Wallaby TracksのSlip sandal

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ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「国際アムネスティ記念日」だそうです。

理由は、1961年に政治的権力による人権侵害を守るための国際民間機関
「アムネスティ・インターナショナル」が発足した。からだそうです。

俺がアムネスティ・インターナショナルを知ったのは、このネックレスがきっかけ。

このネックレスは、その時働いてたジャー●ルスタン●ードで売ってて、
蝋燭に有刺鉄線が絡んだそのモチーフにロックっぽさを感じ、買ってみたんだけど。
気になってアムネスティーのことを調べてみると、どうやら人権保護団体で今で言うNGO。
それからアムネスティーの理事会の中にも日本人が活躍してることを知り、チベットやグアンタナモのことを知って、
ファッションから生まれるこういう繋がりもあるんだな~と実感したよね、若い俺。

ただ好きなだけで飛び込んだファッション業界に、こういう可能性を実感として感じたのは初めてだったかも!

というわけで、今日もDiariesの商品にストーリーを感じてください!

今日はサンダル!

【ブランド】Wallaby tracks(ワラビートラックス)

【アイテム】Slip sandal

【価格】¥16,590-(税込み)
     
【コメント】
またまた新しいブランドが届きました~

オーストラリア発の靴メーカーです。

例によって、まずはブランド紹介から。
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Wallaby tracks(ワラビートラックス)は、
1995年にオーストラリアの東海岸沿いにある「Bellingen」という町でスタートしました。
サンダルは1足1足全てハンドメイド。それはまた家族経営で行われているマニュファクチュア。
始めはベリンジェンの小さなマーケットで売られていましたが、
その履き心地の良さが評判を呼び、瞬く間にオーストラリア中に広まっていきました。
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というもの。

HPを見ても、その零細企業ぶりが見て取れます。

あらあら仲睦まじい夫婦?ですこと。


本当にハンドメイド!一家総出で頑張ってます!


これがベリンジェンのマーケット!!!
本当にマーケットなんだね。フリマ並みじゃねーか!

でもこういう所から始まって、はるばる(割と近い)日本に入ってくるのを思うと、感慨深いものがありますね。
もちろん、日本でもこういう手仕事市みたいなマーケットは大分増えたと思うんだけど、
日本人の気質か、しっかり作り過ぎた物が多くて、ヌケ感のあるモノってやっぱり海外に多い気がするんです。
しかもヌケ感って狙ってできないからね。

まあ、そんな家族企業のワラビートラックスですが、どうぞ温かい目で見守っておくんなさいまし。

それじゃディテールです。

今回の「Slip sandal」ですが、見た目でこれにしようと決めました。

このアッパー(甲の部分)わかります?靴好きの人でも、すぐ分かる人はあまりいないんじゃないかな~?

ヒントはこれ。

そう。ギリーシューズ(Gillie shoes)ね!

俺も知ってるだけで、さすがに今まで履いたことはないですが、一度はチャレンジしてみたいギリーシューズ。
この隙間の空いたタン(ベロ)の無いアッパーが特徴で、それがギリーシューズだということを知ってるくらいで、
そもそも何のために存在するシューズかまでは分からなかったので、調べてみました。

ギリーシューズとは、ゲール族及びケルト族の舞踏靴なんだそうです。
ゲールやケルトはアイルランドやスコットランドに住んでいた民族。
なので、イギリスの伝統的な靴でもあるんですね。
表舞台に登場したのは、1886年だそうです。
エドワード王7世が皇太子時代に好んで履いていたことから、「プリンスオブウェールズシューズ」とも呼ばれてるみたい。
すごいですね。

またなんでタンを無くし露出を多くしてるのかというと、舞踏用に足首の動きを妨げないようにとか、
汗をかいても乾き易くするためとか想像できますね。

その理由を考えれば、このディテールは革靴よりもサンダルにこそ向いてるんじゃないかと思いました!

通気性が良くて動き易い!なおかつ、存在感があり由緒正しきディテール!
夏のシンプルな着こなしを、グッと大人っぽく引き立たせてくれる、これはすごいサンダルだなと思いました!

さらに、イギリス製ではなくオーストラリア製というもの考えさせられます。
オーストラリアは歴史的にはイギリスの植民地。
1788年から移民が始まり、1828年からは本格的に植民地となり、それは1901年まで続きます。
ということは、エドワード7世が在位していたのと同じ時代だったということになり、
このアイルランドやスコットランドの伝統的なシューズが、
はるか遠くのオーストラリアに存在していても
何ら不思議じゃないんですね。

イギリスの伝統靴と、オーストラリアの自由な風土から生まれた、ハイブリッドサンダルといったところでしょうか。

もちろん、クオリティにこだわって大事に一生懸命作っているので、履き心地も素晴らしいです。

厚みのある革で、履きこめば自分の足型に形成されていきます。
そうなるともう、これしか履かなくなっちゃいますよ!

ちなみに、ワラビートラックスではもう1型入荷してるんですが、後日改めてご紹介致します。

よろしくー

じゃ、また。お店で会いましょう。

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