ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「くるみの日」だそうです。
が、道端は銀杏の匂いが漂いますね。あ~銀杏腹いっぱい食いたい!
というわけで、今月は最高と最悪が同時に来た月。
まあ言っても、もっともっと上を目指さないといけないし、
これからもっともっと最悪なこともあるかと思うので、
精神的にはそれなりに追い詰められたけど、また成長したかな?ということで、結果オーライ。
また10月も頑張ろっと!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】GITMAN VINTAGE(ギットマンヴィンテージ)
【アイテム】Indigo Overdyed Poplin B/D L/S
【価格】¥20,520-(税込)
【コメント】
1か月くらい入荷予定から遅れて、やっとこさっとこ届きました!ギットマンヴィンテージでございます!
今季もすべてdiariesでプチ別注させていただいたアイテムばかり。
型数は4型と少ないですが、僕なりに一生懸命考えたオーダーです。見てやってください。
では久々の紹介となるので、まずはギットマンヴィンテージに対する思いからどうぞ。
アメリカンボタンダウンシャツの代名詞・Gitman Brothers(ギットマンブラザーズ)でございます。
今季最初のギットマンの紹介なので、ご存じない方のために
まずはdiariesにおけるGITMANの立ち位置からご説明させていただきます。
diariesのアメリカンボタンダウンシャツだったらINDIVIDUALIZED SHIRTSがあるじゃない?なんで?
と熱心なブログ読者の方なら、きっとそうお思いになることでしょう。
確かにアメリカのオックスフォードボタンダウンシャツといえば、ブルックスブラザーズやラルフローレンであり、
さらにそこにシャツを提供していたのは他ならぬインディヴィジュアライズドシャツなのですが、
実はこのギットマンブラザーズもそうなんです。
というかインディヴィジュアライズドシャツもギットマンブラザーズも、今やグループ会社だったりするんですけど。
またインディヴィジュアライズドシャツがボタンダウンシャツとしての地位を確立しましたが、日本ではそれは2000年以降の話。
それまではアメリカンボタンダウンシャツといえば、このギットマンブラザーズかアイクベーハーでした。
40歳以上の方なら分かってもらえるはず。
私にとっても、初めて「アメリカンのオックスフォードボタンダウンシャツを買うぞ!」と思って手に入れたブランドこそ、
このギットマンブラザーズなんです。
つまり「良いシャツ」の原点。
数ある生地や柄の中からこれだと思う物をチョイスし、そこからさらに型や襟の形などを決めていきますので、
まあちょっとした別注って言ってもいいんじゃないかと思います。
なので当店に並ぶギットマンのシャツは、あまり他の店で見ないかもしれませんね。
また先ほど「数ある生地や柄」と書きましたが、これもまたポイント。
今までdiariesでは、インディヴィジュアライズドシャツのバリエーションが少ないと感じていました。
それは限られた予算の中で、ファッションとしての追求ではなく、
着る人にベストマッチする服として、できる限りサイズ展開を広げたいからという理由から、
バリエーションを少なくし、その代わりにXSからXL相当までご用意してまいりました。
ただそうなると、どうしてもベーシックなデザインに寄っていってしまいます。
さらには毎年同じような物だと、お客様にも飽きられてしまう。(お客様の数もそんなに多くないので・・・)
というようなジレンマを抱えておりました。
そんな中でのギットマンとの出会い。
当店でのギットマンの立ち位置としては、インディヴィジュアライズドシャツよりもカジュアル寄りのシャツといったところでしょうか。
色・柄のバリエーション然り、さらに別注による様々なアイテムをご用意することができます。
ちなみにギットマンのサイズ展開もXS・S・M・L(インディヴィでいう14-31,14H-32,15H-33,16H-34相当)であることから、
サイズもシビアにならずに気軽に着ていただけると幸いです。
というように、縦に広がる(深堀りという意味での)インディヴィジュアライズドシャツと、
横に広がる(=バリエーション)ギットマンヴィンテージといったところでしょうか。
洋服の面白さを伝える意味で、diariesのような小さい店舗でこれだけの守備範囲を持てるのは、かなり嬉しいことです。
では次にブランド紹介です。
1932年、創業者であるマックス・ギットマンがニューヨークから炭鉱町であるペンシルバニア州・アシュランドに移り住み、
「Ashland Shirt & Pajama Company」を設立したのが始まり。
そして彼の息子であるアルフレッドとシェルドンの名前を取り、1978年にギットマンブラザーズをスタートさせます。
現在ギットマンブラザーズは、アメリカ製を貫く数少ないシャツメーカーの一つ。
その中でもGitman Vintageラインは2009年にスタートした、創業当時の面影を残すヘリテージコレクションです。
当時の生地を再現し、またチョークボタンやロッカーループといったディテールや、ダブルトラックステッチングという縫製も復刻。
さらに現代的なスタイルにフィットするようサイジングを見直しています。
Gitman Vintageのシャツは、25のパーツが50もの工程を経て縫製され、1着あたり80分以上を要します。
というブランドです。
また上記のギットマンヴィンテージのタグの色ですが、創業当時のグリーンレーベルを採用しているそう。
このギットマンのタグがねぇ~、10代の頃それこそ20年前は憧れだったんですよ~!
