diaries blog | TORY LEATHER(トリーレザー)| Spur Buckle Belt

※4/23(水)・4/24(木)・5/1(木)・5/7(水)・5/8(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※OLD TOWN(2025SS)オーダー分の入荷は、5月下旬~6月初旬になりそうです。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「民放の日」だそうです。

というわけでWALSHのイベントは最終日まで忙しくさせていただき、DIARIESなりに少しでも多くの方にWALSHというブランドをお伝え出来たかと思います。

まずはご来店いただいたお客様に、心からお礼を申し上げます。

そして今回、このイベントはこの方の尽力がなければ実現できないものでした。

WALSHの代理店であるカメイ・プロアクトの大竹くん。

思い起こせば、彼のお母様が15年前にDIARIESを見つけてくれたのがきっかけ。

お母様の大竹さんの方は、僕にとっては伝説の人物の一人。

それにはこんなエピソードがあります。

 

僕がDIARIESを2009年にオープンし、3年くらいはまとまった休みが取れずにいました。

しかしフジロック好きの僕は、毎年病気のようにブログに「フジロック行きたい」と書いてたんです。

するとある日、出勤するとお店のポストにフジロックのチケットが入っていました。

「行けなくなってしまったので、よろしければ使って下さい。」という手紙とともに、差出人は大竹さんという方からでした。

その頃、まだ大竹さんの顔と名前が一致しておらず、この神様のような人はいったい誰なんだ!?と僕の中で大騒ぎに。

その後フラッと来店され、「私が大竹です」と言われた時は、もうなんてロックな人なんだ!!!と感動したもんです。

 

その頃、大竹君の方はまだ都内で大学生。

実家に帰ってきた時にたまに一緒に来てくれていたのですが、ファッションよりもバスケに夢中だったそう。

そして就活を控えた大竹君は、改めて自分が何をしたいか考えたところ、アパレルに興味を持ってくれました。

これには私も、ちょいとばかし責任を感じざるを得ません。

 

だからといって情でセレクトはしませんよってのは、先日のブログでも書きました。

練りに練った上で、さあこれからという時に別注もぽしゃったけど、それもある意味DIARIESらしいかな。

それでも大竹君は諦めず、トランクショーの話をいただいて、お蔭でイベントは大成功の内に幕を閉じました。

 

僕が大竹君と出会って十数年、同じ舞台で仕事ができたことは、お店を長く続けていて本当に良かったと思える出来事の一つ。

 

ロックとファッションと、そして親子の縁が繋いだWALSH TRUNK SHOW

 

改めましてご来店いただいた皆様、大竹さん、大竹君、本当にありがとうございました!!!!!

また何か違った形で、ぶちかましましょう!!!!!!!!

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】TORY LEATHER(トリーレザー)

【アイテム】Spur Buckle Belt

【価格】¥14,300-

【コメント】

すっかりおなじみとなったHoof Pickに加えて、「女性をメインに」ご用意したベルトでございます。

なぜ女性のベルトを用意しようと思ったか?という話なのですが、

基本的にDIARIESで用意しているべるとは1.25インチ(約3.2㎝)がほとんどでしたが、

たまに女性のお客様から相談を受け、やっぱり1.25インチは太いよな~?と思いまして、

新しく1インチ(約2.5㎝)のものを用意することにしました。

ちょっと探しただけですが、女性向けのベルトってしっかりした革の物があまりない様子。

それならDIARIESで用意してしまえばいいじゃないと思ったのですが、あともう一つ理由がありました。

それはこのシンプルなバックのデザイン!

いつものHoof Pick Buckleだとちょっとゴツくなっちゃうのですが、(それはそれで使える時もある)

これならコーディネートを気にせずいつでも付けられるでしょ?ということで。

 

ちなみにこのデザインも「馬具」から来ています。

これまた馬具メーカーから始まったトリーレザーらしくていいでしょ?

 

ちなみにこの形は「スプール」というもの。

乗馬で馬を走らせる際、人間の足に付ける道具の形です。

ちなみにどこに付けるかというと、かかとに付けます。

なんと、かかとに付けて、馬の腹に突起で刺激を送るんだって。

ちなみに、西部劇とかでウエスタンブーツのかかとの後ろにギザギザの車輪みたいなのが付いているの分かります?

あれも同じような役割らしいです。

ちなみにこのスプールは、日本語で「拍車(はくしゃ)」というそう。

そうです、あの「拍車をかける」の拍車です。

また、現在JRAでは拍車の使用を禁止しているそうです。

車と書かれるように、丸い拍車もありますが、このトリーレザーのバックルで使用している形は、英国式の拍車だそうです。

 

なんだかDIARIESのブログ読んでると、物知りになれるね!

レザーはおなじみ、トリーレザーと同じペンシルバニア州にある「Wickett&Craig」という会社のブライドルレザーを使用。

このWickett&Craigは、1867年創業の老舗。未だにベジタブルタンニングを続けている老舗優良メーカーです。

「English Bridle Leather」という表記は、Wickett&Craigの登録商標。Wickett&Craigは、

アメリカ産アンガス牛を使用し、馬具として優れた耐久性と柔軟性を併せ持った革をなめしています。

またWickett&Craig社は、2015年にTanner of the yearを受賞しています。

ベルトの止め方は、このバックルの内側に出た突起を、ベルトの穴に入れるだけ。

だからバックル部分のボリュームがなくて、膨らまないというのも利点だと思います。

服を着た時にベルトのせいでお腹部分がポコって膨らむの、ちょっと嫌な時ありますもんね。

 

というわけで、さりげなくそしてつけやすく、さらに良い物と三拍子そろったお勧めのベルトでございます。

是非ともお試しください。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。