※9/6(水)・9/7(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「くしの日」だそうです。
ブログの更新が滞ってしまい、誠に申し訳ございません!!!
仕事+仕事外の処理が追い付かず、完全にキャパオーバーとなってしまいフリーズしちゃいました。
40代って、なんか忙しいですね。
気を取り直して、本日よりまたブログを更新してまいりますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】APPELETREES(アップルトゥリーズ)
【アイテム】Tomorrow’s Standard
【価格】¥58,300-
【コメント】
最初にお伝えしとこうと思うのですが、なんとこのTomorrow’s Standardがこれを最後に廃版となることが決定してしまいました・・・
しょうがないです。カタログにあってもオーダーするのはウチの店しかいないらしく、実質DIARIES別注みたいな状態でしたし。
しかもウチの店のオーダーだと、1シーズンで片手で数えるくらいのオーダーしかしてませんでしたから・・・・・
相変わらずDIARIESが選ぶ物は売れない、死神バイイング健在かと。
というわけですので、最後まで大切に販売させていただきます。
それでは詳しく見ていきましょう。
APPELETREESは、ブランドのスタートは2014年。
たった1型のシャツで、色は白とサックスブルーのみの展開から始まったそうです。
このやる気があるのかないのか分からない感じが最高なんですよ!
でも実際に物を手に取ってもらえば分かりますけどね。
生地はエジプトのGIZA87を使用し、それを北イタリアの紡績工場で120双(超極細の120番手を双糸にしたもの)にし、ポプリン織り。
つまりどういうことかというと、
ツヤがあってシャリシャリした肌触りで、とっっっ~~~っても気持ちがいい!ってことです。サイコーーーーー!
パリっとしていて上品さは言わずもがな。この高温多湿な日本の夏でも、シャリ感は変わりません!これホントすごい!
そして生地だけでなく縫製も。
当店がオーダーしたTomorrows Standardは、APPELETREESのラインナップの中でもドレッシーなシャツ。
なので、最も運針数が細かいです。ドレスシャツ並み。というか、イタリアのドレスシャツの職人が縫ってます!
さらに縫製に使う糸は、なんとシルク!!!!!
最高級コットンとシルクという、それぞれの経年変化が相まって、着こむほどにたまらない風合いになります。
また、シルクが結構縮むのですが、ものすごいパッカリングを引き起こすんですね。
これを見ると、ああ~リーバイス出身というのが分かるなぁ~とも思ったり。
そういう部分では、ジーンズのように育てる楽しみも感じられるシャツです。
次はディテール。
セレクトしたモデル「Tomorrows Standard」は隠しボタンダウンタイプ。
アップルトゥリーズのシャツは、ネックも広めでタイドアップも可能。だからこの仕様は便利ですね!
前立てはフレンチフロントでクラシックに。
個人的に気に入っているのが、カフスボタンが3つあるという部分。
さらにカフスをよく見てみると、プリーツではなくギャザー!?
さりげなくブルックスのシャツっぽく仕立ててます!
ギャザーで袖にブワッとボリュームが出て、カフスの3つボタンで手首にフィットさせてピタッと留める。
この袖の感じが好きなんですよね。
というわけで着てみました。
アップルトゥリーズのシャツに、ファーストパターンのウール×ヘンプのトラウザーズに、ジョセフマランジュの靴。
単純に良い物を着ただけのコーディネート!www
お金をかければ誰でもオシャレになるという、ある意味雑なコーディネートです!
フィットは細くもなくゆったりでもなく。僕の場合は胸が張っちゃってますが・・・
あと、着丈と袖丈が長いのは北欧らしいかな?
あの辺の人たちみんな背が大きいから。日本人にはみんな長いので、あまり気にしないでください。
またこのフィットだと、タックインも良いですよ!
タックインすると着丈の長さも気にならず、スッキリしていいですね~!
アームは太目だし、肩回りも非常に楽です。贅沢な素材だけで終わらない、素晴らしいパターン。
後からの見た目も、サイドプリーツでどこまでもスッキリと。
そしてボタンを留める時に見える袖のギャザーで、服好きは「おっ?」となる。(ならない場合もある)
隠しボタンダウンもチラ見せ~~~!
ボタンはオーストラリア産の貝ボタン。
ちなみに、ボタンも生地もAPPELETREESだけが使用できるエクスクルーシブ素材です!
というように、特別すぎるシャツ。
正直、取り扱うまで1年迷いました。
だって、この価格だったらシャルベとかフライとかルイジボレリといった、錚々たるシャツメーカーも候補に挙がってくるじゃないですか?
果たして、それだけの価値があるのかどうか?お客様に自信を持って勧められるかどうか?と。
なので、そういう時はやっぱり自分でかって着てみないとね!?
こちらは自分の店で取り扱い始める前、約1年半ほど前に買って、100回くらい洗った物。
縫製部分のパッカリングがエグイことになってる!!!
新品と比べるとこんな感じ。
育ってますね~~~!
ちなみに私物のは、セレクトしたTomorrows Standardとは違って、Casual Shirtというもの。
なので、運針数があや粗くパッカリングや、シルク糸の色落ちが目立ちます。
それはそれでいいのですが、色落ちしたあとの首まわりがちょっとあざといかな?と思い、
Tomorrows Standardの方がおくゆかしい経年変化をするのではないか、と考えました。
だって、ドレスシャツをゴリゴリ洗った経年変化、見て見たくない?
すごい細かい縫製のパッカリングってやつ。
こんな感じだと思いますけど。
こちらは妻の私物で、バンドカラーのプルオーバーシャツ。All around the worldというモデル。
この前立てがフレンチフロントで同じ作りなのですが、非常に細かいパッカリングが出てきているのが分かりますか?
ここまでくると、これもまたヴィンテージを超えた存在。そう思うわけです。
このように、まずは自分で買って着てみて、確かに価値が感じられたのでセレクトしました。
あと、今春からタグのデザインが変わりました。
今までのシンプルなデザインから、ヴィンテージテストのタグへ。
この変更、時代に逆行していると思うのですが、ものすごく共感できます!!!
というのは、最近のハイブランドをはじめとしたブランドロゴの変更って、みんなフーツラとかにするんですよね。
バレンシアガ、セリーヌ、バーバリー、ベルルッティなどなど、数え上げればキリがありません。
これが「時代と逆行する」と言った意味。
み~んな同じロゴ。しかもせっかくのブランドの歴史が詰まったロゴを変えちゃうんですよ、もうガッカリ!
なので、そういったシンプルなロゴから、このようなロゴにしてくれて、もうそれだけで信用しちゃいますよね!!!
まあ~なんやかやで「凝ったタグ」が付いているだけで、僕のような服好きは喜んじゃうんだからチョロいですね!俺!
なんて話をYouTubeでも話してるんで、よかったらこちらもご覧ください。
それではまた。お店で会いましょう。