大体どの店もビニール袋に入ったままでね、お金が無いから買えないんだけど着てみたい、
だけど試着させてくれって店員さんに言えなくて。
そんな思いもあるので、当然私はビニールに入れたまま店頭に並べることはありませんけど。
昔はそんなお店ばかりでしたからね~。
そしてさらに!diariesに届くギットマンヴィンテージは、ギットマン擁するTJ Companyと直接取引を行っているため、
基本的には全て別注品となります。
そんなわけでオーダーしたのはまずはコチラから!
やはりボタンダウンシャツは外せませんねー!
インディヴィジュアライズドシャツもギットマンも同じグループ会社だけに、こちらの襟のロール感も引けを取りません!
さらに今回のボタンダウンシャツは、オックスフォード生地ではなくポプリン(=ブロード)生地。
さらにそれをインディゴで後染めしたものになります!なのでボタンも染まってるってわけです。
細番手の糸を高密度で織り込んだ生地は紙のようにパリッとしてます。
これだけ生地が固いと、インディゴが色落ちした後の所謂「アタリ」の出方もすごいことになりそう!!!
襟のダブルトラックステッチングもすでにパッカリングを起こしてますので、
こちらも濃淡がはっきりしたアタリが出そうですね~。
ギットマンらしいディテールもそのままでございます。
もう一度ブランド説明を見てほしいのですが、
襟の後ろに付いているボタンがチョークボタン。
その下のバックヨークは2つに割れているスプリットヨーク。
その下のセンターボックスに付いているループが、ロッカーループです。
文字通り、ロッカーで吊るす時に使うやつ。
このユニフォームのような合理的な作りが、これまたアメリカぽい。
そしてもう一つのディテールが、ダブルトラックステッチング。
日本語でいうと、2本針縫い。
インディヴィジュアライズドシャツが1本針の巻き伏せ縫いに対し、こちらはカジュアル・ワーク色がやや強くなると思います。
ま、ぶっちゃけ大した違いではないです。強度的にも。
ここはあまりこだわらず、ウチの店のセールストークだと思って下さい。どっちが良いという程でもないです。
そしてもう一つのギットマンのこだわり。
と、説明しようと思ったのに、詳細を取り忘れましたが、一番下のボタンを見てみてください。(店頭で)
前合わせの一番下のボタンは、横になります。
これはなぜか。どうしてもヒップにかかってくる部分なので、横に引っ張られがち。
ボタンホールは、常に横方向にテンションがかかった状態だと開いてしまいます。
なので横にしてます。
イタリアのシャツでも見ますよ。
あと、ボタンホールのステッチもギットマンカラーのグリーンにしてるところもポイントですね!
(後染めで染まってますけど!)
タグも後染めなので染まってます!!!
なんにせよ、僕らは青に弱いよね~。
青い服ばかり何着もある人いるでしょ?
実はあれ正しいんです。てかしょうがないかな。
青って素材や染料の組み合わせで、色んな表情が出るんだもの。
さらにそれを使い込んだらとなると、もはや無限といってもいいです。
これが黒ではそうはいかないかな。青ほど幅は広くないような気がします。
なので、青が多くて困っちゃうって方も安心してください!俺もそうですから!!!w
それではまた。お店で会いましょう。