ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「いい石の日」だそうです。
Rockですね。
そういや先日、つくばのライブハウス・パークダイナーにロリータ18号が来てました。
懐かしいすね。
てかエナゾウが脱退してたとは!?
そして少年ナイフも2人になってたよ!!!
そしてナイフを持って立ってた。(言いたいだけ)
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】Alfa Coat Nylon
【価格】¥42,120-(税込)
【コメント】
今日はメンズのライトなコート。
ライトと言っても軽いだけじゃなく、年間通して考えると一番使えるコートです。
というのは、個人的な経験から。
例のアレです。「もし俺がまだビジネスマンだったら」シリーズ。
略してdiariesのもしビジ。もしドラから思いついたのは言うまでもなく・・・
まあ私自身が、お店を出す前に開業資金を貯めるため、スーツを着て法人営業をやってたという経験があるので、
その時の経験を活かし「もしまだ会社で働いてたら、こんな格好で仕事したかったな~」という思いでセレクトしたのが
もしビジでございます。
これが結構アパレルでは珍しくてですね。
ずっとアパレルにいると、一般的なビジネスマナーが分からなかったり、
TPOなどのアドバイスは、いわゆる「アパレルの人」にはできないんですよ。
なぜなら、良くも悪くも浮世離れしてるのがアパレルの人なので。
というのが個人的な見解。
私が独立前にいた会社では、延べ100社以上の法人を担当させていただきました。
それこそ日立エリアを担当してただけに日立にある大企業から、今俺がやってるような個人商店まで。
なのでTPOに合わせたアドバイスだけでなく、どの仕事ならどれくらいの服装で遊べるかといった、
自身のモチベーションを上げるための手段の一つとしての提案もできるのが、
diariesの強みなんじゃないかな~と思うわけです。
またさらに、会社で働いてた時というのがゴリゴリの営業職なものですから、
クリエイティブでエグゼクティブなビジネスマンというよりは、
雨の日も風の日も自転車で飛び込み営業をできるくらいのタフネスさも必要とされる、
泥臭い営業マンだけど泥臭さを感じさせないスタイルがセレクトの基本となっています。
とまあ前置きは長くなりましたが、端的に言えばタフでスタイリッシュってことです!(普通ですね!?)
私が会社員時代に着てきたアウターが、ナナミカのゴアテックスPコート、バブアー、ラベンハム、モンクレール、グレンフェルなどなど、
エグゼクティブでないだけに!?マッキントッシュ以外は大体着てきたんじゃないかな?と。
その中で、最も重宝したのがグレンフェルのナイロンコートでした。
まあぶっちゃけグレンフェルだのといったブランドは関係ないですね。
暑がりの私にとってはスーツ自体がそこそこ暑い(当然仕事用の安物のスーツなので、通気性も悪い)ので、
雨と風を通さなければ基本的には問題ありません。
さらには電車の中も暖かいのでそこまで保温性は求めないのと、
我慢できなくなって脱いだ時に邪魔にならないくらい薄いのがいいんです。
そして先ほど、泥臭く見えないようにという部分では、経年劣化しにくいナイロンがおすすめ。
そういう部分では、ゴアテックスだと3レイヤーだのという高機能素材ではなくナイロンが実用的でした。
透湿性といったって、別にアウトドアではないので前を開ければ十分通気できますしね。
というわけで、ナイロンコートの良さが分かったとして、ではなぜこのフライツォーリのコートを選んだのか?
上記の理由の通り、ナイロンコートというのは世の中にたくさんあるのですが、ぶっちゃけどれもいいです。
どれもいいってことはどれでもいいです。
でも私が思わず食指を伸ばしてしまったのは、Alfa Coatでした。
このAlfaという名前がポイント。AlphaではなくAlfaね。
実はこのALFAなんです!!!!!
なんでかっていうと、同じイタリアはミラノつながりでアルファロメオ社に頼まれて、
フライツォーリ社がこのコートを作ってたんだそうです。
その資料がこちら。
そこそこ。右上の方。
この丸目ライトが4つ並んだ角ばったボディの4ドアセダンは、60~70年代のジュリアっぽいですね!
そしてアルファロメオ以外にもエールフランスとかBPとか地下鉄の制服なども手掛けていたんだなというのが分かります。
もうね、是非ともアルファロメオを乗っている方には着ていただきたいのですが、
アルファロメオを乗っているお客様をほとんど見かけません!!!!!マイッタ!
その状況を鑑み、アルファロメオだけでなく車を持っている方全員に勧めしたいと思います!!!(無理矢理)
もちろんフライツォーリなので、作りはしっかりしてますよ!
裏地はラバーコーティングで雨も風も通しません。
もちろん蒸れますが、もちろんベンチレーションが設けてあります。
背中と、
わきの下に。
このベンチレーションの構造は、フランス軍かイタリア軍のナイロンコートでもありました。
小さくてかわいいディテールです。ディテール萌え。
そしてこのわきの下からピローンと伸びる生地は、ベルトループを留めているステッチを補強するため。
この辺のワークっぽいディテールがフライツォーリらしいですね。
フライツォーリらしいという部分では、この部分も。
ナイロンコートにしては、見返し部分が多いのが特徴です。
薄くて軽いナイロンでも、このおかげで生地に重さが出るので、ある程度パリッと見えるようになります。
ビジネスシーンで立ち姿は大事ですからね。
また多くのレインコートに見られるように、
肩から袖が1枚生地。
肩のトップに縫い目を持ってこないので、水が浸入しにくくなります。
最近はヴィンテージ業界でも、この形のバーバリートレンチが人気ですね。
それはおそらく防水という機能以外で、
肩の位置が気にならないのでサイズ選びがしやすいというメリットや、
着た時のシルエットが自然で柔らかいという理由もあるんだと思います。
さっそくですが、着てみました。
Shirts/Gitman Vintage (Dress shirts) ¥21,600-
Bag/MINOTAUR×PORTER (Grain PC 3way brief case) ¥63,720-
Shoes/SANDERS (Oxford shoes -exclusive by diaries-) ¥52,920-
こんなメガネでヒゲでロン毛のビジネスマンはいないと思いますが、
会社員時代は黒ぶち眼鏡でボウズ頭でした。極端すね。
今どきのビジネスコートに比べると、身幅も袖もゆったりしてますが、
細身信仰とトンガリ靴信仰はなくならそうですね!!!
俺なんかは細身のコート着るとやたら顔がでかく見えるので苦手なんですけど。
そもそも細身のコートだとボタンが締まらないんですけどね!!!!!
で、自転車で飛び込み営業できるくらいとさっき言ったので、
センターベントもこれぐら開けば大丈夫そうです。
とまあここまでビジネスアイテムとして推してきちゃいましたが、
もちろんカジュアルとしても十分使えるのでご安心ください。
Shirt/Gitman Vintage (Dress shirt) ¥21,600-
Knit/Shetland Woollen Co. (Crew neck) ¥20,520-
Vest/WORKERS (Cruiser vest) ¥19,440-
Pants/68Pattern combat trousers (dead stock from 1980’s) ¥13,824-
だってそもそもアルファロメオのワークコートみたいなものなので。
ショップコートとしてコーディネートすればOKですよー!
それではまた。お店で会いましょう。