですらない謎の70年代革ジャンが沢山あったりして。

この予想を裏切られる体験にやられたんです。

このニューアサヤケは、改めてあの時の衝動を思い起こさせてくれるものでした。

これだから個人店は面白い!!!

 

ついでに妻が購入したのもご紹介しましょう。

これはちゃんと価値ある古着ですね!笑

PENNY’Sだけど日本製!?

和柄なんて僕みたいなオジサンには着れないけど、女性が着るとミスマッチでカワイイですよね!

 

以上アサヤケからでした!

本オープンはもう少し先とのことなので、もう少々お待ちください。

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】JUMPING MOUSE GOODS(ジャンピングマウスグッズ)

【アイテム】Wider Belt

【価格】¥36,080‐

【コメント】

先シーズンに続き、Jumping Mouse Goodsよりベルトが入荷しています。

イギリス最古のフルベジタブルタンニングレザー・ベイカー社のオークバークレザーを使ったベルト。

 

思い起こせば、この革の存在を教えてくれたのがTENDER Co.で、まさにテンダーもベルトで使用してたんですよね。

それだけでなく、DIARIESが最も長く取り扱っているベルトMartin Faizeyのクイックリリースバックルベルトでも、昔はベイカー社のレザーがありました。

だが時を経て、テンダーもマーティンもその他ベイカーレザーを使用していたブランドは、みんなこの革を使えなくなってしまいました。

時の流れとは、そして人の営みとはかくも残酷なことか。

良くも悪くも時代は進みます。だから僕らは、後にも先にも今あるものしか享受することはできないのです。

当たり前のことなんですけど、つい昔に囚われたり希望的観測を持って未来を夢見たりしてしまい、判断を誤ることがあるんですよね。

 

なんだかこのレザーを見てたらセンチメンタルな気分になってしまったのは、

この13年間テンダーのジーンズとともに、穿いてる僕も経年変化してきてしまったからでしょうね。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

Baker社のオークバークで鞣したブライドルレザーを使用したベルト。

イギリス最古の歴史を持つブライドルレザーってのは、世界最高峰とも言えるわけです。

例えばHermesの創業者であるティエリ・エルメスですら、フランス国内でイギリス産を超えるブライドルレザーを見つけることができず、

イギリスから馬の鞍を作るレザーを買ってたりしてたそうですからね。

そのせいで1867年のパリ万博では、金賞が取れなかったという説もあります。(その後1878年のパリ万博では金賞受賞)

そんな革を身に着けるってのは、そりゃもう贅沢なことなんですよ!

 

使用する革の部位はバット(butt=尻)。

バットレザーは、他の部位よりも繊維が密。そのためしなやかで丈夫。なので体への馴染みも良くなります。

リベットは、馬具用の銅製リベットを手打ちで行っています。

バックルは、イングランド中部・マンチェスターとリヴァプールの中間にあるAbbey Englandで作られたもの。

Abbey Englandは1982年創業の馬具メーカーで、1999年にはエリザベス女王からロイヤルワラントを授与されています。

また同ブランドのバッグと同じく、ベルトですらも手を抜かず、最高の革を申し分なく使っているのも素晴らしい!!!

なんと、革の厚さは平均5.5㎜!!!

これがどれだけ厚いかというと、例えば当店の定番ベルトであるMartin Faizeyで平均4㎜。

Martin Faizeyの4㎜って、これでも一般的なベルトの中では厚い方なんですよ。それより明らかに厚い。

ちなみにTENDER Co.は平均6㎜。やっぱりぶっ飛んでんな。

色は経年変化の迫力を実感できるNaturalと、ブライドルレザーらしいブルームぎっしりでツヤが出まくるBlackをご用意しました。

ちなみに穴の数は7個と多めで、サイズ合わせがよく分かりません。これに関してはルールを気にせず、感性で選んじゃってください。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。