ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「シャンソンの日」だそうです。
シャンソン!ニーブラ!
シャンソンといえば美輪明宏さん。
今年もヨイトマケが楽しみです!
さて、年末の特番も気にしつつ、昼間はお正月の準備。
今年もシンゴスターリビングで購入した「筑波山麓の注連縄」のお正月飾り。
来年は申年ということで、三猿があしらわれています。
この注連縄の説明書きにはこのように書いてありました。
「筑波山神社境内にも、日光東照宮で有名な”三猿”の彫刻があるのをご存じでしょうか?
悪い事を見たり、言ったり、聞いたりしないで良い物だけを受け入れ、
素直な心のまま成長せよという教えの意味が込められています。」
私も我が強い方なので、つい自分以外の価値観には反対してしまいがちです。
洋服のセレクトもそうです。他の店は~とかあのブランドは~とか批判し始めたら止まりませんからね。
ただ自分が良いと思うものに集中する。
売り上げだ利益だと余計なことは考えず、素直に良いと思える物だけをこれからもセレクトしていきましょう。
そうそう、三猿の意味ってもともとどんなんだっけと思って調べてみたら、実際のところよく分かりませんでした。
というか、色んな解釈がありそうです。
なぜなら、三猿は古代エジプト、アンコールワット、中国にも存在しているから。
日本にはシルクロードを経て伝わって来たらしいですね。
そして今、私の手元にも三猿が。
古代エジプトからシルクロードを渡り筑波山を越えて私の手元へ。
歴史・文化ってのはいいもんです。もっと大事にしないとね。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】nau(ナウ)
【アイテム】Copenhagen Recycled Down Trench
【価格】¥85,320–(税込)
【コメント】
毎度、取扱い数は少ないですが、確実にdiariesの定番ブランドであるnauから、
当店の今季のラインナップの中で、最も暖かいアウターが届いています。
それでは久々のご紹介となるので、まずはブランド紹介からどうぞ。
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アーバンアウトドアをデザインコンセプトに、Beauty・Performance・Sustainabilityという言葉を理念に掲げデザインを行っています。
また、デザインチームにはNIKEやPatagoniaで活躍するデザイナーを引き抜いています。
デザインだけでなく、売上の2%を慈善事業に寄付したり、
衣類にはロゴや目立つ色も配せず、町に溶け込むように十分考えられています。
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私も自分のお店で定番と言っているくらいお勧めしたいのですが、いかんせんメディアでもほとんど取り上げられず、
本当はもっと評価されてもいいんじゃないかと思うブランドの一つ。
あともうなんか最近のダウンジャケットの高騰ぶりには辟易しておりましてね。(あ!もう不平不満言っちゃった!)
日本なんか明らかに温暖化(いやもう亜熱帯化だよね)だから、ダウンジャケットなんてほとんど必要ないでしょ?
だからdiariesでもダウンジャケットなんて滅多に仕入れませんよ。昨年なんてラインナップに入ってなかったし。
というわけで、2年ぶりにセレクトしたダウンは、これからのダウンジャケットの流れに、
ある意味では一石を投じるつもりで選びました。
まずは「この価格ならこれくらい暖かくないと困るよね」って部分。
お尻まで隠れるダウンコートです。
そもそもダウンジャケットなんてのは、暖かさを求めてなので。
体中をダウンで覆えるくらいのものであれば、保温性にも納得いってもらえるはず。
ファッションは我慢とよく言いますが、私もいい歳なので頑張ってオシャレをするというよりは、自然にオシャレしたいのです。
そして「そもそものダウンジャケット」を踏まえた上で、次に来るのが「これからのダウンとは」という部分。
実はこちらのダウンには、商品名にもある通り「リサイクルダウン」を使用しているんです。
リサイクルといえど、フィルパワーは650をキープ!クオリティも申し分ありません!
このリサイクルダウンという流れは、これからのダウンジャケットに大きな流れを生み出すような気がしています。
世界的に見てもダウンジャケットは流行していますが、それだけ毎年ガチョウからむしり取られているということ。
しかし同時に、エシカルファッションという言葉がジワジワ浸透してきています。
エシカル=倫理的・道徳的、そしてnauにはもともとサステナブル=持続可能なというコンセプトがありますので、
リサイクルダウンを使用するのは当たり前のことなのかもしれません。
ちなみにノースフェイスなんかもリサイクルダウンを打ち出していた気がします。さすがですね。
でもやっぱりnauですよ!ここは昔からそう!
生地にはオーガニックコットン60%×リサイクルポリエステル40%の混紡を使用しています。
表地は2レイヤーで防水透湿性のあるハードシェル。
さらにそれを糸の太さにムラを持たせたスラブ糸でリップストップ状に織り、耐久性を持たせています。
ナイロンのスポーティなシャカシャカ感もなければ、えげつないテカテカのシレー加工もありません!
防水には徹底しており、
ゴツ目の止水ジッパーにカバーまで。しかもカンヌキ留めを施しています。
アウトドアブランドでありながら、ワークウェアのような作り込みをしているのが、個人的には好きなところ。
またそうかと思えば、ナイキ譲りの秀逸なパターンメイキング。
前身頃は、ロッキーマウンテンフェザーベッドのようなヨーク(肩部分)の切り替えしに、
後ろ身頃はスプリットラグランスリーブのような袖付けになっています。
このパターンメイキングのお蔭で、フィット感が素晴らしものになっています!!!
ビジネス用にはあまりお勧めしませんが、それにも使えるくらいシュっとしたシルエット。
ちなみに私(178㎝、82kg)でMサイズ着用してます。日本人のLサイズと思ってもらえればOK。
これだけシュッとしてると、
ゴワゴワ広がらないのがいいですね~。
また見た目ではダウンジャケットらしいモコモコ感がないのも魅力です。スタイリッシュ。
また細かいところですが、
商品名はダウントレンチと言いながらも、裾の部分にはフィットテイルがあり、
モッズコートと呼べるくらいかっこいいデザインです。
なかなかモッズコートでカッコいいのないですからね。
(あ、一応モッズコートでカッコいいの知ってますけど、20万以上するので考え中ですけど。)
それにしても見れば見るほど素晴らしいダウンジャケットだなと、
よくこれを仕入れたもんだと自画自賛しておりますが、さらに拍車をかける出来事が!!!
ナショナルジオグラフィックが毎年選出している「GEAR OF THE YEAR」を受賞するという名誉!!!!!
受賞のポイントは、やはりリサイクルダウンの部分。
もちろんリサイクルダウンをただ使用しているだけではなく、その過程が評価されたようです。
これはちょっと素直に嬉しいわ~。世界的権威ですから。
さて真冬はこれからかな?
流行やステイタスに捉われず、本質的に素晴らしいダウンジャケットをお探しの方は、
是非ともnauのコペンハーゲンリサイクルダウントレンチをご覧ください。
それではまた。お店で合いましょう。