diaries blog | SANDERS(サンダース)| FEMALE CHELSEA BOOTS

※11/7(木)・11/14(木)・11/21(木)・11/28(木)は、休店日です。(←あと2日くらい休み増える予定です)

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※OLD TOWNオーダー分の入荷は、11月初旬~中旬予定。

LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)の予定で進行中です。

アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「タイツの日」だそうです。

そういえば、そろそろ冬用のJOHAのウールタイツをオーダーしないといけなかったわ。

思い出させてくれてありがとう。やっぱりDIARIESのブログは役に立つね。

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秋冬物の入荷がひと段落したら、YouTube撮る予定です。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】SANDERS(サンダース)

【アイテム】FEMALE CHELSEA BOOTS

【価格】¥72,600‐

【コメント】

鬱陶しい雨。せっかくの土浦花火大会も中止になっちゃいました。

そういや一年の間には、梅雨だけでなく秋雨前線というのもあって、意外に多い秋の雨模様。

それならこの靴を紹介せねば!

というわけで昨年に引き続き、毎度おなじみサンダースから、女性にとって安心でカッコイイブーツでございます!!!!!

 

まず何が「安心」か?

それは革です!

アッパーに使用しているのはポリッシュドレザーというもの。

光沢感があり傷や汚れが付きにくく、比較的雨にも強いのが特徴です。

ブラッシングの後、少量の水を含ませた柔らかい布で磨いて頂くと光沢感が保てます。

簡単にお手入れができるため、革のお手入れが苦手な方にもオススメです。

 

経験上、男性の靴好きのように熱心に靴磨きをする方は、あまりみかけません。

なので手入れが楽で耐久性があり、そして簡単に艶が出る。なので革靴初心者の方にとっても、優しい靴なのです。

 

また雨にも強いというのも良いじゃないですか。

ブーツだし、製法も耐久性のあるグッドイヤーウェルトだし。

なのでソールの形状も、雨の日に滑りにくいグリップが強いソールになっています。

こちらがそのソール。

サンダースが使用するのはダイナイト社ではなく、ITSHIDE社のスタッドソールになります。

もちろんすり減ってきたら、SECOND FIDDLEさんでソール交換してもらえますので、2,30年は履いてほしいですね!

 

最後の安心ポイントは、着脱のしやすさです。

プルタブを引っ張って長靴のようにズボっと履ける、靴ベラ要らず手間いらず。

そしてやっぱり足首まであるブーツは、ローカットと比べると格段に暖かいんですよね~~~~~!

 

というわけで、安心ポイントをおさらいすると、「手入れが楽」「天気気にしない」「丈夫で長持ち」「脱ぎ履き楽」「暖かい」ブーツなんです。

 

 

そしてもちろんカッコよくなきゃね!

 

デザインは、ちゃんと女性向けの木型を採用したシェイプになっており、美しいんです。

この木型は、ホールド感がありながらも着脱はしやすく、そして美しいフォルムになることを狙って作られています。

またサンダースといえば、ミリタリーシューズのイメージが強いですが、

その持つ無骨なイメージを抑えるために、グッドイヤー製法でありながらもコバの張り出しを極力削り、厚みを少なくしています。

そのため、みためよりおそらく軽く感じるはずなんです!!!

以上、いかがでしたでしょうか?

サンダースの女性向けチェルシーブーツ。

あ、チェルシーブーツとは別名サイドゴアブーツと言いまして、このようにくるぶし部分にゴムがはめ込んであるブーツです。

チェルシーという名前の由来は、よく言われるのが「ロンドンのチェルシー地区に住む芸術館が好んで履いていた」とありますが、

それがいつのことかもよく分からないので、個人的には眉唾物だと思ってますね~。

実は歴史は結構古くて、1800年代初頭まで遡ります。

チェルシーブーツが最初に歴史に登場するのは、1820年代のこと。かのヴィクトリア女王が好んで履いていたそうです。

そのヴィクトリア女王お抱えの靴職人「Joseph Sparkes Hall」が最初に作った人物とされ、

その語1831年に、ロンドンの靴職人「Thomas Cotton」がChelsea Bootsと名付け発売したそうです。

その後1950年代以降にモッズファッションに取り入れられたり、ローリングストーンズが着用するなどして、

大衆ファッションに結びついていったというわけ。

 

なので、およそ200年の歴史を持つブーツなのです。

 

そういわれると、なんか急に重厚感のあるブーツに見えますよね!?笑

でもホントに、履くとコーディネートのバランスが良くなります。締まるというか。

パンツの太さに限らず、ワンピースでもスカートでも。

そしてチェルシーブーツの歴史を遡ると、女性のためのブーツって感じがしますね!

 

妻も昨年から履いているのですが、だいぶ育ってきました!

1年でこの味の出方は、それだけ気に入って履いていたということを窺い知ることができますね!

僕は昔、革靴原理主義みたいなところがあって、「ガラスレザー?何それ?笑」みたいな部分があったんですよ。

でも手入れのしやすさが雨の日のようなシチュエーションなどに活躍するし、

展示会で実際の経年変化を見させてもらったところ、俺が昔履いてたようなレッドウイングのポストマンとは、全然違って良い感じだと思いなおしました。

そして革だけでなくサイドゴア部分もかなり強靭で、ビロビロになることは無さそうです。

 

やっぱりサンダースの靴はタフだわ!

そしてグッドイヤー製法もこれまた頑丈なので、車のバンパーのように本体(アッパー)を守るために出っ張ってるんじゃないか?くらい思わせます。

つまりワークブーツのように、ガシガシ履いて大丈夫な靴。

このように↓

でも実際に履いてみると、多少はつま先を擦っちゃいますし、曇っても来ます。

なので、ガラスレザーって当初のツヤを出すにはどうしたらいいの?てことで、磨いたのがこちら。

どうです?

両足とも同じように擦っていたのですが、磨いた方は元通りのガラスレザーの表面になっていませんか?

ちなみにどうやってこの状態に戻したかと言うと、素材のポリッシュドレザーの名の通り、ポリッシュをかけました。

個人的には、普段はほとんど使いませんけどね。鏡面仕上げとか面倒だし、落す時も大変だし。

なので使うのはガラスレザーのみになってしまいました。

だからパキパキじゃねーかよ!!と思うでしょ?

実はね~、これは理想的なポリッシュの状態なんです。

買ったばかりのポリッシュって、水分を含み過ぎてて緩いんですよ。

緩いと何がダメかっていうと、まず布に沁み込み過ぎちゃう=塗りすぎちゃう。さらには簡単に拭き取れちゃう。だからいつまで経っても輝きが出ません。

なので、あえてポリッシュを乾燥させてカチカチにして水分を抜いてから、粉の状態で拾う。

そして別皿(面倒なので蓋を使用してます)で、少しづつ水で溶きながら使いやすい固さにして靴を磨いていきます。

ポリッシュでつま先光らせたいけど上手くいかないよ~!って方は、よかったら試してみて下さい。

 

僕も普段はあまり靴磨きはしないで、適当に履く方ではあるのですが、ちゃんと磨くことはできますからね!

一応革靴を扱っているセレクトソップのオーナーなので!!!笑

 

サンダースのガラスレザーの経年変化、見くびらないでください!

(10年前の私からすると見事な手の平返しですが、これをアップデートと言います!!!)

 

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。