※個人オーダーの場合、保証金として商品代の50%をお支払いただき、ご注文を完了させていただきます。
万が一キャンセルとなった場合、生産中止の場合を除きいかなる理由においても返金は致しかねますので予めご了承ください。
またご注文いただいたとしても、展示会サンプルとはサイズや色・風合いなどが異なる場合や、
稀に生産中止となる場合もございます。ご理解いただける方のみご注文を承ります。
※混雑した場合は、入場規制させていただくこともあるかもしれません。その際は整理券を配らせていただきますが、
何分小さなお店ですので、ご協力お願い致します。
また既にdiariesでTENDER Co.の商品をお買い上げいただいているお客様は、優先的に入店していただけますのでご安心ください。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「デブの日」だそうです。
理由は、「大日本肥満連盟(大ピ連)」が1978年に制定したからだそう。
知りませんでした!デブの日も大ピ連も!?ピ???
昨日、夢でうなされました。
場面はこのお店。ダイアリーズ。
そしてテンダーのトランクショーが行われています。
が、お客様が来ない!!!という悪夢。。。。。
いや~もうね、ちょっとしたプレッシャーみたいです。
しかもね、ウイリアムが痩せてイケメンになってんの。焦ったわ~。
そんな感じなのでね、マジでみんな来てよね。頼むから。
じゃ、商品紹介です。
そこまで言うからには、それなりの用意して待ってるってことです。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】Type130 Tapered Jeans & Type132 Wide Straight Jeans
【価格】¥61,560-(税込)
【コメント】
いやいやいやいや、ちょっとアンタ!もう生産中止って言ったよね!?って言葉が聞こえてきそうです。
いやすでに店頭でご覧になったお客様からは聞いてます。
俺もTENDER側からはそう聞いてたので、寝耳に水でございました。
しかし、WOAD染め復活のプロジェクトは水面下でしっかり動いていたわけです。
以前ブログにも書いた通り、WOADのレシピはあるけど、しっかり染められる人がいないからできない状態。
やり方は分かってもやれる人がいない。それくらい難しい染めということが分かります。
で、恐らく今回は、染められる人が見つかったので、一回でどれくらい染められるかやってみた。
といったところでしょう。
そして染め上がった恐らく2,30着の内、10点ほどを分けていただきました。ありがたやありがたや。
というわけで、久々のWOAD。
思い起こせば6年前。
当時はリジッドのUNBORNしか扱っておらず、このWOADが気になりつつも仕入れる勇気がありませんでした。
お恥ずかしながら、お店の規模的にも知名度的にも、とてもじゃないですけど手が出せる代物ではございませんでした。
言い訳をすれば、テンダー自体もそこまで知られているわけではございませんでしたし。
あとは当然、自分でもUNBORNを履いてみて、実際に素晴らしいジーンズだと気づいたからアレもこコレもと欲しくなったんだと思います。
そして毎シーズンのように自分が感じたことを必死で説明を繰り返し、やっとこういう商品を当たり前のように取り扱うことができるようになりました。
ですので、私またはdiariesにとってはエポックメイキングな商品であることに違いなく、
生産中止となった今でも、このように入荷してきてくれることは大変有難いことであり、感動を禁じ得ないのです。
改めてここでも、「自ら機会を創出し、機会によって自らを変えよ」という言葉が染み入りますね。
まあその機会=WOADを取り扱うまでに2年迷ったわけなんですけど・・・とんでもない機会損失ですよね・・・
(ちなみにTENDER Co.自体を扱うのに1年迷いました!)
