※4/3(木)・4/9(水)・4/10(木)・4/17(木)・4/23(水)・4/24(木)・5/1(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※OLD TOWN(2025SS)オーダー分の入荷は、5月下旬~6月初旬になりそうです。
※WALSH TRUNK SHOW開催(4/12~4/20)のお知らせです。
詳細は、下記リンクより過去のブログをご覧ください。
→diaries blog | WASH TRUNK SHOW開催のお知らせです。(Click!)
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「週刊誌の日」だそうです。
展示会シーズンが終盤に近付いており、やっとプライベートの時間が取れるようになってきたので、服以外の刺激を味わうのに必死です。
というわけで、ライブハウスの次は美術館へ。
すべりこみで行ってまいりました!水戸は近代美術館で開催されているキースへリング展!(4.6までなので、行った方が良いよ!)
着て行った服は、アメリカンポップアートの服なんてこれくらいしか持ってない、ピーターマックスのカーディガン。
キースへリングのイラストなんてあまりに身近にありすぎて、本来のその価値に気づかないと思うんですよ。
僕もその内の一人でしたが、以前テレビかなにかでドキュメンタリーを見て、ガラッと見方が変わったんです。
ポップな作品からは想像もつかないヘヴィーな生き様と、命を燃やし尽くす姿はロックスターのようにも見えます。
キースへリングの活動といえば、やはりここから始まります。治安の悪さでも有名なNYの地下鉄。
アートを身近に。今で言うSNSのバズりを人力でやっていたんですね。
これがまさにキースが描いた絵なのですが、黒い模造紙であることが分かるのと、段々人気が出てきて破って持ってかれるようになり、
その無造作に破ったことが分かる・間近で見れるというのは、携帯の画面では伝わらないリアリティ。
キースは死んでも作品は生き続けるというシンプルな言葉が脳裏をかすめ、ゾクッと身が震えます。
ライブもアートもグルメもファッションも、足を運んでなんぼですね!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Atmosphere Mountainworks(アトモスフィア・マウンテンワークス)
【アイテム】Buffalo Bucket Bag
【価格】¥16,500‐
【コメント】
連日のファーストパターンゴリ押しが続き、ちょっとみなさんお疲れかと思いまして、本日は気が抜けるアイテムをご紹介致します。
DIARIESは十数年ぶりに取り扱うアメリカのブランド。未だにアメリカ製でいてくれることが、とても嬉しいのです。
がしかし、万が一人気ができて大きくできないというか、ずっとアンダーグラウンドをさまよい続ける宿命のブランドでもあるのです。
それでは紹介しましょう!
1995年、ワイオミング州ララミーで創業したアウトドアギアブランド。30年以上経った今も、自社の工房で作られています。
製品の特徴は、コストをかけずに手に入れた最高の素材を使用していること。
「エンドロール」と呼ばれる、大企業が使った分の残り(残反)を手に入れ、それらをランダムに使用しています。
そのため、常に製品はクレイジーパターンとなっています。
というブランドです。
アメリカのド田舎に工房を構え、コストを抑えて抑えて面白い物を作ろうぜ!という方針。
そのために彼らが採った方法は、エンドロール、日本語で言う所の「残反」ですね。
どこかの大手メーカーが使って余った分を安く買い取る。
そしてその時にある生地を良い感じに適当に使うので、結果的にクレイジーパターンになる。
2つと無いカラーリングのバッグが出来上がるというわけですが、それは結果としてそうなったというだけで、
目的なこれまた現代でいうところのサステナブルを、30年前からやってますよということなんです。
やっと時代が追い付いた感がありますね!!!おめでとう!
でもね、お店としてこのアトモスフィアマウンテンワークスを恒常的に取り扱うのは、ちょっと難しいんです。
それはなぜか?
上記の通り1つ1つ柄が違うのですが、お店としては「届くまで何色で納品されるか分からない!」のです!!!
展示会でオーダーする際、指定できるのはモデルだけ。色の指定は一切不可。〇〇っぽい色なんてのも無理。
もちろん届いた色が気に喰わないからって返品は不可。絶対買取。
セレクトショップなのにセレクトできないってことですからね。そりゃ~取り扱う店も限られますよね~!笑
というように、それなりの「覚悟」を持ってセレクトさせていただきました!ご覧くださいませ!
こちらは「散歩から旅行まで」というコンセプトで作られたバッグです。
このバッグをデザインしたきっかけは、旅行に行った時。
帰宅時、荷物の量が出発前の3倍になっていたことがあり、出先で容量が増やせる折りたたみバッグを考案したとのこと。
最初はバケツみたいな形のバッグなのですが、どのように容量を増やすのでしょう?
こうやります。
スポコーンッ!とバッグが伸びましたね!取っ手の無理矢理感が最高です!
さらにこちら、伸ばした状態ではダッフルバッグとしても使えるのです。
やばい、ムチャクチャやるわ。でもメチャクチャカッコいいと思っちゃう俺は変なのでしょうか???
言ってもこれを30年続けてるだけあって、どれもこれも配色がカッコいいんですよ。
「コイツら、作り慣れてやがる・・・」って思いますもん。
こんなショッキングピンクのストラップなんて、自分ではそうそうセレクトしませんけど、
なるほどこういう配色だったらアリなんだと、悔しいけど勉強させられました!
ダッフルバッグにした時の口は巾着状でシンプル。
今時カッコイイバックルなんていくらでもあるだろうに、こだわるのはデザインやファッション性ではなく、
コストを抑えて環境にも優しくしつつ面白い物を作っていこうぜアメリカで!という、創業から一貫してブレない姿勢に涙すら覚えます。
マジでコイツらかっこよすぎじゃね?
というわけで、アメリカンポップアートに繋げて、ポップなバッグを紹介してみました。
バケットバッグでお散歩に、ダッフルバッグにしてジムやキャンプなどに。
適当に使ってボロボロにしてもカッコいいバッグです。
それではまた。お店で会いましょう。