WORKERS(ワーカーズ)のMFG Shirt

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「TOEICの日」だそうです。

昔の自分に何か言うなら、英語だけはやっとけって感じですかね。

英語が喋れるようになるまで、殴るのをやめないッ!と思います。

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)

【アイテム】MFG Shirt

【価格】¥16,200-(税込)

【コメント】

2年ぶり?に届きました!

私にとってはWORKERSの中で、一番最初に「欲しいっ!」と思ったアイテム。

その名もMFG Shirt。

MFGとは、Manufacturing(製造業)の略で、ワークっぽくていいな~と思ったら違いました!!!

このシャツをデザインするきっかけになった、Milton F Goodmanの頭文字になっています。

そしてこのMilton F Goodmanというのは、かの有名なBIG YANKブランドを持つReliance社が、

BIG YANK以前にリリースしていたブランドがMilton F Goodman WORK SHIRTだそうなのです。

 

もっと詳しく知りたい方は、WORKERSのHPをご覧ください。→Reliance Manufacturing Company(Click!)

物を作る前のストーリーの確かさ。さすがです。

まあ、ここまで深堀りするWORKERSの舘野さんがヤバイんですけど。

ビッグヤンクやヘラクレス以前に、こんなのがあったんだな~というのがまず勉強になりましたね。

で、ここまで調べて作られたものなら、そりゃ誰もが欲しい!と思う・・・はず?

 

それでは詳しく見ていきましょう。

まずはこれが全て!なところから。

はーい!って手を挙げると、そこには何やら穴が。

これぞVentilated Shirt!!!

古着の先輩からはは「通気孔シャンブレー」と教わったので、私の中ではいつまでたっても通気孔シャンブレーなんです!

いつかは着てみたいと思ってた憧れのヴィンテージ。

でも終ぞマイサイズと良い状態の物に出会えることはありませんでした。

そして時が経ち、忘れかけてたその時に、WORKERSのソレを目にすることになるのです。

ヴィンテージと見まがうばかりの作りこみ。

とてもじゃないけどデッドストックを見つけたら、もったいなくてあまり袖を通せないけど、

これならガシガシ着ることができる。

貴重なヴィンテージでは思い切ってできない、でも本来のワークシャツらしい着方をしないと味が出ない。

そのジレンマを一気に解決させてくれたのがWORKERSでした。

「欲しい!」と思わせるには十分な動機付けかと思います。

さらにそのクオリティは、「レプリカブランドとしてのWORKERS」を表すにはちょうどいいものだと思います。

このベンチレーションは、変形バックヨークからアームホールをぐるりと覆って、

生地が2重になった部分にのみ設けられ、耐久性を備えつつ蒸れないように設けられています。

初めて見る方には衝撃的すぎるディテールではないでしょうか!?

 

そして一番驚いたのはそのパターンの再現よりも、この部分。

穴の形。本菊穴。

この花びらのようにかけらたステッチワーク。

なんと説明すればいいのかわかりませんが、ただ穴をあければいいってもんじゃないんです。

いや別にどんな形でも穴が空いていれば、ベンチレーションとしての機能は問題ないんですけどね。

その服が持つ雰囲気、洋服好きを唸らす作りというものは、やっぱりここまでしないといけないんだと思います。

現代のミシンではできないステッチ。

ちなみにこの菊孔は、約100年前のシンガー99W67というミシンで開けているそうです。

 

もうね、これでお腹いっぱいなので、あとはさらっと紹介します。

これでもかっていうくらいのトリプルステッチ巻き縫い。ゴリッゴリですよゴリッゴリ。

 

チンストも当然ついてます。

あ、チンストラップのことね。顎(=チン)についたストラップ。

若い頃はこれが付いた古着を古着屋で見つけただけで、そりゃもう興奮したもんです。

パンストでは興奮しませんがチンストで興奮します。古着好きってのはそういう生き物です。

もはや性癖に近いですね。

 

そしてマチはというと、

ミミ付で空環(カラカン)です!

テンダーでミミの強度について知ったので、なるほどここにミミを使用する理由がやっと分かりました。

新しい服から古い服のことを知る。温故知新ならぬ温新知故(おんしんちこ)。語呂が悪い!!!

また空環というのも、環縫い=チェーンステッチのことで、縫製をそのままカラで縫ってるから空環です。

トリプルステッチだから、ちゃんと3本出てますね!

 

それではここで、恒例の私物紹介。

2年もの!まだまだ青い!と言いながらも、

新品と比べるとこんなに色が落ちてるんだというのが分かります。

 

でもやっぱりアタリを出したいのはここですね~

菊穴の周りを色を落として、際立たせたい!でもまだまだ。

 

一番色が落ちてたのが首の裏ですが、

全体的にこれくらい落としたいです。

 

なので、服のテイスト的にはゴリゴリのアメカジなのですが、

ゴリゴリのアメカジを毎日するには行かないので、割と適当に着てますね。

Jacket/TENDER Co. (Type900) -private-

Pants/French army parachute pants (dead stock from 1950’s~) ¥28,080-

Shoes/Grizzly boots (Black bear black rough out) ¥97,200-

と、イギリスのデニムジャケットにフランス軍の軍パンと訳の分からない合わせながら、

まあデニムジャケットなら何でも合いますし、リザードカモもアメリカのタイガーストライプの元になっているのだから、

これも間違いなく合うに決まってます。グリズリーは言わずもがな。

 

そうそう、あまりに気に入っているのと、WORKERSを象徴するアイテムの1つだと思うので、

今季はグレーシャンブレーもご用意しました。

色的にさっぱりしてて着やすいのもそうですが、グレーシャンブレーもヴィンテージで見つけたらヤバいねってことで、

ただ古着時代の気持ちがよみがえったためです。

洋服屋としてのキャリアのスタートは、下北沢の古着屋ですからね。

それはまだブランドリサイクルショップと古着屋が分かれてた時代の話。。。なんてこと言うと老害だね!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。