diaries blog | comm.arch.(コムアーチ)| French Dungaree Trousers

※3/18(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。




ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「セントパトリックデー」だそうです。

セントパトリックデーってのは、

僕が初めて知ったのは、古着屋で四つ葉のクローバーがプリントされた

緑色のラグランスリーブがカッコイイと思ったのがきっかけ。

そこにプリントされていたのがSt. Patricksという文字で、

そこで初めて意識すると、アイルランドにはセントパトリックデーというものがあるんだな、

ていうのを、古着屋のTシャツから学んだ。

というような、

ファッションを通して文化を学ぶという当たり前の体験を思い出させてくれ、

それがバンドTにしろなんにしろ、ファッション=服というものが草の根で影響力を持ってて、

僕はそんな地道なファッションの力が、

なんとなく、、、なんとな~~~く好きなんだよねって、

セントパトリックデーは思い出させてくれるんですよね。



そんな隙あらば自分語りの俺の話なんてどうでもよくて、

結局何が言いたいかっていうと、アイルランドを漢字で書くと

「愛蘭土」なんですよ。

すごいでしょ!?愛蘭土なアイランド!

まあ~なんだね。

イギリスのブレグジットで北アイルランドが心配だったけど、

コロナで今は有耶無耶になってんのかもね。



とりあえずMad Capsule Marketsのアイランドでも聴いてください。






じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!


【ブランド】comm.arch.(コムアーチ)

【アイテム】French Dungaree Trousers

【価格】¥27,500-(税込)

【コメント】

コムアーチより、男性・女性問わずお勧めしたいパンツがございます。

さらに、今回だけの生地になってしまう生地ということで、

コムアーチさんで持ってる在庫を、DIARIESが全て引き取ってしまいました。



というのは、今回の生地はとても味わい深い風合いを持っているのですが、

量産した際に非常に歩留まりが悪く、B品が多く出てしまったことから、

もう二度と使いたくない生地なんだそうです。



実は、昨日デザイナー・JoeMcさんと電話したんですが、

この生地いいですね~って言ったら、「もう作れません~!」と言われたので、

もう「残り全部ください!」と言わざるを得ませんでしたね。

それくらい気に入った生地です。



前置きはこの辺にしといて、詳しく見ていきましょう。

肝は、後にも先にも「生地」です。「ファブリック」です。

comm.arch.が用意する生地のイメージって、今までは繊細で優しい肌触りの生地が多かったように思います。

それが今回は、厚手で荒々しい「資材」のような表情でビックリしました。

ご乱心か!?と思うほどの。

でも実際に手に取ってみると、やっぱり肌触りは良いんですよね。さすがだわ。



というわけで、オフィシャルの説明を抜粋します。

「今回作られた生地は「麻袋」をイメージした生地。

厚みがあってゴワゴワとした粗野な質感です。

もちろん業務用の麻袋とは違って、チクチクはしません。

素材は北フランスで230年に渡り、良質なリネン糸を紡ぐサフィラン社のフレンチリネンを国内で製織。

さらにその生地に近江晒加工を施しています。

近江晒(おうみさらし)加工とは、滋賀県愛荘町に古くから伝わるシワ加工の一種。

植物を燃やした後の灰を、水で溶かしたアクを織物にかけながら天日干しし、

窯で焚き、また天日干しを繰り返すことで、味わいのあるシワを表現しています。

現在は最新機器を導入して、伝統技術を継承しているという生地。」



という素材ですが、実際どんな素材かといいますと?

しっかり厚みがあって、揺れると「ブルルルンッ」としなる生地。

もはやゴムだわ。弾力性がゴムみたい!www

だから何?って言われると困るんですが、それだけです!

でもこんな素材にはなかなか出会えなくて、

以前見たのは、テンダーでデッドストックのアイリッシュリネンで作った生地くらいですかね?

このブルルルンッ感、見て欲しいわ~~~~~!



ちなみに、どこが「もう作れない」のかというと?

ご覧の通り、この柄がね、織り柄なんですけども。

ストライプをよく見ると、粗目の織なのでドット柄みたいに見えるでしょ?

これがね、ちょいちょいズレるらしいんですよ。

ストライプ柄だけに、ちょっとのミスも許されませんからね。



その許されないミスが頻発したらしく、もう二度とできないとのことです。

良い物って、大変なんですよ!

形は「半イージーパンツ」。

後だけゴムが入ってて、基本的にはベルトで締められます。

そしてワンタック。

さらに裾が特徴。

ストラップで2段階に調節可能です。

革靴やサンダルを履いて、キュッと絞ってテーパードを強くしてもいいし、

広げてワークブーツを合わせても良いと思います。



というわけで履いてみました。

このブルルルンッ感は、真夏でも肌に貼りつかず快適そうです!

ちなみに、丈が短めなので最初サイズの「②」は女性にも履いてほしいですね。

このストラップで裾幅を調整するんです。


ちなみに、商品名のDungaree(ダンガリー)というのは、ドンゴロス=麻袋という意味と同じらしく、

この裾のすぼまった感じが麻袋のイメージなのかな?とも思います。

素材だけでなくね。

20年前。M16というブランドが、コーヒー豆の麻袋をリメイクしてパンツを作ったことがあります。

試着してみたのですが、チクチクしすぎて2分と持ちませんでした。

気が狂いそうだった。

ですが、こちらはジュート麻ではなく、サフィラン社のフレンチリネン。

あの拷問のような痒さはなく、気持ちよく履くことが出来そうです。



間違っても、本物の麻袋を服にしてはいけません・・・・・



コムアーチを着てください。





それではまた。お店で会いましょう。