ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「庭の日」だそうです。
子供の頃、よく庭でゴルフをやってました。
やっぱモンゴルさんボンボンすなぁ~!
だったらよかったのにね!!!
庭が畑でした。畑が庭でした。農家だったもんで。
錆び錆びのゴルフクラブを1本どっかで拾って、ゴルフボールをオヤジからもらって、畑でゴルフ。
あのまま続けてたら、結構上手くなってたんじゃないかな~と思う今日この頃。
あの時ゴルフボールを打ち込んだ通りがかりの車の持ち主は、元気にしてるんでしょうか?
車に載ってたオッサンがこんな顔して怒るもんだから、
死ぬ気で走ったのは、あの時と野犬に追いかけられた時ですね。
というわけで、遅ればせながら見てきました!!!
よかった・・・
泣いた・・・
いや、決して泣くような映画ではないんですよ。
なんだけど、こうあのシーンであの頃がフラッシュバックしてきて、懐かしさとともにこみあげてくるあの感じ。
なんて言ったらいいか分からないんですけど。
もうさ、登場人物がみんな昔の悪い友達みたいな感じ。やっぱどうしようもねえな~あいつらはってね。
20年ぶりに会った(見ただけなんだけど!)あいつらは、20年前に見た時とは違って見えて、カッコよくもなんともなかったよ。
映画的に言うなら、一見の価値アリです!間違いなく。
だいたい2ってズッコケるでしょ?俺もそう思って行ったから。
それがね・・・いや~ダニーボイルすごいわ。
そしてユアンマクレガーとしてのレントン。レントンとしてのユアンマクレガー。
初めはユアンマクレガーなんだけど、レントンになっていくっていうか。
あのレストランでの長台詞とかたまんなかったね。
オビ・ワンまでなっちゃったユアンマクレガーも、最初はレントンだった。
単館という小さなライブハウスから見てたバンドが、フジロックのグリーンステージまで行っちゃって、
その人がまた小さなライブハウスで本気で演ってくれてるような感覚。
もう1回映画館で見たいなー。
皆さんも是非!映画館が良いと思います!
だってLUST FOR LIFEをでっかい音で聴きたいでしょ?
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Jutta Neumann(ユッタニューマン)
【アイテム】Alice
【価格】¥54,000-(税込)
【コメント】
昨年に引き続きの入荷になります。
そして今年はなぜか、入荷と同時に大き目のサイズが全て完売してしまいました!!!!!
現在あるのは、サイズ6(24~24.5程度)と7(25~25.5程度)のみ。
なので、GWに向けて慌ててご紹介させていただく次第。
というわけでこの約20年間、レザーサンダルの頂点に君臨し続けるユッタニューマン。
君臨という言葉を使いましたが、一言で言えば、最高のサンダルです。
最高・・・なのにサンダル???
すごいのかすごくないのかよく分からない響きがたまりません!世界最高の軽自動車みたいな!?
車に例えるとすればバンデンプラ・プリンセス?
ベビーロールスって言われるくらいですからね。
この例えも当たらずとも遠からずだったりして。
なぜならこのユッタニューマンのサンダルは、誰が最初に言い始めたのかは分かりませんが、
「サンダル界のロールスロイス」と呼ばれているんです・・・(苦笑)
まあそんな例えは置いといて、まずはブランド紹介から参りましょう。
ドイツ生まれのデザイナー「Jutta Neumann(ユッタニューマン)」は、
1980年代半ばにニューヨークに移り住んだ後、革職人としての経歴をスタートさせます。
彼女は尊敬する革職人の元で6年間修業しました。
そして1994年に自身の名を冠したブランドを設立します。
イーストヴィレッジに工房を併設したショップをオープンしました。
すると彼女がデザインしたサンダル・バッグ・リストバンド・ベルトなどは、
ファッションデザイナーやスタイリストを初め、高感度な人々により広められていきました。
そして2001年には、レザーとスターリングシルバーを組み合わせたジュエリーラインを発表します。
ユッタニューマンの作品は、「Vogue」「Elle」「Marie-Claire」「Mademoiselle」「Self」「W」などの
世界的に有名な雑誌でもたびたび取り上げられるようになりました。
生産数が増えた今でも、決して外注や海外生産に頼ることなく、
全ての製品はイーストヴィレッジにある工房で作られています。
というブランドです。
ちなみにこの紹介文で「ファッションデザイナーや高感度な人々により広められていきました。」とありますが、
ブレイクしたきっかけは、ANNA SUIのコレクションでナオミ・キャンベルがJUTTAデザインのレザーサンダルを履いたからだそう。
それでは詳しく見ていきましょう。
同ブランドの中でもロングセラーとなっている「ALICE」というモデル。
だんだん太くなるストラップと、親指を固定するだけのシンプルさが魅力です。
余計なデザインを削ぎ落としながらも、ここまで完成されたデザインになるのは、
計算されたストラップの幅や革質にこだわり、さらに厚みのあるソールの存在感があるからこそ。
実はもうちょっと安くて似たデザインの「HERMES」というモデルもあるんですが、
それは甲のストラップがもう少し細いんです。
たった数cmの幅なんですけど、見た目が全然違ったんですね。完全にArtの領域です。
履いてみると分かるんですが、これじゃなきゃダメなのが分かります。たった数㎝のバランスなんですけどね。
そして肝心の履き心地。
最初は痛いんですけどね、馴染むと吸い付くようなフィット感!
