William LennonのHill Shoes

オンラインショップもご覧ください!つくばのセレクトショップ「Diaries」

GFB’12「つくばロックフェス」チケット(茨城券)発売中!
<チケット情報>
【7/14券ソロ】◎
【7/15券ソロ】◎
【2日通し券ソロ】×
【7/14券ペア】△
【7/15券ペア】×
【2日通し券ペア】×

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ヴァイキングの日」だそうです。

昨日は、自分だけちょっとお休みをいただいてしまいました!すいません!

休んで何をしていたかというと、、、

稲葉(@古河)デビューを果たしてきました!!!

ラーメンデータベースのポイント上では、喜元門を押さえ1位を走り続ける茨城屈指のラーメン店!
これで茨城の主要なラーメン店は、守谷の二郎以外は全て食べました~!
これでようやくおおっぴらに「ラーメン好き」と言えそうです。
それでも水戸には「むじゃき」やら「味箪笥」などがオープンしてるので、課題は増える一方なんですがね。

つーか、課題って言ってる時点で終わってるよね。
誰に強制されてるわけでもなにのに、「新店ができたら行かないといけない」みたいなマインド。
仕事サボってラーメン喰ってる場合じゃないよホント!

というわけで、古河といえば僕らアパレル業界ではとても気になるお店も偵察に。。。

初めてフリークス本店に行ってまいりました!
偵察なんて言葉もおこがましい!ウチなんてアリンコみたいなもんですから!笑
茨城から始まり、今や関東近県に数十店舗を構えるセレクトショップに成長したフリークス!
俺だって高校生の時は、柏のFREAK’S 3rdで買い物してましたよ!
平日だというのにお店の中は活気に溢れてて、
よっしゃー俺も負けてらんねーって感じでパワーいただいちゃいました!

初めて行ったんですが、今年の3月にリニューアルしたらしく、メチャクチャお店もキレイででっかくて、
小便チビリそうになりながら不審者のごとく店内を徘徊してきました!
もはやその様子は営業妨害以外のなにものでもない!俺だったら出入禁止にするところ!
スタッフの皆様、申し訳ございません!この場を借りて、お詫び申し上げます!

アワビ!

さてさて、昨日お休みをいただいたばかりなのに、
明日は前職の上司の結婚式に出席するということで、またもお休みをいただいてしまいます。。。
本当に休んでいる場合じゃないのですが、お詫びの気持ちを込めまして、今日のブログで爆弾を投下させていただきます!
長くなりますが、最後まで読んでください!

今日はコチラ!

【ブランド】William Lennon(ウイリアムレノン)

【アイテム】HILL SHOES

【価格】¥41,790-(税込み)
     
【コメント】
ラッセルモカシンに続き、今季最後の大物の登場です。
Diariesといえば靴。靴といえばDiaries。(と呼ぶにはまだまだですが・・・)

実は、本当は昨年の11月くらいの予定だったんですが、生産数が限られているため、今になってようやく到着する運びとなりました。
それにしても、ラッセルモカシンも納期は2年と言われ、ALDENも15カ月とのラコタからの回答。
アメリカ人だから遅いのか???と思いきや、イギリスの靴もそうでした~~~!!!

こういうことが毎シーズン必ずあるので、ホントにインポートは怖いです。でも好きなんでしょうがないです。

それでは早速ですが、初めての紹介になるので、例によってブランド紹介から。
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William Lennonは、1899年に設立された老舗のブーツメーカーで4代に渡り続いています。
創業当時盛んだった採石業に従事し、石切場で働く労働者のために高品質なブーツを作り始めたのがきっかけ。
1904年以来、「Ruff-Lander」ブランドと「A L White」ブランドの靴は、
マンチェスター郊外の「ピークディストリクト」にある工場で、現在でも作られています。
また様々なブランドの靴の製造も請け負っており、
最近ではマーガレットハウエルのシューズのOEM生産を行っています。
生産工程は8人の職人によるベンチメイド。そのため、年間生産数もごくわずか。
また特徴的なのは、その製法にあります。
グッドイヤーウェルト製法を行った後、英国スタンダード社が1920年代に製造した
「ラピッドスクリューマシン」と呼ばれる機械で、真鍮製のスタッズを靴底に打ち込みます。
現在、その機械は世界で4台しか存在せず、その内の2台をウイリアムレノン社が所有しており、
大変貴重なシューメーカーとなっています。
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と言う、とって付けたような名前のブランドです。ウイリアムにレノンて・・・

1899年創業というメチャクチャ古いメーカーのくせに、今まで日本で知られてなかったのが不思議なくらい。
実は日本に入ってくるのは2年ぶり2回目。
俺の記憶では、2010年にUNITED ARROWSで1シーズンだけ取り扱われたくらい。しかもごく僅か。
メーカーもマイナー過ぎるしアイテムとしても売りづらい挙句、生産も不安定。
それじゃ日本に入ってこなくなって当然です。

