※2/10(水)は、休店日とさせていただきます。
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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「日本語検定の日」だそうです。
こう見えてもね、できるだけ分かりやすい日本語を選んでブログ書いてるつもりです。
今どき動画が主流なので、文字がメインのウチの店のようなブログは、
読んでいただけるだけで、非常に有難いことだと思いますからね。
でもね、ぶっちゃけ言うと、動画より文字を読んでもらってるお客様の方が、
商品の理解度が深い気がするんです。
この文をそのまま受け取っちゃうと、「テレビばっかり見てるとバカになるよ」
みたいなものと捉えられ兼ねませんが、違います。
テレビばっかり見てた俺らだって、馬鹿も利口もいるでしょ。
要は、「わざわざ文字まで読んでくれて、DIARIESの商品を理解しようとしてくれている」から、
当店の商品をよく理解していただけると思うんです。
ですので、そういった方々に敬意を込めて、これからもブログを頑張りたいと思います!!!
本当にいつもご覧いただき、ありがとうございます!!!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Fileuse d’Arvor(フィルーズダルボー)
【アイテム】Pull Strati
【価格】¥20,350-(税込)
【コメント】
あれっ?今頃セーター?えっ!?フィルーズダルボー???と、
DIARIESのブログをいつもご覧いただいている方なら、思われるかもしれません。
説明すると長くなるので、まずは要点をかいつまんで話すと、
フィルーズダルボーは経営不振により買収されたのですが、
本日ご紹介するセーターは、買収される前に作られたアイテムです。
言うなればフィルーズダルボーのデッドストックですね!
そしてデッドストックともなれば、シーズンに関係はありません。
あったその時に手に入れないといけないので。
ですので、このタイミングでのご紹介になります。
それでは、フィルーズダルボーも今後紹介することはそうそう無いと思うので、
こんなブランドもあったんだなぁ~て感じで読んでください。
Fileuse d’Arvor(フィルーズダルボー)は、1927年にフランス北西部ブルターニュ地方の大西洋を望む港町
Quimper(カンペール)にて、Pierre BrestとMarie Brestにより設立されました。
およそ一世紀に渡り、Fileuse d’Arvor社は地元に根付いた経営を続け、今でもMade in Franceにこだわり続けています。
創業当初より幅広くマリンウェアを展開しており、中でもボートネックのマリンセーター「マリニエール(=バスクシャツ)」は、
同ブランドを象徴するアイテムです。
Cut&Sawn(丸編み)のバスクシャツは本場フランスでも様々なメーカーで展開されていますが、
「バスクシャツ」の名称は、その発祥の地であるスペイン・バスク地方手編みニットセーターが元となっている説があります。
そしてFileuse d’Arvorのコットンマリニエールは、ニットの手法を用い作られており、
よりオリジナルのバスクシャツに近いアイテムと言えるでしょう。
またマリニエールという名称は、フランスではブルトンシャツ(=ブルターニュ地方のマリンシャツ)と呼ばれることも多く、
ブルターニュ地区最古のマリニエールサプライヤーであるFileuse d’Arvorは、
フレンチマリンウェアのルーツを語る上で最重要ブランドの一つと言えます。
上質なコットンをたっぷりと使用し、丁寧に編み上げられたFileuse d’Arvorのマリニエールは、
丸編み機では再現できないニット特有の質感と優しい肌触りと耐久性を備えています。
中でも、Fileuse d’Arvorの製品の特長である、伸び止めと補強のために2重に縫製されたショルダーは
同社のオリジナルとして商標登録されており、他のメーカーではマネができない普遍的な縫製仕様となっています。
海外に生産拠点を移すブランドが多い中、実直にMade in Franceを守り続け、
フランス海軍のオフィシャルサプライヤーとしても活躍していた実績などもある
歴史と確かな技術に裏付けされたフレンチマリンワークブランドです。
裾口に付くワッペンは、海軍のユニフォームを支給していたフランス海軍の空母、
JEANNE D’ARC(ジャンヌダルク)号の旗章であり、オフィシャルサプライヤーとして正式に使用を受諾されています。
とう歴史があり、バスクシャツやボーダーカットソーといえば?の、
SJ社やL社やO社などを選びたくない、天邪鬼な方たちのためのメーカーだと思います!w
しかしやはり王道を外すというのはやはりマイノリティ。。。
なので、経営不振で身売りされてしまったんですね~~~(悲)
というわけで、まだリアルなフィールズだった頃のアイテムをご覧ください。
初めて見た時の衝撃といったらありません!襟付きセーター!?!?!?
フィルーズダルボー自体が、誠実で地に足のついた服作りをするイメージがあるだけに、
このニットを見た時は、「マジメすぎてバカになったんじゃないの?」と思わずにいられませんでした!
お店としては、「ありそうでなかった襟付きのセーターですよ(ニッコリ)」と説明するところですが、
私的には「こんなのありえないでしょ!?」と困惑を隠せません!!!
どうしたお前?ニットポロに成りきれなかったのか???と同情すら湧いてくるようです!
クルーネックに襟が付いただけ。
実はこの形、とてもクラシックなディテールだったんです。
こちらの写真をご覧ください。
とあるクリケットチームの集合写真なのですが、約半数の方がこの襟付きニットを着ています!!!!!
こちらは1920年代に撮られたもの。約100年前の写真です。
まだスポーツウェアがウール100%だったころの話。
なんでもこの襟付きニットで、クリケット意外にもテニスやゴルフなどにも着用されていたそうです。
共通するのは紳士的なスポーツということ。
ですので、イギリスやフランスで昔からあった形なんでしょうね。
という話を聞くと、急に「あ、これいいじゃん!」って思っちゃいますね!www
シルエットもスポーツウェアというルーツを持つので、動きやすくスッキリしてます。
そしてフィルーズらしいディテールも残しつつ。
そしてこの襟をまじまじと見てると、どうにもやりたくなっちゃう!
ネクタイを!!!
これがアリかナシかはよく分かりません!www
でもやってる本人は楽しいからOKでしょ!
100年前のスポーツウェアのデザインをどう着こなすか。
そのコーディネートを考えるプロセスにこそ価値があるんです!
それではまた。お店で会いましょう。