ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「古書の日」だそうです。
このブログを書いている現在、安倍総理がつくば駅前で演説中でございます。
お店がヒマなのは、みんなそっち行っちゃったからですかね?
さすがプライムミニスターでございます。
俺もお店に人来てほしいから議員になろ。(完全に勘違い)
それで「ファッソンで日本を元気に!」とか言って!www
ま、ぶっちゃけ俺が元気ならあとは何でもいいです。
それに最近は、どんどん秋冬のアイテムが入荷してるので、楽しくてしょうがないです。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】TYPE900 Jacket
【価格】¥81,000-(税込)
【コメント】
テンダーです。
今季はデザイナー来店ということもあり、diariesのテンダーのラインナップは「原点回帰」。
(いや、まあ結果的になんですけど!それっぽく言った方がオシャレでしょ?w)
オーダーしたのはジャケット1型、パンツ2型のみ。
しかも生地は全てUNBORN(ノンウォッシュのデニム生地)のみとなっています。
そして本日ご紹介するたった1型のジャケット。
こちらはTYPE900という品番がついたデニムジャケットなのですが、
実はTENDER Co.で2010年に初めて作られたアウターなんです。
まあ私も着ているのですが、
お店で着ていると、やはりテンダーファンの方には欲しがられます!
割と多くの方に言われるので、そろそろ別注で作るか~となってたところに、ちょうどウイリアム来店の話をいただき、
イベントの目玉商品にできればいいかな?ってことで別注させていただきました!
別注ていうか、ただの復刻なんですけどね!
なのですが、これを別注しちゃうと他をオーダーする余裕が無く・・・
というわけで結果的に原点回帰的なラインナップになったんですねー!
ヴィジョンもコンセプトもへったくれもない、成り行き任せのdiariesでございます!!!
モノが良ければすべて良し。ついでにお客様が喜んでくれれば尚良し。くらいしか考えてませんから~!
それでは詳しく(上から舐めるように)見ていきましょう。
まずは襟。
ジーンズにはリーバイスへのオマージュとして「66」というステッチがありますが、ジャケットの方はもっと露骨。
実はこの襟の構造は、リーバイスのファーストから持ってきています。
でもリーバイスファーストの襟なんて、そんなにまじまじと見たことないや~。
なので言われないと全く気づきませんでした!つーか言われても分からないレベルのディテールです!
さすがですね。
次はヨーク部分。
これまでテンダーの洋服を見てきて分かるように、
通常は、前身頃と後ろ身頃を縫い合わせるステッチは肩の上に来るところを、
あえてこの胸の部分まで下げて縫い合わせています。
つまり、背中の生地が肩までガバっと覆っている状態。
これにももちろん理由があります。
ステッチの上と下の生地の向きを見てみてほしいのですが、
織り目の向きが変わっているのがお分かりいただけますでしょうか?
ステッチの下の部分は、ジーンズと同じように右綾になってます。
が、ステッチの上の部分である方の部分は織り目がまっすぐに、
というか、本来右綾である織り目がまっすぐになっているということは、
生地の向きが斜めになっているということが分かりますかね?
ちょっと分かりにくいですかね?文章がヘタですいません。
まあとにかく、肩の部分だけ生地が斜めに当てられているってのがポイントです。
なぜか?
お手持ちのデニム生地を斜めに引っ張ってみてください。
縦や横には伸びないのですが、斜めに引っ張ると少~しなんですけど伸びるのが分かりますでしょうか?
このテンダーのジャケットは、その作用を利用して、
着て馴染むほどに、肩に立体的にフィットするように作られているんです。
またこの肩という部分は、ジャケットにおいて最も重さがかかる部分でもあります。
最も負荷のかかる部分のフィットを良くし、
着心地をできるだけ良くしたいという考えで作られているのがお分かりいただけたかと思います。
次はポケット。
他のポケットが上から入れるのに対し、この胸ポケットだけは横から入れるようになってます。
さらには、脇の下から横の縫い目までかなり大きい容量のポケットになっているのが分かります。
こちらは「マップポケット」。
そのままです。地図をしまうためのポケット。
ヴィンテージのハンティングジャケットなどもそうですが、マップポケットというのは大抵大きいんです。
というのは、昔の地図は紙でした。
なので、何度も畳んで広げてを繰り返すと、折った部分が擦り切れてしまいます。
そして擦り切れるとどうなるか?道が分からなくなってしまうんです。つまり迷って死ぬってこと。
なので、できるだけ地図を折りたたまずに持ち運ぶポケットが必要でした。
しかもバッグにしまうのではなく、すぐに取り出せるようにポケットにしまう必要がありました。
ちなみに、このポケットの構造がヴィンテージウェアから持ってきたのか、
それともウイリアムが考えたのかというのは分かりません。(聞けばよかった・・・)
次です。
これはいつものチェンジボタンですね。ジーンズ紹介のブログをご覧ください。
あ、でもこの部分にミミを使うのって、ファーストパターンのジャケットもそうなんですけど、
何か意味あるんでしょうかね?(これも聞けばよかった!!!)
