ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「靴の記念日」だそうです。
今年の靴ラインナップもわりとすごいと思います。
今年取り扱った靴ブランドは、あと5年くらいはそのままでいいんじゃないかな。
そう思えるくらい、スキがないように思います。お楽しみに。
そういやこんなハガキが届いてたんだっけ。
ま~今年も上半期はこれに向けて頑張りましょうかね~といったところなのですが、
この「また苗場で会いましょう。」のキャッチコピー。
どっかのブログで聞いたことあるよな~~~~~???と思いつつ、
決して私がマネしたわけではないのと、フジロックとかぶっててちょっと嬉しい部分もあったりと、
ホントにどうしようもないフジロック厨だなというのがお分かりいただけたかと思います。
というわけで、オザケンのおかげで俄かにざわついているフジロック界隈。
今年も初めて行く方が増えそうなので、diariesもよろず相談所と化すのでしょうか?
野鳥の会長靴をはじめ、ポンチョやハットなど例によってフェスグッズも用意してますのでお楽しみに!!!
楽しみいっぱいダイアリーズ!(←ダサいキャッチコピー)
じゃ、商品紹介です。
始めに言っておきますが、今日は長いですよ。
ドウゾ!
俺!売り出し中!!!
ウソ!
今日はこちらの3ピースのご紹介です!
でもスーツではなくセットアップですので、バラバラの販売になりますよ!
なのでセットでお買い上げいただかないと、正直キツいです!
でもそれはこちらの事情ですよ!みなさんはお気軽に!!!
ではまずはジャケットから!
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】Travel Jacket Biscottino
【価格】¥48,600-(税込)
【コメント】
今季も入荷してまいりました!
昨シーズン、diariesの新定番とご紹介させていただいたところ、
40歳以上のお客様には懐かしいというお言葉をいただき、
若い方にはこういうジャケットって昔からあったんですね!と新鮮に感じてもらえたようです。
でもまあ半年ぶりのご紹介なので、まずはブランド紹介からどうぞ。
フライツォーリ社は、レオナルド・フライツォーリ氏により1923年8月1日に創設され、
設立当初は「Italian Factory of Civil Uniforms」(市民制服を作るイタリアの工場)という名前でした。
ワークウェアから始まりコックジャケットや軍・警察関連の制服を手掛け、
ミラノを中心にイタリア国内に広まっていきました。
現在でも病院関係、工場、建設、ホテルなどミラノ市内で着られているワークウェアではトップシェアを誇ります。
現社長であるレオナルド・カリオーリ氏の叔父にあたるイヴァノエ・フライツォーリ氏は、
1968年~1984年の間にセリエAのインテルミラノのオーナーだったことからも、
事業としても成功し、地元・ミラノに根差したメーカーだということが分かります。
という、いわゆるイタリアのワークブランド。
そんなフライツォーリの中でも、最もアイコン的なアイテムだと勝手に思っているのがこちらのジャケット。
というのは、実はこのトラベルジャケットこそが個人的に初めてフライツォーリに触れた同ブランドのアイテムだからです。
なので本来であればdiariesをオープンさせる8年前から取り扱いを考えてはいたのですが、
諸々の事情もあり7年間温めてきました。
もちろんこれまで扱ってきたYarmoのドライバージャケットも辞めるつもりはありません。
それぞれがそれぞれの特長を持ち、どれも素晴らしいジャケットだと思います。
後はフランスのVetraとかドイツのKempelを揃えれば完璧でしょう!
ま、ウチにはLe Laboureurあるし、この狭い店ではこれが限界!!
話は戻しますが、先ほどの写真がこのジャケットの全てと言ってもいいんじゃないかな?
トラベルジャケット。
必要な貴重品はジャケットにしまって気軽に旅に出ましょうねというジャケットです。
内ポケットのほとんどにジッパーが付いているのが特徴です。
これは大きさ的にパスポートサイズですね。
iPadやiPhoneサイズのデバイス等を入れるサイズのポケットも。
まさにお客様からはデバイスジャケットですか?と言われたりましますが、トラベルジャケットです。
フライツォーリでは10年以上前から作ってたりもします。
で、例によってこれが17年前に買ったやつ。
物持ちいいね~と言われますが、物が丈夫だけに持っちゃいます。
このジャケットを買ったのは23歳の頃。
ビール飲んで代々木公園で寝転がるくらい、劣悪な環境に晒されてきました。
結婚式の二次会などへも着ていきましたが、汚れても洗濯できる、でもカッコいい服という意味で。
だから決して特別な服ではないのですが、常に着る人と共に行動し寄り添ってくれ、
15年以上も私のワードローブを縁の下から支えてくれたジャケットに違いありません。
このヤレ感。
自分が付けてきたこのシワや汚れは、どんなヴィンテージにも勝ります。
当然自分限定だけど。
でもこの自分だけにしか分からない服の価値ある。
これからのファッションなんてのは、それでいいと思ってます。
人が羨む高い服でも、最先端のファストファッションでもなんでもいい。
でもずっと着続けたいと思う服があることが大事なのかなって思います。
また、なぜ着続けたいと思うのかをお客様と一緒に考えて明らかにするのが、私達ショップスタッフの在り方なのかな~?
と、ちょっと話が逸れてしまいましたが、新旧を比較すると面白いことが分かりました。
なんとポケットの数やサイズが違います。
当たり前っちゃあ当たり前ですが、時流に合わせてデザインが変化してきました。
先ほどのiPadの入るポケットなんかは、変更点としてかなり大きな決断だったのではないでしょうか?