私も仕事柄、1日8時間以上立ちっぱなしですが、足がまったく疲れません。
また、サンダルなのに、歩いてもペタッペタッとかかとの音がしないのも素晴らしいです。
疲れにくさの秘密は「アーチ(土踏まず)」。
グムムッと盛り上がっているのが分かります。さらにはサンダルのくせにダブルソール!
初めは突き上げるような履き心地。ビルケン以上ですね。ホワイツや先日紹介したグリズリーブーツのよう。
もちろんこれはなじんだ後のことを考えてのこのなんですけど。
なぜこれが良いのかというと、
人間の足というのは、2本のスプリングで地面から伝わる衝撃を吸収しています。
そのスプリングを元の形に保ってくれるのが、このアーチなんです。
これ以上詳しくは店頭で聞いて下さい。
そしてアウトソールはラバーでソール交換も可能。
このラバーを貼っていないタイプもありますが、個人的にはラバータイプをお勧めしたいです。
それはもちろんソール交換ができて長く履けるからですが、
高いから長く履きたいという経済的な理由もありつつ、やはりこの履き心地は他には代えられないからですね。
だから、新品からなじませることをお勧めしたいです。
またユッタニューマンが推奨しているのはビルケンソール。
最初これはユッタニューマン本人がドイツ生まれだから、同じドイツ発祥のビルケンソールを使っているのかなと思ってたのですが、
ユッタの修理名人に聞いたら違うことが分かりました。
というのも、私がソール交換をするときに、ビルケンソールは減りが早いからビブラムソールにしたいと頼んだところ、
ビブラムは固くてユッタのサンダルだとアーチから剥がれてしまうこともあるとのこと。
もちろん接着でガチガチに固めてもいいけど、常にレザーにテンションがかかってしまうのもどうか。
という意見をいただき、柔軟性を考えた上で、ユッタもビルケンソールを選んだのかなと推測しています。
お次はレザー。
アッパーに使われるのは「Latigo Leather(ラティーゴレザー)」というもの。カラーはブラック。(※ソールにブラックはありません。Darkカラーとなります。)
ラティーゴレザーとは、コンビなめしによりなめされた牛革で、
馬の鞍を留めるストラップなどに使われるなど、耐久性のある革です。
マットな質感が特徴で、同じ馬具に使われるブライドルレザーと比べると、クラフト感のあるレザーとなっています。
では、例によって私物紹介。
こちらで4年物となっています。
かかとの方はしっかりと沈み、アーチもいい感じにこなれてきました。
よく見ると指の跡も付いてます。
甲高のため、ストラップにシワが入ったのがタマにキズ。
でもそれも俺だけのシワということで、さらに愛着がわきます。
手入れはシーズンの最初と最後に1回程度。ビーワックスをササッと塗布。
オイルはNG。革が伸びやすくなります。
これは間違いなく一生もののサンダルでしょう。
そうそう、よく「一生モノ」と言いますが、一生長持ちする耐久性という意味とはイコールではないことをお忘れなく。
一生モノとは、「一生かけて使い続けたいと思うモノ」のことだと思っています。
だから壊れたら修理するし、手入れをして大事に使い続けます。
もちろんどうにもならない時は、同じ物を買い替えることもします。それも一生モノ。
そんなアイテムをこれからもセレクトしていきたいなと、ふとこのサンダルを見て思いました。
それではまた。お店で会いましょう。