それでも、ウチが取引させていただいているメーカーさんは、困難にもめげず日本で展開させてくれました。
洋服好き・靴好きだからこそ成せる業だと思います。

そんなメーカーさんに敬意をいだきつつ・・・今回俺がセレクトしたのはHILL SHOESというタイプ。

つま先の反りがすごいんです!
これは羊飼いが履いていた靴をモチーフにしていて、
生産はピークディストリクトにてハンドメイドで行われています。

「羊飼いが履いていた」というフレーズで、ジャックマルソーなんかと相性は抜群!
ジャックマルソーのデザイナーの福田さんは、よくALDENのVチップを履いてるし、
昨年発売されたジャックマルソーの靴も、古いALDENのラストを使ったものでした。
でも、シュッとしたVチップもいいけど、このボテッとしたウイリアムレノンも合わせてみたいなーと思います。

また、俺がこの靴のフォルムに魅かれた理由はもう一つあるんです!
それは、この「反り」がポールハーデンとかGUIDIを彷彿とさせたから!

なので、始めにウイリアムレノンを見た時、どうせ高いんだろうな~って思ったんです。
だってポールハーデンやグイディなんか10万~20万の間だもんね。
だから7、8万円くらいを想定してたんです。
そしたらその半分くらいの値段だったもんで、そりゃセレクトしますわな。

ちなみに、私物のグイディ。10年物です。

ポールハーデンは持ってません。高過ぎだし歩きづらいので。。。

また、10年前のグイディって今ほどモードしてなくて、土臭くて好きだったんです。

昔はブランド名が「GUIDI&ROSELLINI」(グイディアンドロッセリーニまたはロゼリーニ)と言ってまして、
グイディさんとロッセリーニさんで靴を作ってたんですよね。
どっちかが革に詳しくて、もう片方が靴に詳しかったはず。
ケンカわかれ、もしくは音楽性の相違で別れてしまったんだそうです。(ごめん、ちょっとウソついた。)

なので、こういう古いヨーロッパの木靴みたいなシルエットのちゃんとしたブーツって、ありそうで無かったんです。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、詳細に戻ります。

このHILL SHOESは、厳密に言うとWilliam Lennonの中の「Ruff Lander」というブランドになるようです。

そして、そのラフランダーの靴こそが、レノンのオリジナルの工場で作られているんです。

見て下さいよ、この飾り気が無さ過ぎな靴底。「A Lennon」って。
この辺のデザインを入れてないところも、マイナー感が出ててたまりません。
ALDENで言う所の、Aが4つ重なった旧ロゴみたいな雰囲気。
ずっとこのままでいてほしいです。
ちなみに、インソールには通気性が良いベジタブルタンニングレザーを使用しています。

アウトソールはレザーソール。

実は今回オーダーする時、このレザーソールかVibramのコマンドソールかを選べたんですが、
Diariesがオーダーしたのはレザーソール。
なぜならコマンドソールにすると、急にマーチンぽい雰囲気が漂うんですよ。
そこはさすがイギリス製の靴ですね。

そして、レザーソールを選んだのは、それだけじゃありません。

ここが、ウイリアムレノン最大の特徴!

グッドイヤーらしきステッチに沿って、スタッズが撃たれているのが分かりますでしょうか?
これは、真鍮製でスクリュー型の鋲が打ち込んであるものなんです。

もともと石切り場で働く人のための物なので、ソールを絶対に剥がれないように、
また密封性を高めて防水力が上がるように、施されたものなんでしょう。

しかも、ブランド説明にも書いたとおり、この真鍮スクリューを打つ機械は世界に4台しかなくて、
その内の2台をウイリアムレノンが持っているってんだから、この製法の靴に関しては寡占状態というわけ。

またソールも極厚の革な上に、3枚重ねのトリプルソール!

さらにヒールカウンターまでレザーにするという贅沢さ!
4万そこそこの靴では、とてもじゃないけどここまで普通やらないですよ!

革は靴の雰囲気と同じで、繊細さのかけらもなさそうです。

素材はキップ(生後半年~2年以内)レザーで、バット(尻)部分を使っており、強度と柔軟性を兼ね備えています。
バット革は、磨いてもあまり光らず、粗野な雰囲気満載で、渋くてカッコいいです。

以上です。

いかがでしたでしょうか?
業界内では、オールデンの次に最近フォーカスされてる「パラブーツ」の対抗馬にいいよね、なんて話が出ています。
まあ個人的には、別に比べるものでもないと思ってるんですが、
敢えてどっちを買うか迷って選ぶとすれば、
「履き易い方を選ぶんだったらパラブーツ」で、
「雰囲気がある方を選ぶんだったら」ウイリアムレノンを選ぶってところでしょうか?
また、単純にウイリアムレノンの方が絶対数が少ないので、人と殆どかぶらないっていうのも魅力です。

正直、決して歩き易い靴とは思えませんが、履いてみると「反り」が絶妙なクッション性を生んで、
他では味わえない歩きやすさを覚えました。

よろしくー

それでは、明日はお休みをいただきます。日曜日にお会いしましょう。

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