diaries blog | OLD TOWN 私物その6 | Marshalsea Stripe Denim

※6/26(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※今後のイベント日程は以下。

7月中旬(7/18~7/23でほぼ決まり)に1ST PAT-RN(2026年3月納品予定)のオーダー会

8月中旬にLOUNGE ACT(2026年春夏&秋冬分)のオーダー会

12月にアンティークウォッチフェア

※つくばロックフェスのチケット販売中!(おとぼけビ~バ~来るのヤバいよ)

早くも今年最後のOLD TOWNオーダー会の開催が決定しました。

OLD TOWNのインスタ、ご覧いただいてたりしますでしょうか?

前回のオーダー分は、ちゃんと間違いなく届いていますし、淡々と服作りは行っているようですが、

突然自分たちが持っている生地を販売したりするなど、活動終了を連想させる動きも見られます。

僕にとっても毎回の投稿が気が気じゃなくて、心臓に悪いのであまり見ないようにしています。笑

OLD TOWNのHPの方でも、トップページには商品ページは無く、2024年までに個人オーダーは終了してしまったとの表記が。

過去の活動を記録したGallaries(Click!)を眺めていると、

もうこの時間は戻らないんだなと泣きそうになります。(イタグレも出て来たりするし!)

そのGallariesの最初の動画の中で気づいたことがあります。

1992年にイングランド北東部に居を構え、活動を開始したOLD TOWNですが、

Holtという町にショップ兼アトリエを構えた時、そのお店のショーウィンドウには以下の3つのワードが描かれていました。

Practical(実用的)・Plain(簡素)・Playful(遊び心)

彼らの哲学なんでしょう。OLD TOWNの3Pってところですね。

これは奇しくもモダンブリテンの立役者・テレンスコンランの哲学、

Plain・Simple・Useful(無駄なくシンプルで機能的)にも通じるものがあり、

OLD TOWNもまた、ファッションを通して確立したModern British Clothesの極みとも言えると思います。

彼らが作る服は日常に溶け込み、共に暮らすことでその服の良さに気づき、また生活の満足感をもたらします。

決して特別ではない日常の服。

しかし、OLD TOWNの哲学「Practical・Plain・Playful」を貫き通した結果、

誰も真似することができない孤高の存在になってしまったのです。

OLD TOWNとともに暮らす日常を、少しでも多くの方と過ごせて行けたらと思います。


OLD TOWN order exhibition

6月21日(土)~6月29日(日)12:00~18:30

※オーダー後のキャンセルは不可。デポジットとして、1着につき1万円頂戴致します。商品到着時に残金をお支払いいただきます。

※生地の調達が難しい場合、予告なく生産キャンセルされることがございます。その場合は返金致します。


 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「自動車教習所の日」だそうです。

連日のOLD TOWN紹介ばかりで、興味の無い方には申し訳ございません。

あと数日で終了するので、もうしばしお付き合いくださいませ。

 

というわけで、OLD TOWNの私物(ジャケットのみ)の紹介も本日がラスト。

あらゆる形・素材で実際に着ている物を並べておりますが、お役に立てて光栄でございます。

そして最後にご紹介するのは、今年の正月にオーダーして5月に届いた一番新しいやつです。

こちらはMarshalsea(マーシャルシー)というモデル。

Marshalseaもロンドンの地名なのですが、最初にご紹介したBorough Marketから歩いて5分の場所。

この辺りに住んでたのでしょうか?

 

それはさておき、Marshalseaは細身で着丈がやや長いシルエット、そして4つボタンというのが最大の特徴です。

この細身で4つボタンのイギリスのジャケットとなると、モッズぽい?と思う方も多いと思います。

 

でも個人的には、背中のパターンを見るともう一歩踏み込んでみたいのです。

この脇の下からカーブを描きつつ裾におりていく縫製。

フロックコートに見られるようなクラシックなデザインだと思いませんか?

これに着丈長め&Vゾーン狭めと組み合わさったら、「エドワーディアン」と解釈することもできると思うんです。

 

エドワーディアンというのは、1900年代初頭のイギリス国王・エドワード7世のこと。

現代ファッションの礎となった一人でもありますが、その人のスタイルをエドワーディアンと呼びます。

 

で、エドワーディアンを踏まえて、今度はテッズの話に移ります。

テッズというのは、1950年代のロンドンで、ロックやR&Bを聴きながらテディボーイファッションに身を包んでたむろする若者たちのこと。

ロンドンから生まれた、戦後最初のストリートファッションを言えますね。

そのテッズ達が着ていたのが、エドワーディアンジャケットなんです。(ちなみにパンツはスキニー、靴はクリーパー←ラバーソールのことね)

 

というわけで、こう考えるとMarshalseaはとてもロックなジャケットとして気に入っており、

今季Marshalseaを手に入れた今、実はイギリス製のクリーパーを探しているのです!!!笑

クリーパー(ラバーソール)をセレクトするかどうかは分かりませんけどね。もうこれ以上在庫を抱えたくないので!苦笑

 

ちょっと話は逸れてしまいましたが、そんなMarshalseaはストライプデニムという、いわゆるヒッコリー生地でオーダーしました。

この生地にしたのも、僕がこの生地が良いという意思は殆どなくて、

まずはOLD TOWNのウイリアムさんが着ていた姿がカッコよかったことが一つ。

もう一つは、先ほどのロックの流れから、当店のお客様で最もロックな方?がMarshalseaのストライプデニムを着ているから。

リスペクトを込めて、私も彼らあやかりたいと願いつつね。

実にプロらしくないオーダーですが、振り回されたことで見える新しい景色のなんて面白いことやら!

 

自分のこだわりを貫いても良い。時には他人任せでノリで決めても良い。

どうやってもカッコいいOLD TOWNのオーダー会へ、是非ともお越しください。

 

 

 

それではまた、お店で会いましょう。