diaries blog | Kanell(カネル)| Bonaparte

※4/3(水)・4/4(木)・4/11(木)・4/18(木)・4/25(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※6月にOLD TOWNのオーダー会、7月にアンティークウォッチフェアがあります!あと、その前にLOUNGE ACTのオーダー会もやろうかな。

※前回オーダーいただいているお客様へ。1月のOLD TOWNの納品は5月頃、昨年12月のLOUNGE ACTの納品は6月頃を予定してます。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「作業服の日」だそうです。

展示会も終盤に差し掛かり、時間が空いてきたので久々に下北沢!

私が学生時代、最も多くの時間を過ごした場所かも。

そして私が初めて働いた古着屋さんがあった場所(2F)

すぐ近くにはシェルターが。

ぼっちざろっくの聖地になったせいで、注意書きが沢山!

屋根裏も無くなっちゃったんですよね。

30年前、ここでミッシェルガンエレファントが演ってたんです。

俺の思い出のコインランドリーも無くなってた!

さっきの古着屋で働いていた頃、オーナーがアメリカで買い付けて来たジーパンを、ひたすら洗って乾かしていた場所。

今はワインと焼き鳥の店に。ここで飲んだら泣いちゃうかもな。

 

そして下北といえば古着の街。

といっても駄弁ってた2000年前後も古着屋は多かったけど、ファストファッションの隆盛=古着屋不遇の時代を乗り越え、

今や古着屋が無い景色が無いくらい古着屋が密集してます。

若い子も沢山いて、やっぱり下北はこうじゃないとね!

その中でも、下北っぽくて好きな古着屋はコチラ。

店と店との境界はあやふやで、なんか商品構成が変わったなと思ったら別な店に入ってたりする。

統一感がないまま1つにまとまっているところが、とても下北らしいと思うんです。

その「下北らしさ」なんてのも決めつけちゃいけないんですけどね。

願うのは、お店ができるだけ長く続いてくれること。

みそパンのアンゼリカは無いけど、アンドレアはまだやっててくれました。

全てのお店にエールを!俺もがんばろっと!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Kanell(カネル)

【アイテム】Bonaparte

【価格】¥21,780‐

【コメント】

定番のカネルのカットソーも届いております!

今季もパステル染を別注!届くだけでも幸せですよ!幸せな服!カネルのパステル!!!

もはや皆様、説明はご不要・・・ですよね?大丈夫かな?

白×スカイブルーのボーダーをパステル染したものです。

ボーダーのネイビーの部分は、スカイブルーの上にさらにパステル染されています。

そしてボーダーの太い部分は、元々は白だったのですが、パステル染で淡いブルーになっています。

これが着こんで経年変化していったら、どうのような表情を見せてくれるのか???

それは着た人にしか分かりません!!!!!

フィルーズダルボー時代から続く、肩の三角形のステッチは継続。

元々は、地元の漁師達から、仕事をしているといつも首の縫製から破けるから、そこが破けないようなロンTを考えてくれ!

と言われて考えて作られたディテールで、その丈夫さが広まった結果、フランス軍に採用されたという歴史があるディテール。

そのロンTが支給されたのが、ジャンヌダルク号というのも素敵。(ジャンヌダルク=百年戦争でフランスの危機を救った女性)

以前はジャンヌダルク号の徽章を使えたのですが、現在はKanellのKを表す紋章になっています。

アームは割と細目なのが特長ですが、脇の下にガセット(ガゼット)を設けて、動きやすくなってます。

 

 

以上がパステル染めのBonaparteの説明です。

 

そして今回も無地のBonaparteをご用意してます。

 

【ブランド】Kanell(カネル)

【アイテム】Bonaparte

【価格】¥18,480‐

【コメント】

最近のKanellでは、無地に好みの色が出てちょっと困る!笑

先ほどPastelを紹介した時に説明すればよかったのですが、本来Kanellのボーダー柄には以下の意味がありました。


La Veritable Mariniere(真のフレンチマリンボーダーシャツ)

Mariniere=船乗りの服を意味するフランス語で、マリンボーダーカットソーを

指し示す際に、最も多く用いられる言葉です。

マリンボーダーの聖地フランスで脈々と受け継がれる、真のマリンボーダーとは何か?

その理由を知るために様々な文献を紐解いていくと、ある一つの有力な説が浮かび上がりました。

マリンボーダーを彩るボーダーの本数には、「意味」と「制約」が存在するらしいのです。

今でも崇拝者(ボナパルティスト)がいるフランスの英雄ナポレオン・ボナパルト。

近代戦術の基礎を作り上げた彼が残した連勝記録が、その数36勝。

古より船乗りのユニフォームとして愛されてきたマリンボーダーを、

1858年にフランス軍が公式に下級兵の制服として採用しました。

その際、ナポレオンの連勝記録に敬意を表し、白い部分がボディには21本、

袖に15本のボーダーを配置し、その合計が36になるものが正式な

マリンボーダーであると規定したと伝えられています。

しかし、この規定をいざ商品化するとなると、難しい条件が浮かび上がりました。

洋服にはサイズ展開が必要ですが、女性用のXSから屈強な男性が着るXLまでだとしても10㎝以上の差が出ます。

そのために全てのボーダーの幅を、その都度調整して生産することは困難を極めました。

そしてこの度、フレンチマリンボーダー発祥の地と言われるブルターニュで産声を上げた

Kanell Industriel(カネル・アンデュストリエル)は、

彼らの編み機の特性を活かしボーダーのピッチを微調整して、全てのサイズにおいて

「真のマリニエール」を再現することを試みました。

それがこのモデル「Bonaparte」です。


というストーリー。

 

信じるか信じないかはアナタ次第ではございますが、

Bonaparteのボーダーを選ばず、無地を選ぶのは本末転倒なのか?

いや自分が良いと思う物をお客様にお勧めするのがセレクトショップの本分・・・・・

といった葛藤を越えて入荷してきたのがコチラの色というわけです。

 

意外と今までオーダーしてこなかったブラックをオーダー!

フランス製の肉厚カットソーの無地が、色褪せして経年変化した姿も楽しみですね!

XSは女性におすすめ。

洗濯しても伸び縮みは殆どありませんので、サイズを迷わずガシガシ着れるバスクシャツです!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。