我ながらアホです。
ファッションセンスもダサいですが、経営センスもないですね~!www
私にとって、それくらいヘヴィーなアイテムがテンダーのウォードなんです。
というわけで、そのウォードとは何ぞ?とということになりますが、それはコチラ。
テンダーのWoad染めは、今は殆ど行われていない古いインディゴの染め方を踏襲したもの。
ウイリアムはインディゴ染めの歴史を紐解いていくうちに、この染料に辿りつきました。
WOAD(日本語でホソバタイセイ)という天然の染料。
この染め方は、すでにイギリスからは姿を消しており、ヨーロッパでは南フランスに唯一残るのみ。
また、もともと天然のインディゴというものは、色が染まりにくく、
1度ではなかなか染まらないため、このハンドディップは5~7回程繰り返されます。
実はこのホソバタイセイを使ったインディゴ染めは、石器時代から続く青色の染色方法。
フランス南西部は、天候に恵まれ暖かく、ホソバタイセイの栽培に適した土壌であることから根付いたものと考えられています。
さらにホソバタイセイは、フランス革命後に皇帝・ナポレオンボナパルトに国の色としても指定されました。
しかしヨーロッパの植民地から次第に安い綿が届くようになり、次第にウォードダイは姿を消していきます。
(※このアメリカから届く生地は、フランス・ニームに最初に届き、
それはserge de nimes(ニームのサージ素材)と呼ばれ、de nimes=denimの語源となりました。)
またイギリスでは、ホソバタイセイを染料にするために発酵させると、ものすごい悪臭が漂うため、
1900年代初頭に禁止されたほどの逸話を持っています。
というような染料なのですが、お客様に一言で説明する時は「古代インディゴ」と呼んでます。
古より伝わる青色の染め。
ただこの染めは非常に難しい技術を擁するらしく、取り扱いを始めた頃は染めが安定しなくてね~。
下が私物ので、上のやつが今回届いたもの。
私物の方は色落ちしたのではなく、最初からこんなもんでした。
なので、今回届いてるやつは慎重になったのか、かなり濃く染まってますよ!!!
で、恒例の私物紹介。
右が妻のやつ(size2)で、左が俺のsize4。
妻の方が先に履き始めたので、いい色落ちしてます。
ただ、私の方は色をできるだけ残したいという貧乏性にかられ、
The Laundressのダークデタージェントという色留め効果のある洗剤で洗ってるからかもしれませんけどね。
ここで、初心忘るべからずという想いを込めて、昔の写真をちょろっと。
ちょうどウイリアムが履いているのがType132ワイドストレートで、
俺のがType130テーパードなので、シルエットのご参考にどうぞ。
でもウイリアムがテンダーのデカい財布をポケットに入れてて、シルエットが分かりにくいので、着画載せます。
もうちょっと生地がヤレてくると、ウイリアムが履いてるみたいにボリュームもでます。
ボリュームが出るというか、履く人のライフスタイルになじんでくるといった感じかな。
クイルプも馴染んでいい感じです。
ジャケットも気になるでしょ?wwwイベントに間に合うかな。
私もウイリアムに会うのは3,4年ぶりくらいですかね。次の2ショットが楽しみ。ビフォーアフター。
それにしても、5年の月日が流れ、テンダー デニムで検索すると、ありがたいことにdiariesのHPがトップに来るようになりました。
同業者様やブログなどで画像や説明を丸パクリされることなどもあり、商品説明を誰のために書いているのかわからなくなってしまうことがあります。
(今やオープンソースの時代なので丸パクリでもいいんですけど、もうちょっと俺のことリスペクトして~!www)
私は私のお店に期待を寄せてくれ、応援してくれるお客様に応え、時に期待をいい意味で裏切るのが仕事と思っておりますので、
当店のお客様の事だけを見て、粛々とセレクトして参る次第です。
お陰様で、ウチのような小さな店でも、こんなにたくさんのテンダーの商品を扱うようになりました。
5年前では考えられなかった光景です。(まあ、いつまでもこのままで減らないと困るんだけど・・・w)
入荷日のヤマトさんも、こんな重いの何が入ってるんですか?と。服の重さとは思えないようです!
この暑い中、ヤマトさん(佐川さんだっけ?)もありがとうございます。
そしてついには茨城という片田舎で、最寄りの駅から2㎞も離れている12坪のお店に、
約10000㎞も離れた場所からデザイナーさんが来てくれて、イベントを行えるようにまでになりました。
そんなこと言ってっから、自分で自分にプレッシャーをかけて夢でうなされんだけどな!!!!!
あ~やだもうこの思いつめる性格、どうにかしてくれ~!頼む~!来てねーーーーー!
あ、あとイベントの時に買うつもりでも、もう無い場合があるので、イベント前に買っておくことをお勧めしたいです。(本音)
それではまた。お店で会いましょう。