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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ベルリンの壁崩壊の日」だそうです。
そういや今朝たまたまベルリンの話になったのは偶然か?
あん時(7年前)は寒かったな~ってね。
それを考えると、やっぱり世界中気温が上がってる気がします。
ついでにあの時の買い付け品をチラッと見てたんですけど、
M47のデッドストックが普通に積んであってウケますね!しかも1万円くらいだったし!笑
あの頃に戻りたいような(=物もあったし円高だったし)戻りなくないような(=お店がつぶれそうだった)複雑な気持ちです!
そんなタラレバなこと言ってもしょうがないので、今ある物に集中するしかないんですけどね!
あの頃も、その時ある物に集中してきたからこそ今(のお店)があるわけで!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】comm.arch.(コムアーチ)
【アイテム】Diagonal Corduroy Washed Trousers
【価格】¥25,300-
【コメント】
先日ご紹介させていただいたコムアーチのコットンスエードモールスキンのパンツは、おかげさまで(オリーブのみが)大好評!
できればベージュもお勧めと言いたいところです!
しかしながら、まだまだ面白い生地が待っているのですが・・・
というわけで本日ご紹介するのは、ワークなコットンスエードと同じ起毛素材でありながら、
こちらは艶のある色気を感じるダイアゴナルコーデュロイという素材になります。
Diagonal=ダイアゴナル=対角線の名の通り、なんとコーデュロイの畝が斜めに走っているのです!!!!!
コーデュロイてのは通常は縦に畝が走るじゃないですか?
それがなんと斜めに走っている不思議な素材。
それだけ?
いいえ、まさかコムアーチがそれだけで終わるわけないじゃないですか?
ポイントは、「生地を単純に斜めに使ったわけではない」ということ。
それがなぜポイントなのか?
そのためにはまず、「地の目」というものを説明しないといけません。
地の目というのは、タテ糸とヨコ糸のことなんですけど。
当たり前ですが、タテ糸は上から下に垂直に配置し、ヨコ糸は左右に水平に配置しないといけません。
なぜなら、例えばそれを45度傾けて服を作ったら、生地がひしゃげてしまうからね。
なので、何度もいいますが当たり前のことだけど、タテ糸は縦に、ヨコ糸は横になるんです。
もちろん、デザイナーズブランドは敢えてそれを破って偶発的なシルエットの乱れを狙ったりすることもあるんですけど。
そして今回のダイアゴナルコーデュロイは、その「地の目」を崩さずに、
タテ糸は縦のままに、ヨコ糸は横のままに配置しつつ、わざわざコーデュロイの畝が斜めに走るように織られた素材なんです!
正直、「だから何だ?」と言われるとそれまでなのですが、私としては「服作りの奥深さ」を伝えるとともに、
この「斜めコーデュロイ」の立ち位置がちょうどいいと思うんですよね。
というのは、この斜めコーデュロイ、コーデュロイのようなワーク感よりもちょっとだけ上品さを感じます。
反対に、ベロアほどの派手さは感じません。
なので、コーデュロイ以上ベロア未満のような、ちょうどいいスタンスを保った素材だと思うんです。
これが絶妙にコーディネートしやすいわけです。なんでもない恰好に、程よく花を添えてくれる。
ダイアゴナルコーデュロイのパンツ、コーディネートの楽しみが増えるのでお勧めですよ!!!!!
ちなみに作りは、先日ご紹介したコットンスエードモールスキンと同じ形です。
スッキリとしたトラウザーズ然のセミイージーパンツ。
ウエストはゴムにプラスして、内側にはドローコードでサイズ調整も可能。
ウエストの長く伸びたボタンホールが空いている部分は、「持ち出し」と言います。
何を持ち出すのかは分かりませんが、とにかく持ち出し。
スーツのパンツなんかにも付いておりますが、こんな長いのはちょっと見かけません。
見かけるとしたら、オーダースーツを作るときに、遊びで「持ち出しを長くしてみるか」って長くするくらい。
そんなオーダーで遊んだ時くらいしか見かけない、思わずニヤッとするディテールが付いています。
個人的には、とっても気に入った素材なので、全色ご用意しました。
グレーが人気かと思ったら、今のところブラックが人気。
でも個人的には、ベロアだと派手すぎて穿かない、でもコーデュロイではなかなか選ばない、
そんな真ん中のネイビーがお勧めなんですけど、やっぱり僕の好みの服はあまり売れません!!!笑
それではまた。お店で会いましょう。