ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「男はつらいよの日」だそうです。
お食事中の方には申し訳ない。
今朝未明、夢の中でウ〇コをもらし、ヤバイと思って起きるとパンツには黒いコ〇ンが付いていた、
という夢を見た。
つまり、今このブログを書いている現実では漏らしてなかったということだ。
よかった。
夢の中で夢を見る。それはどこまでいっても夢でしかない。
しかし裏の裏は表と考えると、現実にならないことを祈るばかりだ。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】New England Shirt Company(ニューイングランドシャツカンパニー)
【アイテム】Shirts
【価格】¥17,064-(税込)
【コメント】
後日ご紹介と書きましたが、早速ブログを見てくれてたくさんの方に土日いらっしゃっていただきました!
というか、ほとんどのお客様が2着目3着目の方でしたが、それだけこのシャツが良い証拠かな~と思います。
おかげさまで早くも完売するサイズが出てきました。
ですがまだまだ在庫はございますので、より多くの方にこのシャツを知って欲しいので、早速ご紹介させていただきます!
それでは、もう何度も説明しているのでお分かりかもしれませんが、
もう本当に最後の最後。もう2度とご紹介することができないので、ニューイングランドシャツの最後のブランド紹介をします。
改めてご覧ください。
ニューイングランドシャツカンパニーは、1933年に創業。
以来、メンズとレディースのドレスシャツやスポーツシャツを作り続け、特にアメリカでは最も古いレディスウェアメーカーとなります。
同社は創業当初から、アメリカの重要文化財の1つとなるマサチューセッツ州フォールリバー市オールデンストリートにあるフリントミルズの工場を使用していました。
この辺りは1872年から開発が始まり、アメリカ最大の綿貿易センターへと成長します。
街を流れるケケチャン川沿いには数百もの紡績工場が立ち並び、そのほとんどが水力で機械を動かしていました。
それから約200年が経った現在、安く作られる海外製品との競争により生産現場は疲弊し、閉業する工場が後を絶ちません。
ニューイングランドシャツカンパニーは、川のほとりに時の流れとともに忘れ去られた産業の影を背負い、古き良き時代のシャツ作りを80年以上に渡り続けてきました。
今日、私たちの職人たちは伝統的な工法と技術を駆使して、何世代にも渡って確率されたアメリカの伝統を継承し、
人の手から生み出される真っ直ぐで時を超えた服を作り続けています。
しかし2017年の夏に倒産。もう二度と手に入らない貴重なシャツです。
というブランドなわけですが、実は4,5年前から知ってはいました。
その頃から本格的に日本上陸するところでしたが、ウチの店ではインディヴィジュアライズドシャツもあるし、
ギットマンブラザーズの取り扱いを交渉中でもあり、小さく狭いウチのような店では、
これ以上MADE IN USAで括られるシャツを増やすのは困難だったんです。
それでもいつかはやりたいなと思ってて、いつも頭の片隅にあったブランド。
だったのですが、まさかの1年前に廃業との知らせ・・・・・
私も思わず絶句。
これまでも取り扱いたいのに取り扱えなくなってしまったアイテムはたくさん見てきました。
一度でもdiariesに陳列させてることができればまだ諦めはつきますが、迷っている間に無くなるって・・・・
本当に自分自身の不甲斐なさと優柔不断さを恨みました。
しかしたった1つだけ、取り扱う方法が残っていました。
先ほども「本格的に日本上陸するところだった」と書きましたが、どれくらい本格的だったかというと?
このように、日本向けのブックレットまで用意するほど!?!?!?
YouTubeにも、ニューイングランドシャツの自社アカウントで動画を持っていました。
さらにはリオオリンピックに関するこんな動画まで!?
なんと!?2年前のリオオリンピックで、アメリカ代表選手団が閉会式で着るシャツをラルフローレンから頼まれて縫製していたほど!!!!!
