diaries blog | WALSH(ウォルシュ)のTornado, Ensign, PB

※4/17(木)・4/23(水)・4/24(木)・5/1(木)・5/7(水)・5/8(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※OLD TOWN(2025SS)オーダー分の入荷は、5月下旬~6月初旬になりそうです。

※WALSH TRUNK SHOW開催(4/12~4/20)のお知らせです。

 

詳細は、下記リンクより過去のブログをご覧ください。

diaries blog | WASH TRUNK SHOW開催のお知らせです。(Click!)

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ヘリコプターの日」だそうです。

DIARIESからほど近くに、筑波大学附属病院と筑波メディカルセンターという大きな病院があるのですが、

どちらも屋上からドクターヘリが飛んでいくのをよく目にします。

あのヘリコプターも、ドローンになる日がいつか来るのでしょうか???

 

というわけで連日非常に忙しくさせていただいております、DIARIES創業以来初?のスニーカーイベント。

ご来店いただいたお客様には、WALSHを元々ご存じであったかどうか?と聞いてみたところ、知名度は体感で5%といったところ。

見ず知らずのブランドにもかかわらず、皆様お買い求めくださり本当にありがとうございます!!!

 

改めて、「靴を買う」って行為はなんとも言えない昂揚感があるなと思いました。

 

でもそれがDIARIESの場合は革靴メインになっちゃうでしょ?

するとどうなるかっていうと、安くて5万、普通に10万、最近はもっと高いのも出て来ちゃう・・・

なのでDIARIESで靴を買うという行為は、当店では非常にハードルが高いことだと思うんです。

だけどスニーカーというのは、買い物も履く事もとても気軽で楽しいんだなと気づかされました。

あの箱を開けた時の薬品ぽい匂いというかウレタンの匂いも、いい匂いに思えて来ちゃいます。

4月に新しい靴を買うって、タイミングもよかったかも。

 

そんなわけでご好評いただいているWALSHですが、まだまだ在庫はございますので、ご紹介してまいります。

 

先日はWALSHのブランド紹介はしたので、実際どのようなスニーカーなのか?というのをご説明してまいりますね。

まずは木型から。

これ、実際に使われている木型(今は樹脂のものに切り替わってますが、形は同じとのこと)なのですが、

なんと木型のバリエーションがこれ1つだけだそうです!!!

 

マジか!?笑

 

いやだって普通はですよ、時代やニーズに合わせてどんどん作っていくじゃないですか?

それなのに1961年の創業当時から、ず~~~~~っと同じ靴作りしかしてないなんて、マジでクレイジーだなと。

 

WALSHだってそれなりに成功体験を積んでるはずなんですよ。

70年代には様々な競技で使用され、なんでも作れる技術を持ち、

ラグビーやサッカーなど、イギリスらしいスポーツでも評価は高く、

ついに80年代には、WALSHを履いたオリンピック選手が現れたんですから。

 

スニーカーブランドって普通はここから一気に規模を拡大して、ビジネスとして大成功してもいいわけじゃないですか。

なぜそうしなかったのか?その理由は全く分かりません。

創業者のノーマンウォルシュは、本物の職人だったのかもしれませんね。

 

でもそのおかげで、今や貴重なイギリス製スニーカーブランドとなりました。生ける化石・シーラカンス的な。

 

話は変わりますが、最近のヴィンテージスニーカーの値段ってヤバくないですか?

フランス製スタンスミスとは言わないまでも、西ドイツ製のプーマとかユーゴスラビア製アディダスとか、

僕がコロナ前に買い付け行った時は、ユーズドはなるべく1万円台、デッドで2万円台で買えるようにしてたのですが、

今じゃそんな価格で出すのなんてモームリです。

 

でもWALSHは、あの時代(80年代)のスニーカー作りを今も続けてて、それなら色もサイズも選べるこっちがいいじゃんって思ったんです。

木型も細くて甲が薄い当時の形。ヨーロッパらしい形ですね。

日本人の足に全く合わない木型。でもこれがカッコいいんだよな。

なのでサイズ選びは、だいたいワンサイズアップ(ハーフサイズ無し)になります。

 

そんなWALSHのスニーカーをご紹介してまいります。

まずは定番のコチラから。

人呼んで「じゃない方」!笑

何がじゃない方かってもちろん、NBじゃない方です!!!

超メジャーの正反対、どマイナーなウォルシュの定番スニーカー。

モデル名は「TORNADO(トルネード)」という、モデル名まで絶妙にダサさが漂ってて最高!

一応、1983年のロンドンマラソンにて上位入賞者の足元を支えた本格的ランニングモデルという実績はありますよ!

ユニオンジャックのピスネームがちょっと嬉しいWALSH。

いつの時代だよと突っ込まざるを得ないワッフルパターン。WALSHオリジナルソールでございます。

 

次です。

こちらはENSIGN(エンサイン)というモデル。

たまたまですけど、カッコイイカラーリングが多かったです。

モノトーンで構成されつつ、ナイロンやスウェードなどの異素材使いが見事。

ヒールのエナメルにやられました!

 

もう一つのENSIGNは、エヴァ初号機を思い出させてくれます。

ていうか、実際にWALSHとエヴァンゲリオンはコラボしてるんですけどね!!!

よかったらWALSH エヴァで検索してみてください。

それはそうと、個人的にはこの「Dリング」がツボ。

ナイキやアディダス、ブルックスでも昔は使ってたあのパーツを、今も使えるなんて。

だからDIARIES別注では、このDリングを使って作ろうとしてたんです。あのモデルをイギリス製でね。

 

最後はコチラ。

これがWALSHの代表作「PB」というモデル。

このスニーカーで初めて知ったスポーツがありまして、それが「フェルランニング」というもの。

1400年代から行われていたスポーツで、丘陵地を走る競技なのですが、つまり現代のトレイルランニングの原型とも言われています。

なので本格的なモデルは、このようにスパイク状のソールが付いてます。

こんなの駅やタイルの上などはもってのほかですね。

同じく本格的なバージョンでは、さすがに木型も変わります。

つまづかないように、つま先が上がっているのが分かりますね。

にしても、見たことも聞いたこともないフェルランニング用シューズが代表作だなんて。

マジでイカレたブランドだと思います!!!!!良い意味で!

 

ちなみにこのフェルランニング用シューズは、あの有名な登山家クリス・ボニントンも愛用していたそうです!

これはクリスボニントンからノーマンウォルシュへ宛てられた手紙?FAX?

内容は、山へアタックする前のトレーニングやキャンプで、PBはクルーの足元を支えてくれたよ!感謝してる!ということが書いてあります。

この時登った山は、中国のコングール山。

聞き覚えの無いコングール山ですが、あの封神演義の崑崙山脈だったんですね!

そしてクリスボニントンといえば、私は過去にこんなヴィンテージを買い付けたことがありました。

以前マイサイズを見つけたのに買い逃してしまい、一生後悔するであろうベルスタッフがクリスボニントンとコラボしたマウンテンパーカ。

このジャケットとWALSHのPBを合わせたら最高なんだけどな・・・

ホントやりたいコーディネートがまだまだ沢山あるんだけど、このジャケットもスニーカーも気づいた頃には手に入らなくなっちゃうんだよね。

 

 

最後に、この3日間で良い感じのサイズが売れてしまったので、さらにメーカーの倉庫を調べてもらって、追加で数十足送ってもらいます!

明日の14時までには到着致しますので、是非ともご来店下さい(小さいサイズがメインですので、特に女性の方にお勧め)

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。