diaries blog | BAD BAGS(バッドバッグス)| DUFFEL BAG NO.2 BACKPACK

※2/1(木)・2/2(金)・2/8(木)・2/14(水)・2/15(木)・2/22(木)・2/29(木)は、休店日とさせていただきます。

※2/20(火)は、都合により18時閉店とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※2月の3連休(10日~12日)に、久々にあのブランドの受注会をやれるか、只今交渉中です。まだ確率50%くらいなんですが、心の準備だけしといてください。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「3分間電話の日」だそうです。

本日は、御殿場よりお送りしておりますDIARIESでございます!

今回の旅で最も誤算だった(=情報ゼロでフラッと入ったら2時間くらい使ってしまった)のが、御殿場の旧岸邸。

プラプラと散歩がてら、1ST PAT-RNのNOT A DENIMスリーピースを着て竹林を歩いていると、眼前に現れたのは富士山ではなく、、、

数寄屋造りの純和風邸宅。

この建物は、第56・57代首相を務めた岸信介が晩年を過ごした家でした。

確か安倍晋三のおじいちゃんだよね?せっかくだから見学してみようということに。

玄関を通されると、ここでガイドさんを待ちます。

ガイドさんは、地元の方がボランティアで引き受けてくれているので無料。

予備知識がゼロなので、せっかくなら説明をしていただこうという判断でした。

ふと天井を見上げると、明り取りの障子から差し込む光が優しく、気持ちが良い空間。

でもよく見ると、その隣の緑色の部分は竹や畳ではなく樹脂のような???

 

聞くと、この家を設計した吉田五十八という方は、日本の伝統的な数寄屋造りに現代の生活スタイルに合ったモダンさを取り入れることが特長だったそう。

具体的には、工業生産材料をあえて取り入れています。

このブラインドも、アルミのパイプなんですよね。

これ、普通にお店でマネしたいわ!

家具も吉田五十八デザイン。

ジャンヌレやぺリアンもいいけど、こういうのを知ると嬉しいですよね。

現に、五十八も1925年に建築を学ぶために渡欧しているので、影響もあるのではないかと思うのですがどうでしょう?

1925年といえばバウハウスがデッサウに移った年だし、モダニズムがちょうど花開いた時期ですしね。

この後出てくる和室なんて、ミース・ファン・デル・ローエが和室を作ったらどうなるか?みたいな部分もあります。

この旧岸邸が竣工したのが1969年ということを考えると、旧モダニズムとポストモダンの間に打ち込まれた楔とも言えるではないでしょうか?

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】BAD BAGS(バッドバッグス)

【アイテム】DUFFEL BAG NO.2 BACKPACK

【価格】¥33,000‐

【コメント】

なんと!?!?!?12年ぶりの入荷です!久々のバッドバッグス!

デカデカとBADって!ダサすぎて頭クラクラするでしょ?笑

もうダサくて野暮ったくて、そのくせ作りは頑固でクオリティはまあまあ良くて、でもずっと過去の栄光を売りしているという、

非常~~~~~~~にDIARIESらしいバッグなんです!!!

 

それでは久々の紹介になるので、まずはブランド説明からどうぞ。

ゴアテックス社で商品開発に携わっていたマルコム・ベターレインが、プライベートで使っていたダッフルバッグの品質に疑問を持ち、

納得のいく理想のダッフルバッグを研究開発したのが始まり。

1989年12月から1990年3月にかけて行われた6ヶ国

(アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、日本、オーストラリア)6人の隊員と犬36頭による、世界初の南極大陸横断。

その遠征隊リーダーであるアメリカの著名な探検家ウィル・スティーガー氏にそのクォリティが認められ、公式サプライヤーとして採用されることになります。

南極の最も過酷な条件下でその耐久性と機能性が実証され、遠征隊メンバーから高い支持を得たベターレイン氏は、

1992年にシアトルで<BEST AMERICAN DUFFEL(BAD)社>を創業します。

同年、アメリカのアウトドア専門誌「Outside」から“The best all-around duffel bag available”と評されたのを皮切りに

多くのメディアに取り上げられ、ブランドの地位を確立。

1999年にはアメリカの権威あるアウトドア専門誌「BACKPACKER MAGAZINE」の年間BEST BAG100に選ばれました。

現在もアメリカ製にこだわり、小規模ながら地元の産業活性化をコンセプトに、シアトルを拠点に活動を続けています。


というブランド。

20数年前の最高のバッグの1つ。

今も変わらない作り、そしてずっと変わらないでいて欲しいバッグです。

ダッフルバッグがメインのブランドなんて、そうそう無いですからね。まさに唯一無二。

本日ご紹介するのは、「ダッフルバッグNo.2」というモデル。

デイリーユースやジム通いや小旅行などを想定したサイズで、飛行機の機内サイズにもちょうどいい大きさを想定して作られています。

半円を描いたメインコンパートメントのフラップが面白い作り。

このふたのような部分にも名前が付いています。

その名は、「クラムシェル(ハマグリの貝)」!?!?!?ダセェェェェェェェーーーーーー!

バッドなハマグリバッグ!ファッション食中毒!

そしてバッグの中もかなりうざったいディテール満載です。

ファスナーポケットと、シューズバッグが付いているのですが、シューズバッグはバッグの中に縫い付けられています。

汚れたシューズを入れたら洗えません。

あ、そうか。ジム用だから泥とかは付かないからか。

 

 

持ち方は、手持ち・ショルダー・バックパックと3ウェイで幅広く。

バック底部に、バックパック用ストラップが隠されていて、出すとこのように背負うことができます。

でもこのまま背負うしかないので、ハンドル部分が何かに引っ掛かって危険です。

子供がいきなりぶら下がってくるかもしれません。首や腰を鍛えておきましょう。

ゴアテックス社で働いていたからか、使用する部材だけはかなりまともです。

コーデュラナイロン1000デニールにウレタンコーディングを施し、耐水性を高めています。

金属パーツはニッケルメッキを施し、防錆加工を施しています。

ショルダーストラップは破断強度 6,000 ポンドのシートベルト用ストラップを使用。

2 インチと幅広で、重さが分散され疲れにくくなります。

 

とまあ、大分こき下ろしてしまいましたが、なにせバッドバッグスですからね。

お店としてはどれくらいバッドなのかを説明しないといけません。

しかしながら、どれだけネガティブ情報を与えられても、それでも使いたくなる魅力を持ったバッグです。

是非ともご覧ください。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。