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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「トレーナーの日」だそうです。
僕らが子供の頃トレーナーと呼んでいたチャンピオンのアレ。
リバースウィーブの高騰ぶりがハンパない!!!
「えっ!?トレーナー(=布)だぜ!!」って思ったんですが、人の振り見て我が振り直せ。
私も、一般常識からすれば訳のわからない高い服売ってました。スイマセン。
ヴィンテージも新品も、どちらも楽しめる人はお得な気がします。そう、DIARIESのお客様ならね。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Kanell(カネル)
【アイテム】Bonaparte
【価格】¥14,960-
【コメント】
こちらもおなじみ、フランスから届いたKanellのカットソー。
半年ぶりの入荷となるので、まずはブランド説明からどうぞ。
フランス北西部に位置するブルターニュ。
そこで暮らす若き青年Pierre Brestは、複数のアパレルメーカーのセールスマンとして働きながら、
ひとつの構想を思い描いていました。
ブルターニュに古くから伝わる横縞模様のニットセーター。
船乗りに愛され続けるこのセーターは、昔からフランスを代表する象徴的なマリンウエアの一つと考えられていました。
当時、このアイコニックなセーターを商業化しているメーカーは他になく、
ピエールはそこに大きな可能性を感じていました。
意を決したピエールは、セールスマンを続ける傍ら、Kanell Industrielという個人会社を立ち上げ、
知り合いの工場から中古の編み機を買い取り、自社での製品製造の可能性を模索していきます。
試行錯誤を続ける中で、現代にも引き継がれる様々なディテールを備えたモデルが生まれます。
のちにブランドのアイコンとなっていくモデルの原型はこの声に産声をあげました。
1923年、ピエールは自身のブランド”KANELL”を立ち上げ販売を開始。
得意のセールスにより徐々に取引先を増やしていきました。
それはブルターニュに最古のマリンボーダーメーカーが生まれた瞬間でもありました。
ビジネスが軌道に乗り始めた1927年、ピエールは正式に彼の会社を法人化。
社名とブランド名を刷新し、さらにビジネスを加速させていきます。
新会社は順風満帆に成長を続け、フランスで認知される傍ら、
その特徴的なディテールからデザイン面での評価も高く、
国内外のデザイナーからも支持され多くのコラボレーションモデルを生み出しました。
時を経て現在、様々なマリンウエアブランドが誕生する中、ブルターニュ最古のマリンボーダーブランドとして、
ピエールが思い描いた理想のマリンウエアを今一度具現化すべく原点回帰し、
彼の生み出したオリジナルブランド”KANELL”が一世紀の時を経て再始動します。
というブランド。
ざっくり言うと、フィルーズダルボーの前にあったブランドです!
物は同じ。機械も同じ。なんなら従業員も同じです!!!!!
だから再始動。
いや、そんな生易しいもんじゃないと思います。
諦めきれず、残りの人生の全てを懸けて取り組むこのカットソーからは、思いが伝わってくるようです。
それでは、肝心の商品の方を詳しく見ていきましょう。
品名はBonaparte(ボナパルト)。
そうです、ナポレオン・ボナパルトのボナパルトです。
以前からDIARIESのランナップをご存じのお客様ならば、ボナパルトといえばボーダーTと連想していただけることでしょう。
がしかし、ボーダーの方は現在パステル染をフランス・トゥールーズ近郊で行っている最中。
なので先に無地だけが入荷してしまったわけです。(パステルは今季間に合うのか!?!?!?)
なので先にご紹介!
ボーダーだろうが無地だろうが、肩の二重構造はそのままです。
二重構造というのは、この肩の部分で生地が2枚重なっている部分。ステッチが肩から首へかけて三角になっている部分。
これは耐久性を高めるための製法なのですが、その耐久性が認められてフランス軍に採用された歴史を持ちます。
ワッペンの方はカネルのK。
よく見ると、わきの下にはガゼット(ガセット)が編地で設けられていたりと、
細部までとにかくこだわった作りです。
そして今回ご用意した無地カラーは2色。
まずはインクブルー!
こちらはですね~、ただのネイビーというよりは、イメージしたのはフレンチワークのブルー。
そうです!あのデッドストックのモールスキンジャケットのような色ではございませんか!!!!!
それをあえてカットソーで着てみるという遊びになります。
でも、こちらのカットソーは肉厚なので、これまたどのような経年変化が楽しめるのか、期待が持てるじゃないですか!?
ガッシガシと着て洗ってを繰り返して、モールスキンに負けないエイジングを楽しみたいですね。
なんだかんだでインクブルー好き!
そしてもう1色がこれまたイイッ!
名前はClinique=クリニーク。意味はクリニック=Clinicかな?病院ではなく診療所。
強いてあげれば医療用ガウンのような色。
これは、つくばには病院が多いのでその人たちに向けて仕入れれば売れるかも・・・・・・なわけない。
この色って、「古着で見つけたら絶対買っちゃう色」なんです!!!
(大体毎回いつもセントジ〇ームズなんですけどw)
もちろん珍しいから買う色というよりも、この色で味が出た時が最高なんですよね!
でもあまり新品では見ない色な気がします。
なので、あの気になる色をイチから味を出して着ることができるという体験が味わえる、とっても魅力的な色だと思うんです。
もちろんそれは肉厚なコットン生地があってこそ。
というわけで着てみました。
Pants/1ST PAT-RN -private-
Shoes/Aurlandskoen -private-
もはやモールスキンジャケットを着るような感覚で着てほしいカットソーです。
もちろん中にシャツを着てもいいし、1年中着ることができるので経年変化もあっという間。
ネックのフィットは、クルーネック以上ボートネック未満のこの感じが素晴らしいんです。
洗濯を重ねてもネックは伸びず、耐久性もあるので楽しめますよー----!
次です。
Bag/POKIT (Classic shoulder) -private-
Pants/TENDER Co. (Type130 tapered) ¥52,800-
Boots/TENDER Co. (Siding boots feat.勝手にナチュラルインディゴオーバーダイ) -private-
てな感じで、今持ってるアイテムで僕が90年代にしてたようなコーディネート!
古着で見つけたセントなんとかのコバルトブルーの代わりに、カネルのボナパルトを。
それしか履いてなかった66の代わりに、色落ちしたテンダーを。
レッドウイングの代わりに、ブルーのウイリアムレノンを。
ポーターの代わりに、ポキットを。
代々木のフリマをブラブラしてたアントキのオジサン達は共感できるスタイルではないでしょうか?
もちろん90年代を知りたい若者たちも!
そんな皆様へ伝えたい、これがDIARIESなりの90年代アップデートです!
それではまた。お店で会いましょう。