※4/27(木)は休店日です。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
※GW期間中は、LOUNGE ACTの2023FWオーダー会を開催いたします!!!
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「植物学の日」だそうです。
昨日はそそくさとお店を閉めまして、向かう先はDIARIESから歩いて5分のDISCOS&OCTBASS
もちろん友人のお店の10周年を祝うため
とはいえこの日のイベント&PEOPLE BOOK STORE主宰であるウエヘイ君は、この日は忙しそうにしており、挨拶するだけで精一杯。
イベントはPEOPLEの名のごとく、本当に老若男女問わず色んな人が集まっていて、まさに名は体を表すを体現していました。
この現象って、色々とっ散らかってるつくばでは、珍しくてすごいことだと思うんですよ。
つくばって本当に人を集めにくいんです。
土地が広くて店や施設は離れていて、車が無いと移動できないし、街には人もまばら。
いわゆるストリート文化なるものが発生しにくいのがつくばです。
そんな中、ストリートを作りつつある千年一日珈琲~PEOPLE BOOK STORE~わかたろう~43ponte~古着屋may。
いうなれば天3(あまさん)ストリート。
ちょっとうらやましいなと思いつつ、天3はつくば駅から3㎞ほどあるから、そこに向かう中継地点としてDIARIESが機能してくれればいいなと思います。
そんなわけで、PEOPLE BOOK STOREにも久々に遊びに行ってみようかな。
僕は一足先というか4年前に10周年を迎えていたけど、完全に通過点としてしか感じられず、実感も何もあったものじゃなかったから、
彼がどんな思いで10周年を迎えたのか、是非とも聞いてみたく思います。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TOHNAI(トーナイ)
【アイテム】Collarless Shirt
【価格】¥52,800‐
【コメント】
ジワジワと着実に「気になるブランド」になりつつあるTOHNAIでございます。
みなさまの期待に応えるかのように、シーズンを追うごとにアイテムも増えております。
というわけで、本日はその中からシャツをご紹介いたします。
こちらはカラーレスシャツと名付けられた、夏の羽織物として作られたアイテム。
カラーレスというよりはスタンドカラーって感じですけどね。
胸ポケットにもフラップがあり、アウターのようなデザイン。
裾がスクエアなところも上着って感じです。
また袖口にもカフスは付けず、筒袖になっています。
さわりはこの辺にしておいて、TOHNAIらしいところを紹介しましょうか!
今回はこの柄になります!!!
日本の伝統的である「籠目柄」をモチーフにしたハンドプリント(手捺染)を施しています。
この手捺染というものを最大限に感じてもらうため、あえて整った幾何学模様の籠目にはならないよう、
わざと2版の型版を用意し、微妙にずらしてプリントを行っていたりもするんです!!!
実はですね、この手捺染というのも戦後の日本でも発達してきた技法でありながら、
ネクタイなどの需要減や、もっと便利で簡単なプリントが登場してくるようになり、廃れていってしまってるんです。
(先日も、群馬の手捺染の工場が破産したとの情報が流れてきたばかり・・・)
そんなわけで日本の技術を維持するためにも、TOHNAIさんをはじめとしたMade in JAPANの良さを知るデザイナーさん達に、
良い服を作ってもらうよう託すしかなく、僕らは仕入れたり買ったりして応援するしかないんだよなあ~と思うわけです。
そんな風に考えると、なんかちょっと「儚さ」すら感じるんですよね。
夏の羽織物ということなので、実際に生地もとても軽くて儚げ。
生地は基本的にはコットンですが、シルクを20%も混紡しており、とても肌触りが良い素材なんです。
また手捺染(てなせん)の特長として、生地の裏側は染まり方が曖昧になるので、その曖昧さを楽しめるよう、後身頃は生地を裏返しで使用しています。
よく見ると、背中だけ生地を裏遣いにしてるんですよ。
このように、手捺染というものをこれでもかと言わんばかりに表現したシャツなんです。
ひと昔前までは、手捺染なんてわざわざ言うほどのことでもなかったのに、そういう時代になっちまったんだなあ~ってことですね。
こちらもブランドタグは真田紐。
京都で15代続く真田紐師によって作られたもので、タテ糸がシルク100%、ヨコ糸がコットン100%の糸。
両端の結び目から垂れる糸はコットンの糸。
シャツもタグも、コットンとシルク。(たまたまだけど笑)
このタグを一つ一つデザイナー自身の手により結び付けられ、デザイナーの手によりスタンプが押されています。
ChatGPTなるものが広まってきて、このブログもそのうちネットの片隅に追いやられちゃうんだろうけど、
人の手作業はどこまでできるのかな?そんなことを思いながら、このシャツを眺めてます。
そんな気分にさせるとは、やっぱり儚げなシャツですね!このシャツは!!!!!
それではまた。お店で会いましょう。