またこのように内ポケットの柔軟な仕様変更ができるのも、イタリアのジャケットらしい「大身返し」だからかな。
また進化したのは、シルエットもかなりドレッシーな仕上がりに変わってました。
昔よりウエストが絞られてたり。
私物のは袖口も筒袖だったのですが、
なんと本切羽!!!
イタリアらしいといえばイタリアらしいのかな。
こうやってわざとボタンを一つ開けて柄のシャツを見せ、「俺のジャケットは本切羽だからね」とアピールする人もいます。俺がそうです。
さらには額縁仕上げ!のくせにステッチを出してたたいちゃうところとか、よくわかんないけど面白いです!
まあでも、フライツォーリ社のHPにはこのようにも記載されてるくらいですからね!
ス・ミズーラ。
憧れのス・ミズーラです!オーダーメイド!!!
とはいうものの、日本ではものすごい高価なイメージのあるス・ミズーラですが、
実際はパターンオーダーやレディーメイドも含めてスミズーラと呼ぶらしいので、
制服でもなんでもやりますよーって感じの意味だと思います。
とまあジャケットの紹介はここまで。
次はベストです。
昨シーズンはジャケットだけでしたが、実は素材によってベストやパンツが作れないアイテムがあるんです。
基本的にいつも3ピースで作れるのはこの素材。
こちらはBiscottinoという名のついたネイビーベースのストライプ生地。
派手過ぎないストライプが非常にカッコいいです。
またこちらは春夏用の生地。スーツを着るイベントごとが多い3月~6月にピッタリの素材。
じゃ、改めてベストの紹介です。
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】Waist Coat Biscottino
【価格】¥28,080-(税込)
【コメント】
言わずもがな、同素材のベストです!英語ではウエストコートと言います!
個人的に非常に気に入っているのが、4つポケのベスト!
例えばオーダーで4つポケのベストを作ると結構お金かかった覚えがあります。
機能性だなんだは、どうせ使わないポケットなので関係ありませんが、4つあったらとりあえずカッコイイと思いませんかー!?
あと裏地はキュプラです。
つるつる滑ります。(受験生のみなさん。すいません。)
次はパンツです。
【ブランド】Fraizzoli(フライツォーリ)
【アイテム】String Pants Biscottino
【価格】¥25,920-(税込)
【コメント】
ビスコッティ素材のパンツです!
しかもなんと!3ピースのくせにこちらはイージーパンツ!!!!!
ウエストはヒモでゆるゆる~。
さらに実はこのビスコッティ素材はストレッチが利いてますので、ジャケットもパンツもかなり着心地が良いんですよー!
そしてもっと驚くのが、
イージーパンツのくせにベルトループが付いていて、さらに○○○ループまで!!!(←伏字は意外とみなさん知らないディテールなので、店頭で聞いてくれるの待ってます。いやらしくてスミマセン!)
ジャケットの本切羽の部分にしろメチャクチャな作りです!やりたい放題!!!
また個人的にアガるポイントがパンツの作り。
ポケット部分をよく見ると生地に切れ込みを入れただけのスリットポケットになってるんですが、
実は再度に縫い目がない「筒仕様」のパンツなんです。
ではこのパンツがどういうシルエットになるかというと、
これがものすごく細くてキレイ。
イージータイプですが、ヒップ周りもそんなに生地が余りません。
ちゃんと3ピースとして機能します。
もちろんこれらジャケット・ベスト・パンツは、それぞれ単独でもかなりカッコいいんです!
Pullover/Monitaly (Mock neck pullover) ¥20,520-
Shoes/7CCR (7172) ¥非公開
ボリュームのあるトップスと合わせ、スポーティなスタイルにも非常に使えます!
でも、パンツばかり着てしまうと、そちらばかり経年変化してしまうので、
Pants/TENDER Co. -private-
Shoes/Quilp by Tricker’s (Plain oxford) ¥104,760-
ちゃんとバランスよく着てあげた方がいいです。
そしてたまには
ビシッとキメてみてはいかがでしょうか?
ガチガチのフォーマルウェアではないので、卒業式・入学式などなど、「式」と名の付く場には厳密にいうと相応しくはありませんが、
みんなそんな守ってないし知らないしなので、好きな恰好すればいいんじゃないかなと思います。
言ってもお子さんがいらっしゃれば、主役はお子さんなので親御さんは引き立て役ですが、
お子さんが引き立つように華のある服装をしていてほしいです。御祝いってのはそんなもんです。
御祝で思い出しましたが、最近1.5次会てのをよく聞きますよね。
ドレスコードが設けられちゃって、「スマートカジュアル」とか分かりにくいやつ。
結局は思考停止してスーツでみんな行っちゃうのが世の常なのですが、
そこは「自分がどうやって友人を祝いたいか」が重要だと思うんです。
私個人の考えですが、「パーティーを華やいだものにする」ために「着飾っていく」のが礼儀と考えます。
それをイメージして、カジュアルなワーカーズのタイに、ポケットチーフではなくバンダナで、
腕には時計ではなくインディアンジュエリーを。
カジュアルなアイテムでスマートに着飾ってみました。
パーティーはみんなが楽しむ場。主催者はもちろん参加者も。
どうしていいか分からない・・・なんて億劫にならず、困った方はご相談ください。
みなさんのライフスタイルをより華やぐものにできれば幸いです。
それではまた。お店で会いましょう。