diaries blog | GUY COTTEN (ギコテン) | Sweat Kodiak

※10/22(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。






ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「TOEICの日」だそうです。

もうダメ・・・海外行けないし、英語も勉強する気おきないわ。

ていうか、実は久々に自分の中で格闘技ブームが来てるだけだったりして。

YouTubeで総合格闘技の試合ばっかり見てます!

全然ファッション動画のおススメ来ないんですけど!?





じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】GUY COTTEN (ギコテン)

【アイテム】Sweat Kodiak

【価格】¥19,800-(税込)

【コメント】

おなじみ魏虎貂(ぎ・こてん)から、これまたハンパないアイテムが届いてます!

箱を開けた瞬間、またやっちまったかという後悔の念しか浮かびません!www

どう考えても未来の不良在庫。まるで売れる気がしない。

分かってるよ!分かってんだけど、止められないんです!!!

なぜこんな服をセレクトしたかって?

そこに服があるからだとしか言いようがありませんね。

共に登ろう、セレクトのエベレスト???

面白服中毒でございます。



今季も結局攻めちゃいました。ネタ服タクサンアリマス・・・



それでは久々のブランド紹介となるので、まずは説明から。


GUY COTTENはフランス・ブルターニュ西部にある城壁に囲まれた要塞都市、

CONCARNEAUにて1964年に創業しました。

コンカルノーはフランスでも屈指の水揚げ量を誇る港町です。

漁業の盛んなこの町で漁師たちが当時着用していたセイリングジャケットは、

壊れやすいうえに非常に重く、激しい作業を伴う彼らの労働において常に悩みの種となっていました。

そんな中、創業者であるGUY COTTENは、より軽量で丈夫な

YELLOW OILSKINと呼ばれるPVCコーティングのセイリングジャケットを作り上げます。

その軽量さゆえに、ダメージの多い肘や膝の部分を2重、3重に補強することもでき、

結果として今までにあったどのセイリングジャケットよりも

3倍以上長持ちする商品を作り上げる事に成功しました。

彼はそうして開発したセイリングジャケットを様々な港を巡りながら販売していきます。

ある日、ROSBRASセーリングセンター(ヨットスクール)の創業者である

YVON HERMERYより一つの相談を投げかけられます。

当時ヨットスクールで使われていた制服はメルトンのPコートやコットンのスモックばかりであり、

実際にヨットを操舵するには全く実用的なものではありませんでした。

ヨットスクールに通う子供たちのために、軽くて丈夫な完全防水のセイリングジャケットは作れないだろうか…。

数日後GUY COTTENはダブルフラップのジップアップジャケットを持ちセンターを訪れました。

名作ROSBRAS JACKETの誕生の瞬間です。

フランス中部Ardecheで作られたポリエステルの生地をPVCでコーティングを施したYELLOW OILSKINを用い、

高周波により全てのシームを溶接し水の侵入を防ぐと言う画期的な手法が用いられており、

さらにはジッパーをベルクロを用いた見返しでカバーすることでより防水性を高めたそのモデルは、

ベルクロを服飾製品に世界で初めて使用した画期的なモデルとなりました。

商品は瞬く間に船乗りたちの間でも評判となり、当初10人で始めた工場も急速に拡大していきます。

このROSBRAS JACKETは45年以上もモデルチェンジを行わずに現存し、

ブランドの顔としてロングセラーを続けています。

現在ではスタッフは300人以上にもなり、素材のバリエーションも増え、

ジャケットのみならず、グローブ、ブーツ、バッグなど多岐にわたるアイテムを展開しています。

またフランス国内に3000店、イギリス、アメリカ、スペイン等に2000店の専門店販売網を持つ、

世界的にも最大手のセイリングジャケットメーカーとなりました。


というブランドです。

例によって俺の好きなウンチク満載のメーカーなわけです!!!

その名もギコテン。

フランスの漁師も着ていると書いたのは本当です。

買い付け先でTVを点けてたら、たまたま漁の番組をやってて、そこの船の船員が

全員このギコテンを着ていたのを見たので、これは間違いないなと。



そして今季は、いつもの防水カッパをお休みして、フリースパーカをセレクト。

やっぱりね、冬の海はたいそう寒うございますからね、フリースでスッポリと包まれたいわけですよ。

それなのに・・・・・


まさかの袖と前ポケットがPVCコーティングされている生地に切り替わってます!

これがなぜかカッコよく見えてしまって・・・・・

個人的には、2000年前後にあったLCFPというブランドを彷彿とさせました。

妙にツボったんですよ。

釣り用にお腹と腕が濡れないようになってるんですけど、

遊んだりするときも結構良いんじゃないの?って思ってます。



そしてやはり防水性という部分では異常なこだわりがあって、

カフはウェットスーツと同じ素材のネオプレンを使ってたりします。

どうやっても水が入って来ません。

なぜこの部分だけ防水にしたか?

正確には分かりませんが、体をPVCで包むと蒸れるので、

最も濡れやすい(または汚れやすい)部分だけを、PVCで覆ったんだと思います。

防水性・保温性・機能性を高めるために生まれただけのパーカですが、

個人的にはとてもカッコよく見えてしまうんです。

決して美しくはありません。だから機能美とは言えない。

機能美ではない、洗練されてない面白い服。

そういうのが好きなんだよなぁ~~~





それではまた。お店で会いましょう。