なのに・・・
それほどのメーカーでも倒産してしまうのが現実なんだよなぁ。
工場の動画だって、なんだかもう泣けてくるよ。
アメリカ製のシャツメーカーが1つ消えたっていうノスタルジックな気持ちではなく、
どう見ても熟練してるおじちゃんおばちゃんの技術は?彼ら彼女たちの職はどうなったのか???とかね。
コーンミルズのホワイトオーク工場が無くなってしまったことを思い出します。
もう時代の流れでどうしようもないんだけどね。
ちょっと話が逸れちゃいましたが、diariesで取り扱える唯一の方法とは、「在庫を全部買い取ること」でした。
だってもう倒産しちゃったんだし広める必要もなくなってしまったからね。
でも、日本向けに用意されたシャツは出来上がってしまっていた。
つまりデッドストック。
それをちまちま引き抜くことは、当然メーカーがもう無いのだから無理で。0か100かしか道はありませんでした。(100着どころじゃないけどね!www)
普通に考えたら、とてもウチの店だけで負える量ではないんですけど、このシャツだけはどうしても自分の手で売りたかった。
1週間悩んだけど、このシャツをdiariesに並べたい!そして商品の説明をしたい!、その気持ちが数字を勝ってしまい、全部買い取ることにいたしました。
ちょっと社運がかかっちゃいましたね・・・
ホント自分でもどうかしてると思います。
利益を考えたら、取り扱いブランドで人気のあるテンダーやユッタニューマンやファーストパターンに重きを置けばいいんです。
しかし我が強い私は、珍しい物をセレクトして「すごいですね~」ってお客様に言われて承認欲求を満たしているただのブタなので、
こういう行動に走っちゃうんだと思います。ダメだって分かってるんだけどな~!!!
ここまでが前置き!長くてすいません!でも無駄に長いのがこのブログですから!!!
それでは詳しく見ていきましょう。
まずはストライプから!!!
ブルーとピンクのストライプに見えますが?
ピンクではなく赤のストライプなんです。
でもオックスフォード生地なので赤と白の糸が混ざって、遠くからみるとピンクに見えるってだけ。
またこちらのストライプは、通常オックスフォードストライプと呼ばれますが、
ニューイングランドシャツのオックスフォードストライプには別の名前が付いてます。
University Stripe
University=大学のことですね。
大学生?大学の制服?のイメージ???
つまりこれ以上ないプレッピースタイルなシャツってことになりますね!
さすがラルフローレンのMADE IN USAのシャツを作ってただけあります!!!
間違いなくネイビーのブレザーには合うのですが、より大学生らしく?ってことでこんなスタイリングはいかがでしょうか?
スウェットパーカのインナーで。ラフなだけでなく、ちょっと知的な感じがしません?
またいつものdiariesらしいスタイリングだとこうなります。
永遠のスタンダード。
でもブランドは無くなっちゃうからファッションて儚いよね。
次はコチラ!
Tartan Plaid
Tartanはタータンチェックのタータンてのは分かる。
そして実はPlaidというのは、チェックという意味。
Tartan Plaidと言っても、結局はタータンチェックなんです。
じゃあなんでわざわざPlaidっていうのかというと、チェックの中でもPlaidはスコットランド発祥のタータンチェックのことを指します。
なので、ニューイングランドシャツという正統派のアメリカントラッドシャツでありながら、
こちらはイギリスっぽいチェックシャツというわけ。
だからこんなスタイルがいいかも。
Yarmoのセットアップに、Quilp by Tricker’sの靴にPOKITのバッグとイギリス尽くし。
次です。
なんと!?まさかのクレイジーパターン!!!!!
さらにクレリック!!!!!!!
今までボタンダウンしかなかったのに、クレリックでさらにラウンドカラーという!?!?!?
使っている色数は抑え目で派手過ぎず、絶妙な配色ではないでしょうか?
これはレアでしょ~~~~~!
個人的には一番欲しかった色だったのですが、なんとLサイズは作られてなかったんです・・・・・泣
あ~あ
サイズが合う方(SとM)はうらやましいですよ。
さらにこのクレイジーパターンだけ前立て裏についているピスネームのデザインが異なっていて、
Single Needle Tailoringの文字が。
1本張りで縫製されたテーラーシャツですよってこと。
YouTubeの動画を見ても分かる通り、おじちゃんおばちゃん達が長年勤めてきて培われてきたテーラーシャツなんです。
誇りなんですよ。
それがね、もう二度と、二度と作られることはないんです。
でも幸運にも、ギリギリそれに触れることができた。もちろん今だけ。さらにはdiariesでだけ。
diariesの社運をかけて買い占めたニューイングランドシャツ。
でもやっぱり僕は運が無いので、在庫が多すぎてヒーコラヒーコラ言ってます。
結局今年はフジロックにも行けず、夏休みすら取ることができませんでした。
でも後悔はしてないかな。
最後のニューイングランドシャツを、自分の手で大切に売ることができるんだから。
まだまだ在庫はたくさんあるので、9月中旬の連休まではこのままで開催していると思います。
でもできればお早めに。
ニューイングランドシャツという素晴らしいシャツメーカーがあったということを、記憶の片隅に刻んでください。
それではまた。お店で会いましょう。