次。
内ポケットも付いてます。
でもなぜかここはリベットで止められているだけ。
いうなればフラシ状態。(これも聞けばよかった・・・いい加減にしよう。)
次は後ろ。
まー何といってもウエストのアジャスターがたまらん!!!!!
個人的にはウエストなんて絞れなくてもいいんだけど、(むしろ自分のウエストを絞りたい。でも絞れない。)
これが付いてるってだけでテンション上がんだよねーーーーー!
しかもミミ付き!
熱心な当ブログ読者の方なら、もう分かりますよね?
これもジーンズの説明で出ますけど、ミミ=生地の中で最も強度がある部分、
なので、当然引っ張られるアジャスターに向いているというわけ。
さらに気に入ったのがココ!
なんと!?ストラップの付け根を、身頃の縫製部分にグルッと巻き込んで縫ってます!
確かにこれならちょっとやそっとじゃ取れませんね!!!スゲー。
とまあ、ディテールはこんな感じですかね。
そうそう、先ほどただの復刻なんて書き方をしましたが、
一応今回は別注ということで、サイズを指定して大きく作ってもらいました。
なので、2010年に発売されたそれより、タテとヨコが大きくなってるはずです。
なので、今回はボタンが1個増えてます。お得ダネ!
ちなみにこちらが昔のやつ。
2着ありますが、左が俺ので右がウイリアムの。
う~ん、俺の色落ちまだまだだな~。
実はウイリアムさん、イベントの時に着て来てたんですよ。
たまたまなのか、それともイベントの時の目玉商品にしたいという私の考えを見越してのことなのか?
恐らく後者だと思います。
さりげなくそういうことをするんですよ、彼は。
こういうことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!
マジ卍ジェントルだわ!
なので、こちらも舐めるように撮らせていただきました!(ほんとに舐めてはない)
なぜかボタンが黒い!?
この黒いボタンが欲しくて、こっそり交換しようと思ったけどやめました。(普通にお願いすればよかった・・・)
当然リペアして着てます!しかも顔がないプレーンなボタン!
このボタンが欲しくて、こっそり交換しようと思ったけどやめました。(普通にお願いすればよかった・・・)
俺の古いやつもダブルリングなのに、シンチ(針)タイプはズルいと思います。
アームのヒゲ(っていうの?)がすごい。
まだまだ着こまないとなと思いました。
最後に。
先ほども書いた肩の部分。色落ちする向きが変わってますね。
また、ウイリアムのやつを着させてもらったラッキーなお客様もいますが、
感想は「ものすごい柔らかくて着心地が良い」「シルクみたいな肌触りだ!」と、
ちょっと大げさかなと思いつつ、でも確かに良いですよ!
ただし、UNBORN生地なので、ここにたどり着くまでが大変ですけどね!
ちなみに残すサイズは1と4が1着づつのみです。
サイズ1なんて、2010年当時は作ってなかったと思うので、
このサイズだけ正真正銘別注アイテムになるかも?
でもdiariesなんてどこにも書いてないんで安心してくださいね!
(ウチの店じゃせっかくの商品がショボくなっちゃうので。)
サイズ感としては、下記のようになります。
1でXS~S程度とお考えください。
普段XSの人で、やや大き目のカバーオールくらい。
普段Sの人で、ジャストです。Gジャンとカバーオールの中間くらいのイメージ。
4はL~XL程度。
普段Lの人で、やや大き目のカバーオールくらい。
普段XLの人で、ジャストです。Gジャンとカバーオールの中間くらいのイメージ。
といった感じ。
ちなみに私(178cm85kg)でサイズ3を着てますが、
ジャストすぎるので、サイズ4がよかったなと思ってます。
それもあって、今回ちょっと大きめに作ってもらったというわけです。
長くなりましたが、以上でございます。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
➡TENDER Co.|TYPE900 Jacket|Unborn Indigo
それではまた。お店で会いましょう。