S.N.S. HERNING(エスエヌエスヘルニング)のFisherman Crew Neck

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「オペラ記念日」だそうです。

茨城県つくば市のイタリアン、La Stalla(ラ・スタッラ)で知ったんですけど、

オペラっていうフランス発祥のケーキがあるみたいです。

クリスマスにもピッタリぽい。

なんか四角くてチョコレートで覆われているのがオペラなのかな?

 

というわけで、イタリアに詳しくなったついでに、服も詳しくなっちゃいましょう。

 

ドウゾ!

【ブランド】S.N.S. HERNING(エスエヌエスヘルニング)

【アイテム】Fisherman Crew Neck

【価格】¥28,080-(税込)

【コメント】

2017年分の入荷はほぼほぼ完了しておりますが、まだまだ新しいブランドがございます!

なかでも届くのを心待ちにしていたブランドがこちら。S.N.S. HERNING(エスエヌエスヘルニング)。

それでは初めての紹介となるので、まずはブランド紹介からドウゾ!


S.N.S. HERNINGは、Søren Nielsen Skyt(ソレンニールセンスカット)により1931年に設立されました。

1020年代半ば、Sørenはニットの保温性を高める「ボブルパターン」という技法を学び、

自分で作ったニットを販売し生計を立てていました。

そしてそのニットの評判が経つと、Sørenは海上の荒天から身を守り、

ハードワークに耐えられるフィッシャーマンセーターを作るため、S.N.S. HERNINGを設立します。

そして80年以上が経過し、創業者であるSørenがこの世を去った今でも、

創業当時のボブルパターンのレイアウトや縫製から仕上げ方法を頑なに守り、作られています。

またニット製品は、発祥の地であるデンマーク・ヘルニングにて旧式の機械により編まれています。

さらに全ての製品は、たった4人のニット技術者により生み出されます。

それは平均30年の経験を持つ熟練のニッターだからこそできることです。

中でも最も経験のあるニッターは、創業者の息子であるHolgarで、

既に50年以上もの経験を積み、それはまだ進化の途上にあります。


というブランド。

 

このブランドをいつ知ったのか正確には覚えていませんが、

自分の店で「取り扱いたいな」と強く思ったのは、4年前。

それはベルリン買い付け時のこと。

リサーチで入った雑貨屋さん。

雑貨屋といっても、ちゃんとセレクトされた日用品を売るような結構大きいお店で、

恐らく今の日本のセレクトショップがみんな目指しているような、

所謂ライフスタイル系セレクトショップのお手本みたいなお店かな?

洋服はもちろん、コスメやキッチン用品、はてはスコップまで。

turkのフライパンとか欲しかったけど、さすがに持って帰るのはしんどいですよ。

 

で、そこで見たこのS.N.S. HERNINGがすこぶる良くて、

日本に戻ったら早速仕入れ先を探そうということになりました。

それから紆余曲折を経て、4年かかってやっと入荷しましたよ。

弱小零細ショップの辛いところでございます。

あ~カリーブルスト食いて

というわけで、まあ初めての取り扱いとなるので、入荷してきたのは3型のみ。

そしてまずは定番のこちらからです。

その名もFisherman。

ブランド説明でも書かれていた創業者が最初に作ったフィッシャーマンセーターです。

創業当時、いや手作り当時のレシピを今もそのままに作り続けられるセーター。

そしてこれが「ボブルパターン」というやつらしい。

このBobbleがBubbleではなくBobbleなのは、デンマーク語だから?

まあボブルがバブルを意味するのは間違いないでしょう。

そういやバブルボブルってゲームあったよね?

それはさておき、このおそらく泡をイメージしたパターン。

最初はフィッシャーマンセーターということで、

ガンジーセーターよろしく海に立つ泡をイメージして、

豊漁を願って編まれているのかな~とか安直に考えていたら違いました。

なんとこの編み目にすることで、1つ1つのボブルの中で空気の層が生まれ、

それが断熱効果を発揮し暖かくなるのが狙いだそうです!!!

 

マジか!?

 

ということは、ボブルパターンがあしらわれているのが胸周りなのは、

心臓など大事な臓器を冷やさないようにするためなのか?知らんけど。

個人的にはお腹を冷やすとゲリするので、全部ボブルパターンにしてほしいんだけどね~。

ちなみに、まだSNSハーニングのこのボブル(バブル)パターンのことはネットでは検索できなかったので、

これから広まってくるかどうか楽しみです!www

 

でもほんとにこんなんで断熱効果なんてあるんですかね~?

そうそう、ご覧の通り内側には国旗が2つ並んでいます。

左がデンマークの国旗で、右がラトビアの国旗。

これがなぜかといいますと、生地が編まれているのがデンマーク・ヘルニングで、

最後の縫製は隣国のラトビアで行われているから。

 

デンマークのニットといえば、例えばアンデルセンアンデルセンが挙げられますが、

アンデルセンアンデルセンもファーストシーズンはデンマーク製だったんですよ。

でも一気に人気が出ちゃって、デンマークの工場ではキャパシティーをオーバーしてしまいました。

そしてあのニットを生産できるのが紡績な盛んなイタリアにしかなく、現在はイタリア製となっております。

 

おそらくそういった生産背景から、SNSハーニングもラトビアで縫製を行うしかないのかもしれません。

が、ここはオーダー数を減らしてでもデンマークで作りたいという思いがあるのでしょう。

 

早速着てみましたが、まあそりゃいいに決まってます。

Jacket/1ST PAT-RN (Laboratrio)

Shirts/Gitman Vintage (Multi pattern B/D) ¥25,920-

Pants/68Pattern trousers (dead stock from 1980’s) ¥13,824-

 

 

まだまだこんなブランドがあるんだな~というのが、私がベルリンで見た時の気持ち。

そんな気持ちを、diariesを通して同じように感じていただけると、私も嬉しいです。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。