diaries blog | LOUNGE ACT(ラウンジアクト)| Railway Straight Trousers

※1/15(水)・1/16(木)・1/23(木)・1/29(水)・1/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、コート(1月中旬~2月初旬)の予定で進行中です。

※1ST PAT-RN(2024SS)オーダー分の入荷は、2月中旬ごろを予定しております。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「どんと焼きの日」だそうです。

そろそろお正月気分も抜ける頃で、皆様におかれましては仕事のエンジンをかけねばならず、億劫な時期かと思われます。

私の方といたしましては、お正月から続いたイベントが終わり、ほっと一息ついているところでございます。

 

さてOLD TOWNのオーダー会でございますが、例の件もあり、お陰様で今までで一番のオーダー数をいただきました。

ご来店いただいた皆様、並びに当店を信用して下さってメールでご注文をいただいたお客様へ、心よりお礼申し上げます。

またオーダー会期間中、私の対応がままならず、お待たせしてしまった方や十分なご説明ができなかった方へは、深くお詫び申し上げます。

 

OLD TOWNとなると遠方からいらっしゃる方も多いので、皆様がどのような気持ちでDIARIESに向けて車を走らせ、もしくはTXに乗っているのか。

それを考えると、なんとかOLD TOWNのオーダー会を、そしてDIARIESを楽しんでいただこうとは思っているのですが、

いかんせん他にスタッフがいるわけでもなく、私共夫婦二人での対応となってしまうため、ご不便をおかけすることもございます。

それでも予約制などにしないのは、まずは気軽に来て欲しいから。見るだけでもOK!という気持ちからです。

ですので次回(6月か7月?)も、是非ともご来店いただければ幸いです。

ちなみにOLD TOWNのオーダー会開催できるかどうかは、2~3年は多分大丈夫。5年後は50%くらい?10年後はもう無理かもね。

というのが私の見立てです。

 

現在オーダーシートを見返しつつ集計しているところですが、オーダーされた製品とお客様の顔を思い出しつつ、

これは似合うだろうな~とか、これはチャレンジングなオーダーで楽しみだな~とか考えながら、全く仕事が進まずにいます。笑

とはいえお届けできないと意味がないので、しっかりと管理してまいりますので、4か月後を楽しみにお待ちください。

 

この度は、誠にありがとうございました!!!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】LOUNGE ACT(ラウンジアクト)

【アイテム】Railway Straight Trousers

【価格】¥49,500‐

【コメント】

とんとご無沙汰してしまいまして、誠に申し訳ございません。

あまつさえ前回の商品紹介が、デッドデッドな子供用スクールマフラーの紹介で終わってるに関わらず。

いいかげんちゃんとした服を紹介しないと、誰もブログ見てくれなくなりそうなので、本日はマジメな洋服を紹介します!!!

冬用の厚手のウールトラウザーズが、ラウンジアクトより届きました!

ちなみに届いたのは12月28日!笑

なんとか年内納品という約束を守っていただいた次第。

これはLOUNGE ACTのデザイナーさん、相当追い込まれてるだろうな・・・・・

そんな必死の思いで作ってくれたトラウザーズは、2024年秋冬(販売開始はほとんど2025年だけど)の新作モデルです!

こちらのパンツは、ドイツのヴィンテージのレイルウェイパンツからインスピレーションを得ています。

イギリスではなく、まさかのドイツ国鉄物!?

古いDB(=Deutsche Bundesbahn=ドイツ連邦鉄道)ドイチェブンデスバーン物のパンツに目を付けるとは、渋いですね~!

作りはシンプルなストレートシルエットで、股上をやや深くまた腰回りにゆとりを持たせています。

特徴は、後身頃に付けられたベルト下のストラップ。

後身頃の端から端までストラップが通っていて、ギュッと絞って穿けるのですが、このディテールだけだとバックシンチやバックルバックと大して変わらないわけです。

しかし、それはフロントのホックとセットで見ると、非常に興味深いディテールとなります。

ご覧ください。ウエストのトップボタンが、ボタンではなくホックなんですよ。

このホックだけ見ると、ちょっと違和感があるんです。

だってホックの場合、常にテンションがかかってないと(横に引っ張られた状態でないと)、何かの拍子に外れちゃうでしょ?

なるほどあの後ろのストラップは、このホックにしっかりとテンションをかけるためのディテールなんだな、というのが分かります。

 

となると洋服好きが思い浮かべるのは、フレンチワークのボタンフライにも金属のホックを使用しているよなということ。

あれも昔はサスペンダーとホックとバックシンチの組み合わせだったんでしょうけど、なぜかホックだけ残っているのはなぜなんだろう?

服って奥が深いですね~!

また「他の国のワークウェアと共通するディテール」といえば、このポケットフラップのサイズ。

大きめの長方形のフラップは、今度はイギリス国鉄の制服にも共通するディテールだと思います。

 

このように見方によっては、まさに文化が交錯するヨーロッパを象徴するようなアイテムなのでございます。

 

そんなドイツ国鉄のパンツをベースにしたトラウザーズは、ちょうど10年前に訪れたベルリンの寒さを思い出し、暖かい生地で作ろうと思いました。

生地は、リサイクルウールメルトンです。色は濃紺。まさにユニフォームを思わせる色。

10番単糸のリサイクルウールを、尾州で織り上げたメルトン生地で、ふっくらとしています。

メルトン=糸が密に絡み合っているので風も通しにくく、暖かく柔らかな肌触りが特長です。

 

また生地に厚みが出てしまうと、腰回りの履き心地が気になるところですが、

ベルト裏には縞スレキを使用し、クラシックな雰囲気に。

ベルトと内側のベルト芯は、手縫いで留めることで体に馴染む作りとなっています。(写真を見ると、手縫いなのが分かりますね?)

 

やっと季節は冬本番を迎えるところ。

どうぞこのパンツとともに、暖かくお過ごしください。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。